UC.0027 10月27日
何のために戦っているのか 何を目指し戦っているのか
すでに昨日の会談で何もわからなくなり
頭の中が真っ白の状態となった 遊撃隊司令官キョン
これまで第七独立艦隊を指揮し 目標を目指し進軍してきた
だが目標も信頼も無くし 何の大義名分で戦っているのかが分からなくなった
キャメルの艦橋にて指揮を取っていない今
副官から戦況を伝える映像と連絡がはいってきた
エスポワール軍のモビルスーツが 弾幕をかいくぐり
キャメルへ一直線に飛び込んできたという最悪の連絡が入る
この艦も落とされるのは時間の問題
キャメル艦守備隊に
「艦にこれ以上近づけさせるな」
とだけ指示しておけと副官に伝えた
昨日から続いていた偏頭痛と激しいめまいだけはどうにか収まった
体調不良も続き 戦況の悪化となると 冷静な判断がつかない
「どうすればいいんですか!ポポ少将!」
心の中で子供が泣きじゃくるように叫んだ
まだ敗戦 降伏調印とまではなっていないが
その時が来たならば
敗軍の将 何も語らずとも 潔く死のう
何のために戦っているのか 何を目指し戦っているのか
すでに昨日の会談で何もわからなくなり
頭の中が真っ白の状態となった 遊撃隊司令官キョン
これまで第七独立艦隊を指揮し 目標を目指し進軍してきた
だが目標も信頼も無くし 何の大義名分で戦っているのかが分からなくなった
キャメルの艦橋にて指揮を取っていない今
副官から戦況を伝える映像と連絡がはいってきた
エスポワール軍のモビルスーツが 弾幕をかいくぐり
キャメルへ一直線に飛び込んできたという最悪の連絡が入る
この艦も落とされるのは時間の問題
キャメル艦守備隊に
「艦にこれ以上近づけさせるな」
とだけ指示しておけと副官に伝えた
昨日から続いていた偏頭痛と激しいめまいだけはどうにか収まった
体調不良も続き 戦況の悪化となると 冷静な判断がつかない
「どうすればいいんですか!ポポ少将!」
心の中で子供が泣きじゃくるように叫んだ
まだ敗戦 降伏調印とまではなっていないが
その時が来たならば
敗軍の将 何も語らずとも 潔く死のう