とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。とこは樺太に住んでいたことがあります。とこの嫁の体験談、日記、備忘など。

美味しくいただく

2022-09-23 19:16:05 | グルメ
夏から秋にかけて、偶には豪勢に外食を!というタイミングがやってくる。

ま、サラリーマンですからね、ボーナスってやつですね。


去年は下田からもう少し先の石廊崎近くの宿をとって、そこのアワビ、伊勢海老の豪華料理をいただいたのでした。
もうね、アワビも伊勢海老もたっぷり、それだけでなく、魚の焼き加減が抜群で山菜のおひたしも、ゆりねもたっぷり具だくさんの炊き込みご飯も、伊勢海老の出汁が惜しみなく再現された味噌汁も、すべて美味しく、大感激だったのを覚えている。

今年は、7月末にディアボラ風チキンステーキを皮切りに、いきつけの牛カツ、出前の寿司に、カウンターでのお任せ寿司を2回、そして食通・酒好きの会社の後輩が吟味した結婚披露宴の料理(Sちゃんおめでとう!!)、、
そして先日のステーキ。

ディアボラ風チキンステーキは業務用の火力が効いているのか、カリッとした皮の旨味とふわりと柔らかいジューシーな鶏モモ肉をニンニクが効いた和風ソースでいただいた。ソースはいろいろ選べるのだが、ニンニクがおすすめとのこと。納得のお味。

以前から通っていたワイン中心のイタリアンのお店の店長をされていた方が、独立されて開業したお店。

お肉の仕入れも伝手があるようで、チキンステーキのほか、牛ステーキもある。(昼は絶品アボカドバーガーがある!)牛肉のステーキももちろん、いただいたが、使っている牛肉はアメリカ産だそうだが、ものすごくやわらか、厚みのある肉をレアにしてくれる。ぜんぜん筋っぽくない、赤身の味を堪能できる一品。

出前の寿司は、すぐ近くのスーパーの一角に入っている有名店から調達する。そこは週末は家族連れが並ぶ。店では平日ランチがお得(500円台で握りのセットがある)らしいが、そこでは食べないで持ち帰りにしてもらうことが多い。
寿司ネタは全般にさすがの品質の高さだし、あらかじめ予約した時間に行って、用意された円形のパックを受け取り、支払うのみ。ここで注意しなければいけないのは、でかくて平たい円形のパックが入る、ビニール袋を用意しておくこと。あとは自宅でゆっくりお気に入りのシャンパンやらワインやら片手に好きなものをつまむ。今回はウニの軍艦が食べられたので、私はご機嫌だったのでした。

寿司なら買ってきたパックの冷えきったものより、カウンターで握りたてを食べるのが、本当ならそのほうがいい、そうに決まっている。
本当にこれを実感したのが、先輩からごちそうになった、とあるデパ地下の一角にある「すしや」。
私が会社でやっと、一番低いながら職階があがったので、そのお祝いをいただいたのだ。先輩は「そこ、デパ地下の中にあるんだけどね」と言いながら、時間や場所から、ここがお勧めだよ、と教えてくれたお店である。

遅刻厳禁!と言われていたのに、平日午後休暇をとって向かう予定で、
その日急きょテレワークとなったため予定と異なった電車乗換時間となってしまい、5分ほど遅れてしまった。。(大反省)
お店はその日、女性の板前さんだった。確かにデパ地下の一角なので、館内放送が聞こえてくる。が、私たちがカウンターの席に着くと、分厚いまぐろのハラスの皮の内側をスプーンでこそげて、手早く軍艦にしてくれた。
目の前で今、仕立てた握りのおいしさは、やはり心を打つものがありましたよ。江戸前寿司というのもよい。
煮切り醤油、しゃきっとしたガリ、握りの一つ一つが、手間を惜しまず加えられた手数の分だけ美味しい。ホタテ、甘海老の握りなどその日のおすすめをお任せで握ってくれるコースでリーズナブル。(なんと一人前約4,000円)
安くて美味しいけど、筆舌に尽くしがたく、翌月の予約を取って、夫を伴って再訪してしまった。
その結果、更に美味しいものをいただくことになった。再訪したのは9月で、その日は男性の店長さん。そしてカウンターは満席。ご夫婦あり、一人で来ている年配の男性あり。
お任せ握りでなければ、丼ものがメインなので、イートインの共有席で食べてもよし。(デパ地下の片隅に席が10席ほど別にある)
他では味わったことのないようなしめ鯖の風味、タレによって一味工夫された鯛、旨味を最大限に引き出されたマグロのトロ。全部一貫ずつ。(追加料金でお代わりもできる。)
その日の一番は、松前漬けといくらのちらし、かな。誕生日特典としてウニも載せてくれた。どの素材の風味も、一番良い状態で出してくれる、それがカウンター寿司の醍醐味かと、実感したものだ。前回同様、ガリを別途購入して帰宅。夫とまた行こう、と言い合っている。

同じ九月、その寿司のほんの数日後に、銀座の会場で結婚式、階を移動して披露宴と、素敵な場所でこれまでに見たどれよりも感動的な式と披露宴を体験した。
新婦である彼女の、デザイナーとして感性が効いているのも素晴らしいが、新郎のしっかりしている様子からも、おそらくは二人はしっかりと互いを理解しているのだろうと思った。
食べることが趣味、みたいな共通点があるようだな。式の進行中、カレーを二人で作るといったエピソードが披露されたのと、これまでに私自身、彼女を交えた旅行やバーベキューで何度も一緒に出掛けたなかで、持参してくれた豊富な種類のお酒の数々、酒盗やお手製のピクルス、ほんとうに美味しいものに目がない、Sちゃんらしさを思い起こすことになったものだ。

披露宴のメニューは、前菜からとってもおしゃれだった。
牡蠣(特大で硬いところは除去されソースに使われてる?)、トリュフを使ったクロケット(ごく小さい真ん丸コロッケ)、演出もかねてサイフォンで温められた香草スープとともにいただくムール貝など、それに樽で熟成した白ワインが良くマッチしてた。こんな料理とワインの取り合わせ、Sちゃんでなければ出来ないかも。
サクラマスのコンフィ、黒毛和牛のロティ。どちらもソースが美味しく、特に和牛のほうのゴボウのピューレは感動的。
それに式次第やこのメニュー、二人のプロフィールを三つ折りの印刷物としてSちゃんが制作したというのも、本当、彼女らしい。
芯のしっかりした、素敵な女性だと思う。そういうことも含めて美味しく味わった。どうぞ、末永くお幸せに。

そして先日は、夫が買ってきてくれたステーキ肉。
いつものようにIHヒーターで、特段なんの変哲もないフライパンでの調理だが、美味しく焼けた。お肉は柔らかくて、ちょうどいいレア加減。
思わず、超高級肉なのでは?と思ったが、2枚で千円のオージービーフだった。
私たちは、どちらもサシの入った牛肉はひとかけ食べたらそれでいいと思っているタイプだ。だから普通のサーロインステーキを愛する方には、特に美味しくないお肉かもしれない可能性がある。。が、あえて言おう。鉄分を欲している私的には、サシの入った牛肉より、赤身がいいのだ。
だが、普通の赤身はすぐ固くなってしまう。焼き加減によく注意しなければならないのだ。だから単に焼き加減が上手くいったのかもしれないが、なんとも美味しかった。幸せだ。
夫と一緒に味わえて良かった。姑とことも分かち合えたらいいのに。

しかし、実に幸せなことだと思う。
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