
ファボーレ東宝で2月5日公開の『きみに読む物語』を観て来ました。
『北の零年』にするか『アレキサンダー』にするか迷ったんですが、今回は感動を選びました。
原作は『マディソン郡の橋』をも超えたベストセラー「ニコラス・スパークス」著『The NoteBook きみに読む物語』。
白鳥が羽根を休める美しい湖のほとりにある療養施設に一人の初老の女性がいた。『彼女』(ジーナ・ローランズ)は全てを失っていた。自分の過去の記憶を、そして自分の名前すらも・・・ そんな『彼女』を毎日訪ねる初老の男。『デューク』(ジェームズ・ガーナー)と名乗る男は、『彼女』にアメリカの古きよき時代の一つの恋物語を読み聞かせていた。
1940年夏 ノース・カロライナ州シーブルック。渡り鳥も飛来する河を持つこの町に、南部の大都市チャールトンから良家の娘『アリー・ハミルトン』(レイチェル・マクアダムス)とその家族が夏休みを過ごす為に別荘にやってきた。カーニバルの夜、『ノア』(ライアン・ゴズリング)は『アリー』に一目ぼれし、動く観覧車に飛び乗りデートの約束を取り付ける。親友の協力のもと劇場で映画を見た後、誰もいない通りの真ん中で戯れる二人は急接近、熱い恋に落ちるが・・・
感動しました。もしかしたら人にとって一番幸せなラストなのかもしれません。
夕陽の映える湖を横切る赤く染まった白鳥たち、そしてその下を一艘の手漕ぎボートがほとりに向かって進んでいく・・・そんな美しい映像に作品への期待が高まります。そして過去と現代を行き来しながら、ノートブックに書かれた物語が語られていくうちに、いつしか『彼女』の立場で聞いている(見ている)自分がいました。
物語中盤まではノートブックに書かれた出来事を中心に綴られていきます。若い二人の出会いと別れ、そして再会・・・それらの恋の想い出をノートブックに綴ったのは誰あろう・・・
物語の後半、一度は起こったかに見えた奇跡。『デューク』はそれが長く持たないことを知っています。きっとそうやって何度も何度も読み聞かせてきたであろう事が読み取れます。そしてラストに訪れた真実(ほんとう)の奇跡。涙がにじんできてちょっと画面が見づらくなってしまいました。
物語のキーワードは「鳥」です。ラストシーン、『デューク』が『彼女』に囁いたひと言はとても深い意味を持っていると思います。あの飛び立った鳥たちの中に二人もいたのかもしれませんね。
評価 星 いつつ(満点)
公式サイトはコチラ
・きみに読む物語@映画生活
P.S.1
この作品はどんな世代の人にも受け入れられる作品だと思いますが、特に今初恋真っ只中の中・高校生にこそ観て欲しいですね。
P.S.2
この作品を観るにあたり、老人性痴呆症について予習しておくと作品への理解度が高まるかもしれません。
老人性痴呆症について
老人性痴呆症、特にアルツハイマー病は病状の進行を遅くすることは可能でも、治癒させることは現代医学では出来ないそうです。この事を知らないと作品中の奇跡も理解できません。
P.S.3
上映直後にケミストリのコメントがあるらしいです。興味のある方はどうぞ(私はエンドロールが終わったら席を立ってしまいましたが・・・)
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『北の零年』にするか『アレキサンダー』にするか迷ったんですが、今回は感動を選びました。
原作は『マディソン郡の橋』をも超えたベストセラー「ニコラス・スパークス」著『The NoteBook きみに読む物語』。
白鳥が羽根を休める美しい湖のほとりにある療養施設に一人の初老の女性がいた。『彼女』(ジーナ・ローランズ)は全てを失っていた。自分の過去の記憶を、そして自分の名前すらも・・・ そんな『彼女』を毎日訪ねる初老の男。『デューク』(ジェームズ・ガーナー)と名乗る男は、『彼女』にアメリカの古きよき時代の一つの恋物語を読み聞かせていた。
1940年夏 ノース・カロライナ州シーブルック。渡り鳥も飛来する河を持つこの町に、南部の大都市チャールトンから良家の娘『アリー・ハミルトン』(レイチェル・マクアダムス)とその家族が夏休みを過ごす為に別荘にやってきた。カーニバルの夜、『ノア』(ライアン・ゴズリング)は『アリー』に一目ぼれし、動く観覧車に飛び乗りデートの約束を取り付ける。親友の協力のもと劇場で映画を見た後、誰もいない通りの真ん中で戯れる二人は急接近、熱い恋に落ちるが・・・
感動しました。もしかしたら人にとって一番幸せなラストなのかもしれません。
夕陽の映える湖を横切る赤く染まった白鳥たち、そしてその下を一艘の手漕ぎボートがほとりに向かって進んでいく・・・そんな美しい映像に作品への期待が高まります。そして過去と現代を行き来しながら、ノートブックに書かれた物語が語られていくうちに、いつしか『彼女』の立場で聞いている(見ている)自分がいました。
