yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

Don't Think Twice It's All Right - Bob Dylan

2017年01月14日 | ボブ・ディラン
Don't Think Twice It's All Right - Bob Dylan


「ノーベル文学を楽しもう!」がまだまだ続いております。

今日は「くよくよするなよ」という邦題もつけられている
「Don't Think Twice,It's All Right」

タイトルからして落ち込む友人を励ます歌だと思いきやさにあらず。

愛情がなくなって別れを告げる相手に対する贈る言葉だったみたいだね。



***************

Don't Think Twice,It's All Right

キミは起きておく必要はないよ
なぜだか不思議だろうけど
今に至ってもまだわかってないからね
キミは起きとく必要はないってこと
どうせ何にも考えちゃいないんだから

   おんどりが朝の刻を告げるころ
   ボクが行ってしまうのを窓から見るだろう
   キミはその理由をあれこれ考えるかもしれない
   だけど、そんなに深く考える必要はない
   深い意味なんてないのさ




部屋の灯をともしておく必要はないよ
どうせボクには役には立たない
灯をともす必要はないんだ
どうせ道路は真っ暗闇のままなんだから

   キミが何かボクのためにしてくれることを
   たしかにボクは望んだけど
   どうせ気持ちは変わらないままだから
   もう話はたくさんなんだ
   あまり深くは考えなくていい
   そのまんまでいいんだ




わざわざボクの名前を呼ぶ必要はないさ
以前のようにすることはない
名前なんて呼ばないでくれ
キミの声はもう届かないんだから

   ボクは道を歩きながら考える
   愛した女性のこと、ボクがいかに子どもだったかなんてことを
   ボクは真心を彼女に送ったけど、
   彼女は魂を欲しがったのさ
   でももう考える必要はない
   終わったことなんだ




もうこれっきりさ
キミにどこに向かうかなんて伝えるつもりはないよ
さよならという言葉もいいね
では、ごきげんよう

   キミが不親切だったとは言わないよ
   でも、より良くしてくれたとも思わない
   ボクの大切な時間を無駄にしただけってことさ
   でも深くは考える必要はないよ
   終わったことなんだから



***************


ちょっとビックリする。

これまでのこの曲のイメージがガラッと変わるくらいの歌詞だよね。
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Bob Dylan ~ Like a Rolling Stone con subtítulos

2017年01月11日 | ボブ・ディラン
Bob Dylan ~ Like a Rolling Stone con subtítulos


祝ノーベル文学賞受賞!というわけで

今回も引き続き「和訳でノーベル文学を楽しもう!」という企画が続いております。

今回はあのローリングストーン誌の時代を変えたロック100曲の堂々第1位に選ばれた「ライクアローリングストーン」を取り上げてみた。

***************

「ライク・ア・ローリング・ストーン」

昔、君は大いに着飾ってたね
でもキミの最高な時期を何の価値もない取り巻きに費やしてしまった
周りのみんなはこう助言してたよね
「気をつけなお嬢さん、そのまんまじゃ地獄に向かってるぜ」と
君はからかわれているとしか受け取らなかったけどね

そう、君はいつだって笑い飛ばすのが常だった
たまり場でたむろってるみんなを見て
今の君はその時みたいな声は出ないみたいだね
誇り高くもないように見える
今夜の食事にあくせくしてるのを見てるとそう感じてしまうよ

      どんな気分だい?
      今はどんな気分?
      家がないってどういう感じ?
      みんなから見向きもされない
      まるで転がってく石ころのようだよ





名門学校に通ってた箱入り娘さん
実は自分自身が搾り取られてたっていうことにようやく気がついたみたいだね
世の中の渡り歩き方なんて誰も教えちゃくれないさ
いま、君自身が経験しなくちゃいけないってことに気がついたわけだね

わけのわからない浮浪者とは取引したくはないだろうが
今さらじたばたしてても始まらない
彼には言い訳なんて通用しないよ
空虚な彼の瞳を見つめてさあ言うんだ
「私と取引しない?」って

      どんな気分だい?
      いったいどんな気分?
      帰るべき家もないんだろ?
      みんなから見向きもされず
      まるで転がり落ちる石ころみたいなのは





曲芸師や道化師たちがやってきてトリックをして見せているとき
彼らのしかめっ面を見ても何にも気づかなかっただろ
他の連中がキミに気づかせようとしても
それが良いことかどうかすら考えもしなかったろ

君はいつだって
シャムネコを肩にのせて
おしゃべりのうまい奴の運転するバイクの尻馬に乗ったまま
その彼が君から根こそぎ盗んでそして今どこにいるのか
君がわかるのはそんなに難しいことじゃない

     *どんな気分?
      いったいどんな気分?
      君が君自身であるということはどんな気分?
      帰るべき場所もなく
      見向きもされず
      まるで転がり落ちる石ころみたいだよ*





教会の尖塔に閉じ込められたお姫様とその取り巻きたち
彼らは飲み交わしいろいろ考えた挙句大切なものを交換し合った
でも君のダイヤの指輪は質にでも入れた方がいいね

君はいつだって笑ってた
ボロをまとってたり変な言葉遣いのナポレオンのことを
でも彼が呼んでるよ
彼のところに行かなくちゃ
呼ばれたら拒否なんてできないんだから
何も持ってないときは失うこともない
君自身の姿もないんだから隠さなくちゃいけない秘密もないんだよ

