◆◆◆自然災害クルマエニ◆地震予知巡回中◆◆◆

逃げられない自然災害。知識と備えが命を助ける。小さな幸せ守る為、備えあれば憂い無し!!

◆福岡県西方沖地震から1年◆

2006年03月20日 10時53分00秒 | Weblog
平成17年3月20日(日)10時53分、
福岡市北西約40キロ沖を震源とする
M7(マグニチュード7)の地震が発生した。


被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます。

震度は、福岡市中央区、東区及び前原市で震度6弱、福岡市西区、早良区、新宮町、志摩町、春日市などで震度5強、
県北部から県中・南部の広範囲にかけて震度5弱から震度3を記録した。

当時3月25日7時30分頃の被害の状況   ※( )内は玄界島
○ 人的被害  死者 1名  負傷者750名(重軽傷の別は調査中)
         (  -  )    (10名:重傷1 軽傷9)
○ 住家被害  全壊33棟  半壊57棟  一部損壊2,721棟
         ( 33棟 ) ( 54棟 )       ( 86棟 )
○ 避難者数   8市町村 1,137名 
               ( 334名)
  
○ 道路被害   165箇所(27市町村)
○ 水道被害 1,126箇所(16市町村)
○ 港湾被害     32箇所(福岡市)
○ 漁港被害    18箇所( 6市町村)
○ 林地荒廃及び治山施設被害 11箇所(2市町)

被害が大きかった福岡市西区玄界島の住民を中心に、今なお約580人が仮設住宅で暮らしています。
玄界島では被災家屋の解体が始まり、復興に向けた歩みが着実に進んでいるようです。

福岡市から福岡県筑紫野市にかけて延び、福岡県西方沖地震との関連が注目されている警固断層について、
産業技術総合研究所活断層研究センターは17日、活動周期は5000年-1万年と推定され、
従来の福岡市の評価よりも活動が活発だとする掘削調査の中間報告を発表した。

従来の評価より活動活発 警固断層で産総研調査


自然災害の防災を考える上で、良い所も悪い所も見直すことが重要と考えます。
あえて悪かった所も含めて1年間でどう何が変わったのか調べてみました。

明治以降最大の震度6弱。被害が最も大きかった福岡市沖の玄界島では、住民のほぼ全員が島から避難しました。
午後10時の時点で、体育館には約330人が避難しました。
しかし、避難した人のほとんどは着の身着のまま、持ち出しリュックも持つ人もいなかった。

島民は受付で弁当や毛布を受け取り、お年寄りは、市内の病院から駆けつけた医師や看護師から、
血圧測定などの健康チェックを受けた。
暖房はあるが、床はビニールシート1枚しかなく、島民は身を寄せ合うようにしていたそうです。

福岡県西方沖地震から20日で1年になるのを前に、
読売新聞は福岡市などの住民300人に防災への備えについてアンケートした。

近いうちに同規模の地震が起きると予想している人が約60%にのぼる一方、
家具の固定や避難時の持ち出し品の用意をしていない人もそれぞれ60%を超えた。
理由は「西方沖地震で被害がなかったから」
「面倒くさい」
が目立ったそうです。

その反面、地震保険の加入はといえば
損害保険料率算出機構調べ
2005年末時点の地震保険契約件数が前年同期比11・1%増の12万6448件となり、初めて千万件を超えたと発表した。
都道府県別の契約件数の伸び率をみると、昨年三月の福岡沖地震の影響で、
50・1%増と大幅に伸びた佐賀をトップに、福岡、長崎の北部九州三県が上位三位を占めた。
しかし、本当に身を守るのは保険じゃなくて家の耐震補強や家具固定などの『防災準備』だと思うのですが・・・・。

福岡周辺は前にも記したように、地震があまり無かった地域。
そのことが原因なのか防災準備をしている人はとても少なかったようです。
新潟中越地震もそうでしたが、『まさか!』の場所で大きな地震が発生しています。
今現在、ここの地域は大丈夫と言う所はありません。
地震が無い地域だからこそ、『空白域』の可能性が高いので充分な防災準備が必要ではないかと考えます。

いずれにせよ、日本に住む以上、地球の上に住ませて頂いている限り
自然の恵を受けそして自然の厳しさと共に暮らさなければなりまりません。
だから、『防災』必要と私は考えます。


****************************************************************************************