物語中盤まではノートブックに書かれた出来事を中心に綴られていきます。若い二人の出会いと別れ、そして再会・・・それらの恋の想い出をノートブックに綴ったのは誰あろう・・・
物語の後半、一度は起こったかに見えた奇跡。『デューク』はそれが長く持たないことを知っています。きっとそうやって何度も何度も読み聞かせてきたであろう事が読み取れます。そしてラストに訪れた真実(ほんとう)の奇跡。涙がにじんできてちょっと画面が見づらくなってしまいました。
物語のキーワードは「鳥」です。ラストシーン、『デューク』が『彼女』に囁いたひと言はとても深い意味を持っていると思います。あの飛び立った鳥たちの中に二人もいたのかもしれませんね。
評価 星 いつつ(満点)
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P.S.1
この作品はどんな世代の人にも受け入れられる作品だと思いますが、特に今初恋真っ只中の中・高校生にこそ観て欲しいですね。
P.S.2
この作品を観るにあたり、老人性痴呆症について予習しておくと作品への理解度が高まるかもしれません。
老人性痴呆症について
老人性痴呆症、特にアルツハイマー病は病状の進行を遅くすることは可能でも、治癒させることは現代医学では出来ないそうです。この事を知らないと作品中の奇跡も理解できません。
P.S.3
上映直後にケミストリのコメントがあるらしいです。興味のある方はどうぞ(私はエンドロールが終わったら席を立ってしまいましたが・・・)

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この映画は高校生のおいらは
すごくすごく感動してしまいました
初恋ですね~~
TBありがとうございました。
こちらからも させて頂きました♪
トラックバックありがとうございました☆
TBって略すのですか?
実はまだブログを初めてから日が浅く、
TBの方法や、意味がよくわかっていません
よかったら教えてもらえませんか?
愛している人が、たとえどんな状態になっても愛し続けるということは難しいかもしれないけど、でも、あこがれますねぇ
こんな終末を迎えられる夫婦、いいですね
この作品の景色はすごくきれいだと思いました。
また、あの時代の女性の服装もステキだな~なんて思いました。
最近、ここまで純粋な恋愛映画はなかったように思います。
また、数年後に見てみたいですね。
こちらからもTBさせて頂きます。
最後に、お礼のコメントが遅くなり申し訳ありません。
私には、ずっと心に残るだろうなっていう作品でした。
ちょこちょこですが、映画を見に行きますので、心に残る作品に出会えた時、また記事にしたいと思います。もし、合致する作品がありましたら、感想等読みにこさせていただきます。
エンドロールのケミストリーの特典(?)映像
コメントはさておき、流れている映像は
「いい場面集めました」的な感じで、
映画が終わって一息といった時に、
また再び涙が溢れて溢れて・・・。
とにかく、「予想よりも断然良かった!」
というのが、正直な感想でした。
素直に泣きました。
“同じベッドで抱き合って死ねるならね...”って歌詞がある、大好きな歌を思い出しました。
私の評価も星いつつです。
トラバさせていただきますね。
皆が望む人生終焉のパターンのひとつでしょうね
トラックバックありがとうございました。
xina-shinさんのブログも、こちらのコメントも全て拝見
させていただきました。
すごい数のコメントとトラックバックにビックリしてます。
でもそれだけこの映画の反響が大きいということですね。
エンドロールの後はケミストリーのコメントだけではなかったですよ。
おまけ映像が・・・。
これがなかなかよかったです。
本当にいい映画でしたね。
「愛って素晴らしい」って素直に思えました。
ラストシーン、「これはちょっとありえない!」とは思ったけど、それでも「あ~良かった」って思いましたね。あれは奇跡だ!
夫にはタイトルだけを伝え、なんの予備知識も入れずに観に行ったのですが
自分の予想を裏切って、素晴らしい映画だったようです
もちろん私も星いつつです
どうも、当方は言いたい放題の我儘でイカンです。
お許しください、って言うなら書くなよ~~ですね。
スミマセンです。
ところで、この時間は、TBもコメントも結構どこも混雑しているよーですね。やっと辿りつきました(苦笑)。
エターナル・サンシャインも日本の公式サイトには妙な歌が入っていてビックリしました。映画館でも流れるのか、ちょいと不安です。
最近はめっきり映画の回数が減ってしまったのですが私も映画大好きです。
これからも機会がありましたら遊びにいらしてくださいね!
