goo blog サービス終了のお知らせ 

私の仕事日記

はじめまして!大阪で鍼灸院をしております。
日々の治療日記を書きます。

本当のプロ

2009-12-16 21:19:10 | Weblog
今日は寒かったところでこの前「中之島スペシャルコンサート2009」のチケットが当りその会場である関電ビルに行って来ました1階から3階までの吹き抜けのホールで思わず電気に感電しました(どうだいこの駄洒落)人数は150組300名でした私は彼女???・・・と前から3列目の席に座りました演奏は大阪フィルハーモニー交響楽団指揮現田茂夫さん東京音楽大学指揮科卒業略歴は略しますが相当な演奏活動をしている方のようです(オペラ歌手佐藤しのぶさんのご主人です)演奏が始まって始めは気が付かなかったのですがなんだか普通の指揮者と違うと思って見ていました何が違うのか2~3曲演奏が進むうちに分かりました楽譜が無いのです私は今までオーケストラのコンサートは年に2回位聴きに行っていますので指揮者は指揮をしながら楽譜を見ページをめくりタクトを振るのだと思っていました2~3曲は得意な曲なので覚えていて後は楽譜を開くのだと思っていましたところがいつまでも全く開く気配がありませんそこで適当に棒を振っているのだろうと思うようにして見ていましたここでバイオリンが強く音を出す所こちらでトランペットが出る所ちゃんと指示をしているではありませんか(ずいぶん失礼な事を言っていますがお許し下さい)指揮者と楽器演奏者を兎に角見ていました現田さんは全部で8曲その内交響曲第41番ハ長調K.551(ジュピター)は第1楽章~第4楽章まで約2時間(途中15分休憩)全く楽譜を見なかったのですつまり全部覚えていると言う事なのですそろばんでの暗算1級とかいうのがありますが、そろばんの玉が頭の中に出てくるそうですがそれと同じように現田さんは楽譜が頭の中に記憶されて耳と目と体との動きになっているのです確かにピアニストなどは自分が弾く曲は全部覚えていますが、指揮者は楽器の音その楽器が出る所大きく演奏したり小さく演奏したりするのを全て頭に入れている訳です何事もプロという者はすごいと思いますが久し振りに本当のプロを見ました写真は関電ビルの前にあるイルミネーションです