回転寿司の日記

日常の身辺雑記を紹介

生きている人と死んだ人

2010-04-16 10:59:08 | 喜劇人
小林信彦の著作は、20代のころに「日本の喜劇人」を読んだのが最初です。
当時、コミックバンドがやりたくて、昔全盛を風靡したクレージー・キャッツのことを
調べれば参考になるかと思ったのがきっかけです。

残念ながら、そう簡単にコミックバンドなんか誰にでもできるわけなく見事に失敗したわけですが、それ以後も小林信彦の著作は折に触れ読んできました。

昨年から、再びバンドを組んで活動するようになり、この「植木等と藤山寛美」を再び
読みました。ここから、今回のタイトルと関係してくるんだけど、どんな人でもその生い立ちには歴史があり、その人に大きな影響を与えた人がいると思います。

たとえばこの著作「植木等と藤山寛美」P103~104には、こんな個所があります。長くなりますが引用します。

「日本の喜劇人」という本が72年に出版されたことはすでに述べた。
出版された本がどういう風に読まれていくのかは、著者にはまったくわからない。
翌73年、25歳のミュージシャン大瀧詠一はさらに若い伊藤銀次、山下達郎と出会った。
<・・・・その本をぼくに紹介してくれたのは、伊藤銀次で、読書家である彼が、たまたま本屋で見かけ、ぼくがロック・ミュージシャンにしては珍しく、クレージー・ファンであることを知っていて、きっと面白いと思うに違いない、ということで持ってきてくれたのだった。>と、大瀧詠一は記している。

<・・・特に「第七章・クレージー王朝の治世」を読んだことが、ぼくの70年代の活動を、良い意味でも、悪い意味でも決定づけた。良い意味では、お笑いが好き、という自己の原点の再確認が出来たことと、幅広い音楽に取り組む勇気を与えられたこと。悪い意味では、コミック・ソング制作に没頭する余り、ミュージック・シーンの栄光の座からどんどん遠くなり、70年代後半はマッ暗な歴史となったこと・・・。>
<まあ、それはさておき、クレージー・サウンドが自分にとって、アメリカンポップスと同様、重要なものだと気づくや否や、一年間、中古屋巡りをして、全シングルをジャケット付きで、執念で、集めた>
引用ここまで。

ここで言いたいのは、山下達郎を論ずれば竹内まりあも出てくるだろうが、大瀧詠一も登場してくる。そして、大瀧詠一を論ずるにはクレージー・キャッツはどうしても外せない。
ひいては、植木等に行き着く。植木は平成17年3月に亡くなったが、植木に親しみを感じる自分は、大瀧にも同様親しみを感じてしまう。変な理屈かもしれないが、だから生きている人と死んだ人を区別してはいけない。

ちなみに、現在のバンドのメンバーはコミックバンドにはあまり興味はなく、今後コミックバンドに自分が走ることはないと思う。
また、その他現役のミュージシャンでクレージーキャッツと縁がある人がいる。その1人が松任谷由実である。ユーミンと谷啓のデュエットでI still crazy for youという曲である。
この曲、ミュージックサイトでダウンロードできるので興味のある人は聞いてみてください。曲の最後で、植木等が「お呼びでない・・」とせりふのみで参加している。


おしまい。

早朝、1人で花見

2010-04-16 06:45:15 | 生活

5時に起きると、高田公園まで散歩。お堀に映る、満開の桜が美しい。しかし、寒い。6時で気温は3℃だから冬である。

昨日、たぶん4月最後の練習を3人でする。まあ、第1クォーター終了になるが、まずまずの出来。一応3曲はマスターということで良いと思う。

栗の撮影したロックンロールスーサイドのビデオを見てみる。さすがに演奏は上手い。いきなり、愛の野球盤から曲がスタートしたので嬉しかった。個人としては、もっとよし○さんが前面にでた曲があったらいいと思った。しかし、リーダーのなが○さんは、たいしたものだ。