この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

『2011年・祇園祭-山鉾巡行』-炎天下の動く美術館を見に行く

2011-07-19 00:08:51 | 近所の風景

       【2011年7月17日(日曜日)】 

 『山鉾巡行』は曜日に関係なく、毎年7月の17日と決まっている。だから日曜日にあたるとは限らい。おまけに今年は1週間前に、早々と梅雨が明けてしまい、連日カンカン照りの猛暑日で雨の心配がまったくない。

 祇園祭というと、いつも梅雨明けの時期と重なり、雷と夕立がつきものだったが、それがなかった分『鉾建て』やその他の飾りつけの関係者や、露天の人たちには良かったのかもしれない。

 9時の『出発』に間に合うように家を出るつもりだったが、前日のハード・スケジュールがたたって、体がいうことを利かない。前半はテレビの中継で済ませ(『くじ改め』や『しめ縄切り』の細部を見るのはテレビのほうがよく分かる。)、10じのバスで市役所前に向かう。

 今日、巡行の日も、太陽が照りつけ、うだる熱さだったが、雨の心配が無い分観光客は助かり、引き手には雨のひと降りでもあったら方が涼めたのかと考えると、汗だくの姿は気の毒だった。


 前半の『巡行』は大方終わりかけ、『月鉾』と『鶏鉾』等にどうにか間に合った。

 『辻回し』はやはり《生》で見ないと、その迫力は伝わってこない。大きな鉾がきしみながら方向転換をすると沿道から大歓声が沸く。
 
 2つの鉾の『辻回し』を見届けた後、新町に向かう。四条通りや河原町、御池通りという大きな通りより、新町のような狭い昔ながらの通りのほうが鉾の大きさが実感できるし、昔の雰囲気が感じられるというものである。
 
 しかし残念ながら、バブルの時代の『地上げ』によって、京都の町屋もだいぶ壊され、期待していた《二階建ての甍を、はるかに超え、高く聳える鉾の姿》を描いていたが、すっかりビルが多くなり、思い描いていたイメージとは違い、ちょっとがっかりしたが、それでも新町を元の鉾町に帰る『月鉾』は迫力があった。

 夕方、大阪に向かう弟を阪急の駅で送り、今年の自分の『祇園祭り』は終わった。




     2011年祇園祭・山鉾巡行


  

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