四季折々 やぶさか真佐の吉野だより

世界遺産の地 吉野から怒れるおばちゃんの四季折々をお届けします。

明花ちゃんおめでとう

2009年07月04日 22時50分54秒 | Weblog
 今朝、新聞を開くと、でかでかと明花ちゃんの写真が載っていました。見ず知らずだけれど自分の孫のようでとてもうれしい。脳性麻痺だから、車いすだからと言う理由で中学校入学を拒否されていたけれど、奈良地裁の仮判決で「地元中学校入学の決定」が出されたところだったのです。

 設備は課題として残るものの、「学ぶ意欲」「学ばせたい両親の願い」が叶い、本当に良かった。副担任に訪問教諭が当たって下さるとのこと。特別支援学級の主旨は、養護学校解体論という危険な側面もあるものの、障がいを持っている人もいない人も当たり前に共生できる社会、助け合って共に生きる社会を目指すものです。

 中学校の先生方の負担を少しでも軽くするために、県や町の教育委員会は、ぜひ、援助を惜しまないで欲しい。経済危機対策の交付金が使えたらいいのだけれど・・。

 今日、吉野町の『差別をなくす町民集会』で途中からですが、人形劇団クラルテの『しろくまくんどこへ』を観ました。子どもたちと共に私も楽しみながら、困っているしろくま君たちを助けるために次々と動物たちが力を出し合う内容に明花ちゃんの事が重なり、中学校生活が充実したものであることを願わずにはいられませんでした。
 
 人形劇団クラルテは、世界で活躍する劇団で、私の大学時代にあこがれと尊敬の念で観ていた劇団です。吉野を第2の本拠地にと考えて下さっているとか。本物の文化に子どもたちが触れることができるのがうれしい。

 今日も桜井駅で高校生が刺されたニュースを聞いて、恐ろしい時代を実感しています。子どもの柔らかい感受性で、本物の良さや人間の助け合う生き方を吸収して欲しい。さっき、テレビで、赤ちゃんの時代に既に善悪の判断や助け合う味方は誰かを直感しているという実験を見たところです。子どもの時代にこそ、よいものを心豊かになるものを与えたい。さまざまなことを考えさせられた一日でした。

 写真は、『しろくまくんどこへ』の一場面。携帯のカメラが悪いのかな、写りが悪くてごめんなさい。


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