久し振りでフラインタイヤを訪れる。何年ぶりであろうか、2004年以来とすると5年ぶりになる。建てかけで放置されていたビルは完成して立派なクリニックになっている。
ドイツのNGOの寄贈らしい。しかし診察室には、ドクター廣瀬の写真が飾ってある。小生が贈ったプラスチックの額のままである。
ここでヤンゴンYMCAの理事長が週に三回各3時間ずつ診療を行っているとのこと。今日は全国の会議があって1時間遅れたと言っていたが、私のせいではあるまいか。ヤンゴンYMCAのホールで私を見つけた時のメンマさんの勢いは相当なものであった。「総主事との話なんぞ後にして頂戴!」と言わんばかりに「フラインタイヤに行きたいなら、私についていらっしゃい」と言って小走りに走りだしたものだ。確かにこれでは急がざるを得ない。この日の患者が時間内にさばけないかも知れないのだ。
週に1回は余所でも巡回診療をするとのことで、全部で週に4回、医師は理事長一人で稼働している由。息子のトッタ君のサポート(運転手と受付)がなかなか頼もしい。日本語も少々。聞けば1年ほど日本で働いていたとのこと。医師を継ぐのは難しいらしい。
サイクロン被害があってから、このクリニックが始まったとのこと。これも、廣瀬先生の事業の後継の一つかと思えば感慨ひとしおである。良き継続を祈りたい。
.
.
.