     *~*くりかえし



***************

ふう~、たしかに訳しづらいね。

さすが文学賞を取るだけのことはある。
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It Ain't Me Babe - Bob Dylan (5/4/65) Bootleg

2017年01月06日 | ボブ・ディラン
It Ain't Me Babe - Bob Dylan (5/4/65) Bootleg



ノーベル文学賞受賞記念にこのところボブディランを訳してる。

ここら辺の曲はノーベル賞の対象じゃないかもしれないけど

まあ、曲が好きだからね。

好きな曲を選んで自分なりに日本語訳してます。

***************


It Ain't Me Babe

ボクの窓辺から行ってしまえばいい
慌てて選んだ人間からキミは離れるべきなんだ
ボクはキミが欲してる人間じゃない
必要としてる人間じゃなかったってこと
キミは誰かを探してるって言ってたよね
強くて弱みなんか一つもない
キミをいつだって守ってくれるような人を
キミが間違ってようが正しかろうが
常にドアを開けてくれる人を
 でも、それはボクじゃない
 いやいや、ボクじゃあないんだよ
 キミが探してた人間はボクじゃなかったってことなんだ


この切り立った崖から身軽に行っちまいなよ
地上に身軽に降りちまえばいいのさ
ボクはキミが欲してる人間じゃない
キミを落ち込ませるだけの人間なんだよ
キミは誰かを探してるって言ってたよね
決してキミから離れないと約束する人を
キミのために目をつぶることができる人を
心臓を止められる人を
キミのために死ぬことも辞さない人を
 でも、それはボクじゃない
 いやいやいや、ボクじゃない
 キミが探してた人間はボクじゃないんだよ


夜の闇にそうっと紛れて行っちまえばいい
心の中が石のように固まっちゃったんだ
ここから動かなくたって
ボクは別に一人ぼっちになるわけじゃないよ
キミは誰かを探してるって言ってたよね
堕ちそうになった時に引っ張り上げてくれる誰かを
いつだって欠かさず花を持ってきてくれる誰か
キミが呼ぶたびに来てくれる誰かを
キミの人生のためにこれ以上ないっていうくらいの恋人を
 でも、それはボクじゃない
 いやいやいや、ボクじゃないんだ
 キミが探してた人間はボクじゃなかったってことなんだよ

***************

イッツオールオーバーナウもそうだけど

恋人との別れを歌った歌だったんだね、これも。

この曲でノーベル賞を取ったわけじゃないだろうけど

もっと格式高く訳さないと雰囲気が出ないのかな。

あまりにも口語訳すぎて

とてもこれでノーベル賞を取ったほどの詩とは思えない(苦笑)

まあ、自分の日本語訳の仕方に問題があるんだろうけどね(笑)
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Bob Dylan - It's All Over Now, Baby Blue

2017年01月02日 | ボブ・ディラン
Bob Dylan - It's All Over Now, Baby Blue



「イッツ・オール・オーバー・ナウ、ベイビーブルー」


キミはもう行かなくちゃ
必要だと思うものを手にして
だけど、その必要なものが本当に欲しけりゃ
早くそれをつかみ取った方がいい
銃を手にした子どもの頃のキミが向こうに立ってる
お日さまの下で火がついたように泣いてる
見張りの聖者たちがやってきた
だからもう終わりにしよう、ベイビーブルー

ハイウエイはギャンブラーのためにある
キミはもっと良い方向にその感覚を使った方がいい
偶然の一致から推察されるものを考えるんだ
通りすがりの何も手にしてない絵描きが
キミのシーツに変な模様の絵を描くだろうさ
この空もまたキミの下に折りたたまれてる
だからもう終わりにしよう、ベイビーブルー

キミの中にいる船酔いした船乗りが家まで漕いでる
キミの空っぽの腕が家まで泳ごうとしてる
ドアの向こうの恋人が床の毛布を手にしている
カーペットもまたキミの身体の下にあるじゃないか
だからもう終わりにしよう、ベイビーブルー

はじけ飛ぶ石よ目の届かないところに行ってくれ
何かがキミを呼んでるよ
死神のことなんて忘れるんだ
そんなものはキミに取り付いたりしないからさ
ドアをノックした放浪者が
キミが着た服を着て立っている
新しいスタートを切るのにちょうどいい
だからもう終わりにしよう、ベイビーブルー

***************

「ベイビーブルー」・・・たぶん架空の人名。ディラン自身が「昔よく聞いた曲の中にベイビーブルーという名前の女の人が印象に残ってるんだ」と証言している。
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明けましておめでとう!

2017年01月01日 | アートイラスト
明けましておめでとう。

「どんな小さなことでも少しずつ良くなっていってる」

ボブ・マーレーの「スリー・リトル・バード」のサビの一節。

今年はこういうことが実感できる年にしたいね。

↓これは今年の年賀状。
一応酉年にもひっかけてる。



↓この年賀状のイラストの元になったボブマーレーの「スリー・リトル・バード」。

Bob Marley Three little birds (Original)




去年までのいろいろなゴタゴタから少し距離を取って

その分だけ今年は去年よりももう少し自分にとっての表現活動に軸足を移していこうかな。


今年もヨロシク。
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