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逃げられない自然災害。知識と備えが命を助ける。小さな幸せ守る為、備えあれば憂い無し!!

◆桜島火山防災対策◆

2006年06月13日 09時49分06秒 | Weblog
今日の東京地方は曇り

朝から行徳自然科学部のアラートがなり続けていますが、早朝のは『草刈機』によるものかも。
正式なコメントを待つ事にして、現在(9:45)稚内と国分寺でEスポが発生しています。

まずは、地震が不安で「どうしよ~」と、思ったら、防災準備にとりかかりましょ

と言う事で、

昨日桜島に臨時火山情報が入りました。

【臨時火山情報 第1号】
*見出し
桜島の昭和火口付近の噴火活動が活発化しており、
今後、従来の南岳山頂火口で発生していた噴火と同じような噴火が発生する可能性が高くなっています。
南岳山頂火口に加え、昭和火口付近での新たな火口の噴火活動に注意してください。
<火山活動度レベルを2から3に引き上げました。>

桜島では、6月4日から、南岳東斜面標高約800mの昭和火口付近から新たな噴火が始まり、
その後も噴火を繰り返し、高さ1000mの噴煙を上げる噴火が時々発生しています。

本日、第104回火山噴火予知連絡会で、最新の資料をもとに桜島の火山活動を検討した結果、
昭和火口付近の新たな火口の噴火活動は活発化しており、今後、昭和火口付近の新たな火口から、
従来の南岳山頂火口で発生していた噴火と同じような噴火が発生する可能性が高くなってきたと考えられる
評価がとりまとまりました。
このことから桜島の火山活動度レベルを、2から3に引き上げました。

今後、従来の南岳山頂火口に加え、昭和火口付近の新たな火口の噴火活動に注意してください。
また、さらに活動が活発化する可能性も考えられることから、
今後の火山活動の推移に注意してください。

新たな火口から噴火があった場合には、
噴石の飛散範囲が従来の南岳山頂火口とは異なることに注意しなければなりません。
過去の事例からみると小規模な噴火であっても、火砕流(火口縁から約1km程度流下)
が発生する可能性があります。
新たな火口周辺には火山灰等が堆積しており、降雨時には泥流や土石流にも注意が必要です。
なお、いずれの火口からの噴火でも、風下側では降灰等に注意してください。

<火山活動度レベルは0~5のうち、3(活発な火山活動)です>

参考までに1914(大正3)年1月12日(午前10時40分)の噴火の画像です。

撮影 :杉本写真館
ブルカノ式噴火:降灰

2006年6月4日 桜島昭和火口付近の噴煙に関する特設ページ



火山噴火の場合どうしたらいいの?

まずはハザードマップを確認いたしましょう!

桜島火山防災マップ(鹿児島大学理学部)

ハザードマップに図示された以外の箇所においても、ご自分で危険と思われる箇所をご確認ください。

火山災害に注意が必要な地域では、【噴火口】【水蒸気爆発】【火山ガス等の発生】
【溶岩流・火砕流】【土石流・泥流等の流下】【噴出岩塊】【火山灰】【軽石の降下等】について、
過去の災害実績や噴出物分布等から影響範囲をあらかじめ地図上で把握しておく必要があります。

火山災害から安全を確保するための【火山噴火時避難所】(退避舎・退避壕)
海岸部では船舶で避難するための 【避難港】
火山情報や避難命令等を広報する【非常警報施設】(防災行政無線拡声子局)等も
あらかじめ地図上で把握しておく必要があります。
その為に、ハザードマップを確認してくださいね

ちなみに火山用語がわかんないわ~と言う方は
火山で使われる用語をご覧くださいね♪

そして、火山災害の場合、持ち出し荷物を強化し出来るだけ持ち出し易くして置いてください。

■ 避難の注意点

●時間的余裕のない場合
 火山泥流・土石流等が発生した場合、避難をする時間的余裕はありません。
 とにかく河川から離れた高台に避難する。

●時間的余裕のある場合
 被害の状況や前兆現象等に応じて、早川谷を離れた、安全な避難施設へ避難する。

【火山防災の心得】

●気象台や測候所が発表する火山情報に注意しましょう。

●噴煙などの異常現象を発見したら、すぐに市役所や役場、警察、気象台などに連絡しましょう。

●テレビやラジオ、防災無線、広報車からの情報に注意しましょう。

●日時などを特定した火山噴火の予知はできません。デマなどに惑わされないようにしましょう。

●地元市町村の指示があった場合にはそれに従いましょう。

●あらかじめ避難場所を確認しておきましょう。

●火砕流、土石流が発生したら流路から遠ざかる方向に避難しましょう。

●火山活動によって、津波や山崩れが発生する恐れがあるので注意しましょう。

●噴石が降ってきたら、岩かげや丈夫な建物に身を寄せましょう。

●火山ガスや噴気地帯に気をつけて登山計画を立てましょう。

●火山活動の特徴や用語などについて知っておきましょう。

 
火山の場合地震と違って、やや危険な時の目安などが事前にわかるので、今からでも準備を進めてください。

今、出来る事を『今』やっておきましょう

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