とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。とこは樺太に住んでいたことがあります。とこの嫁の体験談、日記、備忘など。

鎌倉へドライブ

2018-10-20 13:24:59 | 旅行
穏やかな秋の日。

昨日は平日ながら、休暇をいただいた。
会社のパソコンのバージョンアップ作業のため、半日休を取る必要があったので、いっそ金曜日一日お休みにすれば三連休だなと企んだわけだ。

足の診察も二週間ごとになり、今週はなし。

夫のメンテナンスをしなければと、希望をとると、平日鎌倉に行きたいという。

今年年初より、夫の母親の施設入所に、病院への救急搬送、そのまま入院と、五月初旬まで気を揉んで過ごし、それだけでなく、隣駅近くに借りていたアパートの荷物の整理、資産管理のための成年後見人登録と、あれこれ夫が対応していた。
だが、五月と六月は会社が最も忙しい時で、私も思うまま休みがもらえない。夫は体調が崩れ、すっかり自信をうしなってしまった。

六月後半からは私の足の怪我だ。なかなかゆっくりと過ごすことが出来ず、夫は日々の買い物や成年後見人として手続きのために出かけたり、少し離れた母親の入院先へ出かけることも多かった。

夫は母の見舞いに行くと、妄想に基づいた会話のやり取りに精神的に落ち込んで帰ってくる。
聞けば、やはり大切な息子との間にはかけがえのない時間があるのだと思い至る内容なのだが、夫自身はそう思えないでいるようだ。

一人っ子で育った夫にしてみると、一人静かに想う時間が必要なのだろうな。
以前鎌倉の海に行った折、季節外れの砂浜で、ぼんやりと海を眺めて過ごした。その時、しきりとやっぱり海はいいなぁ、また今日はほとんど人が居なくて良かったと言っていた。
私はこの時のことが念頭にあり、平日休みなら鎌倉に行くことにしよう、と誘っていたのだ。

夫も乗り気で、私の足のことも考慮して、いつもなら電車で行くところだが、揺れる車内で長時間立って居られる自信がなく、夫に車の運転をさせるのはしのびないが、カーシェアリングの車を頼んだ。マンション専用のカーシェアだが、土日は予約で埋まっているものの、金曜日は他の予約なし。10分いくらという時間あたりと、走行距離に応じての料金とがかかるが、ガソリンや洗車についてはカーシェアの会社が持ってくれる。

高速降りて鎌倉手前の山道の急な坂と急カーブの連続には多少ドキドキしたが、道中特に問題もなく、鎌倉の大路通りを抜けて海に出た。遠目に凪いでいる海はキラキラしている。
お昼は漬け丼とかけ蕎麦。
二人とも食べる量は減ってきた。定食二つは頼めず、一人はかけ蕎麦で、漬け丼はシェア。

食後、少し移動し、砂浜へ降りて、しばし海を眺める。



逆光で暗いけど、雲間から太陽の光が差し込む。
美しい光景だった。


ドライブは続いて、鎌倉山の檑亭(らいてい)へ向かう。駐車場は前むき駐車をしろとの注意書き、湾曲した駐車スペースでは、車の向きも意外な角度となって、ラインの中におさめにくかった。
ここはテレビて女優の鶴田真由さんが美味しそうに蕎麦を食べていた庭園付きの眺めのいい食事処だ。結婚式の二次会や披露宴などに使う向きも多いようだ。
山門の入り口、内側に、工事用?といったつくりの小さな券売所があり、スーツの女性が丁寧に応対してくれる。お庭を見るだけの方もあるようで入園券の代わりに一人500円の食事券を購入する仕組みだ。



歴史を感じさせる建物。
夏の名残り、小さな羽虫や庭のあちこちの蜘蛛の巣、自然のままながら、店内は小まめな修繕や清掃をしている様子が伺える。

コーヒーと蕎麦屋の賄いチーズケーキを注文。このチーズケーキ、上にほんのり味噌味の蕎麦の実がトッピングされて、甘さ控えめ、ブラックコーヒーとよくマッチするお味で、抜群であった。
飲食代には先ほどの券の分が差し引かれる。
来訪すればするほど、ワンドリンクフリーなどの特典があるスタンプカードをいただき、帰途に着く。
次は絶対、タケノコ天付きの蕎麦(四月か五月始め)か、トロロ蕎麦を食べるぞ!と力を込めて思った。

お庭も堪能したけど、お店でくれた地図を見ると、もっといろいろ見所があるらしい。

次回楽しみだな。


自宅付近になって渋滞し、帰りは18時になってしまった。大学生の息子は帰りが遅い日のようで、まだ帰ってなかったから、二人で虎屋の新栗の羊羹スライスと、チーズをツマミに赤ワイン。
楽しい一日だった。
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