見出し画像

古今東西のアートのお話をしよう

“ABSTRACTION 抽象絵画の 覚醒と展開 ”アーティゾン美術館


アーティゾン美術館の“ABSTRACTION 抽象絵画の
覚醒と展開”を鑑賞

全264点の大規模企画



開催趣旨は、

『19世紀末から第一次大戦が勃発するまでの間、 フランスが平和と豊かさを享受することが出来たベル・エポックの時代。 芸術を生み出す活気と自由な雰囲気にも満ち溢れ、世紀初頭にはフォーヴィスム、 キュビスムなどの新しい美術が芽吹いて花咲き、やがて絵画表現の到達点のひとつとして抽象絵画の誕生を導きました。 その後抽象絵画は20世紀の美術表現を主導することになりました。 この展覧会は、 抽象絵画の発生の前後より、戦前はフラ ンス絵画を中心に興隆した動向、 戦後については1960年代までのフランスの熱い抽象、抽象表現主義、さらには日本の実験工房や具体など、 同時多発的に、 多様に展開し、 次代へとつながった抽象絵画のあゆみを展観します。』展覧会パンフレットより


展覧会の構成は、


1 抽象芸術の源泉


2 フォーヴィスムとキュビスム


3 オルフィスム、 未来派、 青騎士、バウハウス、デ・スティル、 アブストラクシオン=クレアシオン


4 日本における抽象絵画の萌芽と展開


5 熱い抽象と叙情的抽象


6 トランス・アトランティックピエール・マティスとその周辺


7 抽象表現主義


8 戦後日本の抽象絵画の展開 (1960年代まで)


9 具体美術協会


10 瀧口修造と実験工房


11 戦後抽象作家のその後

アルトゥング、スーラージュ、ザオ・ウーキー


12 現代の作家たち

リタ・アッカーマン、岡リグレアンヌ、裏正、津上みゆき、柴田敏雄、 高畠依子 横溝美由紀



アーティゾン美術館の6階、5階、4階をフルに使った“気合のこもった展覧会”でした。


あまりに展示作品が多く、撮影可能と撮影禁止が半々ぐらいかな…

撮影禁止作品は、ネット画像を借用しました


印象に残った作品のダイジェスト



やっぱりここから…


ポール・セザンヌ サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール
1904ー06年頃



フランティセック・クプカ 赤い背景のエチュード 1919年頃



アンドレ・ドラン 女の頭部 1905年頃



モーリス・ヴラマンク 運河船 1905ー06年



ジョアン・ミロ シウラナの教会 1917年



フランシス・ピカビア アニメーション 1914年



ウンベルト・ボッチョーロ 
空間における連続性の唯一の形態
1913年



ジョアン・ミロ 絵画 1952年



Section6
トランス・アトランティックーピエール・マティスとその周辺
デュビュッフェ、ミロなど



ジョアン・ミロ 夜の女と鳥
1944年


ジョージア・オキーフ 
オータム・リーフⅡ  1927年



菅井汲 赤い鬼 1954年



オノサト・トシノブ 朱の丸
1959年



草間彌生 無題(無限の網) 1962年頃



Section9
具体美術協会 Gutaiより



Section10
瀧口修造と実験工房より




マリア=エレナ・ヴィエラ・ダ・シルヴァ 入口、1961  1961年



ザオ・ウーキー 水に沈んだ都市 1954年




婁正綱(ろうせいこう) Untitled 2022年



津上みゆきコーナーより




最後を飾るのは、
“横溝美由紀” 注目の作家です


1968年 東京都生まれ
1994年 多摩美術大学美術学部彫刻科卒業

彼女の印象的な平面作品は、
『油彩を含ませた糸をカンヴァスの画面で弾くアクションを繰り返すことにより、画面に無数のラインを織り重ねるという手業を尽くして創造された空間表現である。』解説より








横溝美由紀コーナーより



図録を買えばよかったと後悔…
改めて買い求め整理したいᕙ⁠(⁠⇀⁠‸⁠↼⁠‶⁠)⁠ᕗ




空前絶後?!の展覧会

★★★★★

アーティゾン美術館の
新収蔵作品を中心に、
現代日本の作家は個展規模の展示

じっくり観るなら半日は
必要な質と量

強くお勧めします




ランキングに挑戦中
下のボタンを2つ、ポチッ、ポチッと押して頂けると嬉しいです

 にほんブログ村 美術ブログへ


名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等カテゴリー 」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事