港に行き沖の方をながめるとコンクリートの壁みたいのが並んでると思いますが、あれは遠くでわかり難いですが、高さ4~5階のマンションと同じぐらいの大きさの巨大なコンクリートブロック(ケーソン)を海に設置しています。何のために設置してるかというと港湾施設や係留してる船を海が荒れた時の波とかから守るための防波堤として使用されてます(ほかにも使用目的があります)冬の日本海側は低気圧による海からの風の為、海が荒れて波が高くなります。波の恐ろしさはスマトラ沖地震とかでわかると思いますがそのシケ時の波(強大な力)に対してケーソン(小さな剛)で対抗しないといけません。いくら巨大なコンクリートと言え、強大な力に対して小さな剛では正面から力を防ぎきれません。
それではせっかくの防波堤としての意味がないのでケーソンの沖側前面にテトラポット等の消波ブロックを台形に積み重ねます。テトラポットとは写真のように形をしており、不規則に積み上げるとテトラポット同士に空隙ができ、波が平らな面にまっすぐ当たると違って複雑に入り組んだブロックに当たると強大な波の力は分散して弱まらせてケーソンで止めます。そうすることによってシケに対抗し港を守ります。強大な波(相手の攻撃)に対してコンクリート平面(相手の攻撃をまともに体)で受けるのではなく、消波ブロックの複雑な形状(体内部の感覚)によって相手の攻撃をそらしたり吸収したりすることは武術に通じるものがあると思います。この前の練習の時の先生が相手の攻撃を内部感覚で衝撃を吸収したり、打点をずらしたりと言う話で思いつきました。海に行ったときでもただの景観を悪くするコンクリートの壁と思わず、役立っているものと感じてくれたら幸いです。
やっぱりたいした文章にならなかった…勉強します。
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まあさ
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