私もさせてもらいます。
久し振りに凄く映画を観ることができて、熱く語ってしまいましたが凄く評判がいいようなので安心しました。
この映画も、素直に感動できるいい映画でした。
まあ最近の映画にしては、良い方ですね。
あの年代は、結構懐かしい感じで・・
結局の所、若い頃あんなに情熱的でも最後は
こうなって行くって人生は短いですね。
後悔のない人生を送る為には
自分の生き方を真剣に考えた方が良いと思います。
人間の一生ってこんな風なんだって
今を本当に大事にしなくっちゃって思いましたね。
久しぶりに掃除の方が来られるまで、泣いてしまいました^^;
TBさせて頂きますm(._.*)m
落日が人生の終焉と重なるように、愛する人の手を握り最期を迎えるラストシーン・・・ステキでした。
いろんな人生にさまざまな恋愛のカタチがあるかと思いますが この映画の愛は心に染み入る物語でした。
この映画は本当に感動的ですよね。
私には出来ない無償の愛を感じます。
ラストは最高でしたが、
個人的には湖の白鳥のシーン、
背中がゾクゾクしました(*^_^*)
本当は地味な内容なはずなのになんであんなに泣けるんでしょう(笑)。
とにかくいろんな人に観て貰いたい作品ですよね!。
韓国映画にたくさんコメントがあったので
参考にさせていただきます。
私もシュリから韓国映画、韓国にはまってしまいました。
TBありがとうございました
キーワードは鳥・・。そうでしたね。
若い2人はロマンチックでしたが、
年老いた2人の現実はとても厳しいものでしたね。
それでも変わらない愛って・・やっぱり素敵
ですよね。
>『デューク』はそれが長く持たないことを知っています…
ここが一番個人的にグッと来ました。
またお邪魔させていただきます。でわでわ
>あの飛び立った鳥たちの中に二人もいたのかもしれませんね。
レビューのこの部分にしびれました(笑)
美しい物語ですが、誰の心の中にもある恋物語だと思います。いろんな世代の人がそれぞれに思いを抱いて観れる秀逸なラブストーリーですね!
私はまだ未見なのですがとてもいい映画だったようですね。期待が高まりました。
内科勤務なので(看護師さんではありません)老人性痴呆は抵抗なかったですが、知らない方は理解しずらいものなんですね…でも、理屈抜きでよかったです
もうあのコピーを見ただけで涙です^^;
こういう映画はみんなに見て貰いたいと
思い取り上げました^^
日曜にはオペラ座の怪人見に行ってきます
また、お邪魔させ頂きます^^
TBありがとうございました。
母が脳外科に入院していた事があるので
あの時の父と母がダブってしまって涙、涙でした。
TBありがとうございました。
実は私の住む町の映画館では、まだ上映されていないんです。ちょっと驚きですよね・・・。
公開されるまで待とうかと思ったのですが、やっぱり早く観たいので、ちょっと足を伸ばして上映されている映画館に行ってみようと思います。
その前に、老人性痴呆症について予習して行きます。
まだまだお子様な私は今の恋愛が精一杯です☆
ぽっぷといいます。
TBありがとうございました。
この映画に関して100点満点!とはいかなかった僕ですが、二人のまっすぐな愛には大変、憧れます。
うーん、自分が得られないものだからかなぁ。
では、また、寄らせていただきますね。
二人はお互いの思い出に浸りながら、同時にこの世を去ったんですもの。
今「きみに読む物語」とっても観たい映画の1つなんです!!
映画とっても大好きなんでまたここに遊びにきます☆
ちなみに今週末から観たい作品が多そうなので「アレキサンダー」はパスする予定です。
あのラストは本当に素晴らしいなと思いました。
鳥たちは元にいた場所に戻っていくんですよね。
ちなみにケミストリーさんはTVCMのコメントとほとんど同じだったのでちょっとがっかりでした。
でも再び流れる映画の名場面とともに、二人の歌が堪能できたのでなかなかよかったですよ。
>ありさかさん
コメント感謝です。この作品は是非恋人二人で見て欲しい作品です。(でも彼氏眠っちゃうかも・・・)
こちらで感想を読ませていただいて 彼氏と二人で見に行く事にしました。
楽しみです。
アレキサンダーも話題作で楽しみなんですけど。