地球の磁場逆転の証拠となる地層が千葉県で見られる!という事で、小生も2度に渡ってブログに取り上げた。
正式決定はまだかなぁ?とそろそろ気になりかけていた矢先、反対派の団体が模式地に近接する地権者と賃借権を取り交わし、自由な立ち入りを禁止する手段に出たというニュースに接した。
何が起こっているのか?
順調に進めば、4度の審査で認定されるはずで、既に2回の審査にパス、過去に覆った事はないという予定調和案件である。
3度目の審査は、模式地へ研究の為の自由な立ち入りを保証する内容を出さねばならないが、ここを妨害しようと前述の賃借権設定がされた。表向きは、安全な見学路の確保をボランティアでやっているという名目である。
すでにコンクリートの階段を設置した現場写真が見える(上の見出し写真)。
国際学会の審査委員が来る時は、立ち入り禁止、これで認定要件から外れる。じつに見え透いて狡猾な手段。
市と申請団体の側は、みだりに現場が壊されるのを危惧し、近くまでの立ち入りを、認定されるまでは禁止してきた。そこを逆手にとった。
件の地権者も、調査の立ち入りに同意する態度であったが、反対派に説得されたのか翻意してしまったらしい。
3度目の申請は本年9月が期限ということで、過ぎれば再度の審査は無い・・・つまり「千葉ニアン」は夢と消える。
「学術的に模式地として不適なら仕方ない・・・他の理由で没になって欲しくない」と語る申請賛成派の方の声が切実に聞こえる。
賛成の団体、反対の団体、また地元住民の思いも一つでは無いだろう。詳細も不明なままで認定を期待する小生も無責任な門外漢である。
各々の団体名、リーダーなど敢えてつまびらかにしていないが、子供じみた争いなら仲直りして欲しいものである。
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