のどかな春の神田小川町[バッハとヘンデルの協奏曲？]

今回の『東京23区と他県の空似』は…のどかな春の「千代田区神田小川町」です。
（ララシティの日記の「東京23区と他県の空似[08年春編]」で説明したが、故あって間接的な方法しか閲覧不能に…）
今回も私のオリジナルキャラによる会話形式で、実験的に動揺する？童謡の替え歌を交えました。

富山県小杉町民・小杉戸破は神田小川町のアンティーク楽器店で、千代田区民の男性・神田朔馬【かんだ・さくま】に出会うが…。
アンティーク楽器の他に洋書や楽譜、外国語の辞書が本棚に並んだ店内。店長の息子・朔馬は、オルガンでＪ・Ｓ・バッハの「プレリュード第一番」を弾いていると、富山から来た戸破【ひばり】が店に訪れる。
戸破「今弾いとる曲、バッハやろ？」
朔馬「『プレリュード第一番』だけどね…」
戸破「『バッハ』って、ドイツ語で『小川』ちゅう意味やって、知っとるか？」
朔馬「お…小川、ここは『神田小川町』だけど…」
戸破「せや、おまいはん、童謡『春の小川』の伴奏引けへんか？」
朔馬「弾けるけど…、何か？」
戸破「ほな、弾くで…いちのにのさん、はい !!」
童謡「春の小川」の前奏から弾く朔馬。そして…
戸破「♪埼玉県小川町は （東武）東上線が通じてる　長野の小川村は 蕎麦粒【そばつぶ】山のふもと
熊本の小川町は 鹿児島本線の駅がある　は～るの小川は のんびりしてる」

（図１：千代田区神田小川町と埼玉県＆長野県や熊本県の「小川」） 参照：都営地下鉄小川町駅（時刻表）

朔馬の父（店長）「こぉら、『春の小川』は、そんな歌詞じゃないでい !!」
戸破「だって、日本中に『小川』という地名があるからやもん…」
朔馬の父「まぁ、面白れーから様子見てやる。」
朔馬「父ちゃん…」
戸破「これから神保町の古書街に行くんで、ほなさいなら～。」
朔馬「またな～ !!」

アンティーク楽器店の外見。戸破は、茨城県北茨城市から来た女性・関元五浦【せきもと・いづら】とすれ違う。
戸破「この店で、『春の小川』の替え歌でも、やらへんか？」
関元「面白そっぺなぁ、ウチが住んでる茨城県にも『おがわ』という読みの地名が、たくさんあるだかんね。」
関元は、アンティーク楽器店に入る。
朔馬「いらっしゃいませ～」
関元「あの～『春の小川』の伴奏、弾いてくれっぺ？」
朔馬「えっ？さっき、富山県から来た奴にリクエストされたばかりだぜ？」
再び、童謡「春の小川」の前奏から弾く朔馬。そして…
関元「♪下館【しもだて】の小川は 『筑西【ちくせい】市』でめん筑西（面倒くさい）　南の小川町は 『小美玉【おみたま】市』にされた
那珂郡の緒川【おがわ】村は 『常陸大宮【ひたちおおみや】市』にされた　は～るの小川は カチンときてる」
2010年５月12日に画像差し替え
（図２：神田小川町と茨城県下館市や小川町の小川＆緒川村）

朔馬「まだ、続きあるの？」（２番の間奏を弾き続ける）
関元「♪最北の大子【だいご】町に 上小川駅があるよ　下小川駅の山方町は 『常陸大宮【ひたちおおみや】市』にされた
北茨城市関本町には （花園）山の北東に小川　は～るの小川は 一安心してる」

（図３：神田小川町と茨城県大子町の「上小川駅」＆山方町の「下小川駅」や北茨城市関元町小川） 参照：JR水郡線（時刻表）

朔馬の父「そこのお前、茨城県の住民か？」
関元「は、はぁ…私は北茨城市民です…」
朔馬の父「あの五浦温泉で有名な街かぁ…温泉につかって海の幸をいただく…いいねぇ～。」
関元「それじゃあ私、用があるんで、この辺にしとくっぺ !!」
朔馬「ぜひ、五浦温泉を案内してくれなぁ。」
朔馬の父「今日の朔馬は、モテモテだね？」
朔馬「父ちゃん…」

アンティーク楽器店の外見。五浦は、福島県から来た男性・小名浜いわきとすれ違う。
関元「あんたも、この店で『春の小川』の替え歌やってみっぺ？」
小名浜「小川？いわき市にもあるけど、そんな自信ないべよ。」
小名浜は、アンティーク楽器店に入る。
朔馬「いらっしゃいませ～」
小名浜「すみませーん、『春の小川』の伴奏、弾いてんべー。」
朔馬「うわっ…富山県と茨城県から来た奴にリクエストされて、またかよ～。」
二度あることは三度ある、童謡「春の小川」の前奏から弾く朔馬。そして…
小名浜「♪福島県いわき市にも 小川町があるよ　栃木県小川町は 『那珂川町』にされた
青森の小川原【おがわら】湖で 公魚【わかさぎ】釣りを楽しもう　は～るの小川は ハラハラしてる」

（図４：神田小川町と青森県の小川原湖や福島県いわき市の小川町＆栃木県小川町）

朔馬の父「えぇい、こうなったら今日来た３人と組んで、替え歌リサイタルでもやれ !!」
朔馬「だいだい最初の二人、細かい住所や電話番号（固定電話・携帯電話問わず）も、メールアドレスも交換せず、店を出てるぞ !!」
小名浜「意外な場所で、出会ったりするべ？例えば、何かの会合とか旅行やら…意外な所で福島県矢祭【やまつり】町とか !!」
朔馬「あ～っ、とうもろこし頭の風刺芸人・となわが、その町でヘンデルのコスプレやってくれねぇか？」

小名浜「面長・メタボ・２重アゴの男だべなぁ…。バッハと生まれ年が同じヘンデルは、今年４月14日で没後250年だし…」
朔馬「この際だから、吉祥寺（東京都武蔵野【むさしの】市）で、ヘンデルのコスプレしたとなわが指揮者になって、ハレルヤコーラスやらねぇか？」
朔馬の父「『吉ジョージ』（ヘンデルのイギリスへ帰化後の名前と掛けている）か？それなら、愛媛県西条市氷見【ひみ】にも四国八十八ヶ所の63番札所の吉祥寺があるでい !!」
小名浜「藤子不二雄A先生の故郷で、寒ブリがうめえ富山県氷見【ひみ】市の親せきか？…って、常時話が脱線してる…」
朔馬「西条市は小松町他を編入したが、氷見市は無事続く…って矢祭町は、一般市民にとってメサイア（メシア＝救世主）か？」
朔馬の父「氷見市は牛肉やうどんも梅干し（稲積【いなづみ】梅）もうまいから、空腹のメシアだ !!」
小名浜「あぁ～っ、腹減ってきた…。神保町の喫茶店とかで食いながら、ヘンデル＆バッハ話でもしかんべ !!」
朔馬「父ちゃん…あんたの氷見市トーク、余計なんだけど…」
そして３人は、神保町でカフェ飯を取りに店を後にし、ヘンデル＆バッハ話で盛り上がったとさ♪チャンチャン

文字数制限に近いので、市町村合併情報の訂正は、他の記事で説明しています。
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最後に、ララシティ（現閉鎖…）というサイトの日記で公開した文章（原文ママ、一部着色）を紹介します。

●ケース４・のどかな春の「千代田区神田小川町」▼ 神田古書街に向かうため、地下鉄の路線図を眺める小杉町民の小杉戸破【こすぎ・ひばり】。そこに群馬県桐生市から 輪島桐生【わじま・きりゅう】が来て… 戸破「『神田』がつく駅名って、沢山あるんやね～。」 桐生「面白いだろ、東京の路線図って !! …ちょっと、付き合って欲しいんだけど。」 戸破「は？」 桐生「新宿御苑に行くんだけど、一緒に見に行かない？」 戸破「そっちまで行っとったら、山手線と地下鉄の駅で遠回りやがな !!」 桐生「この路線図にある『小川町』という駅って、同じ地名をあちこちの県で見たなぁ。」 戸破「埼玉県と栃木県や茨城県、熊本県と長野県で『小川』のつく町や村があるからやの？」 桐生「桐生市の合併が白紙になったのは嬉しかったけど、栃木県小川町が『那珂川町』にされてて、福岡県や北海道と 徳島県の住民にとって紛らわしい事この上ねえぜ !!」 戸破「久しぶりに茨城県小川町で製造された納豆を買ったら、製造所所在地が『小美玉【おみたま】市』になってて、市長 に大目玉食らわしたい衝動にかられたし…」 桐生「埼玉県小川町は無事に続いてるみたいだけど、熊本県と長野県の『小川』はどうなったんだか…」 戸破「先々、心配やなぁ…」