韓国大好き POLASTAR

その時々のことを楽しくお話しましょう^^無理をせず、周りをよく見て・・・自然体で・・ね^^

愚かな行為

2006-05-13 16:00:08 | 
昨日の夜の画像です。
右前足に点滴の針を入れたまま帰ってきました。
大嫌いな風呂場の前でカゴを開けると、ヨロヨロしながらも必死でリビングの方へ向かって小走りでいきます。
そばに座った私のひざに上がろうとフーフー荒い息を吐いてました。
しばらく抱かれてましたが・・・それすらもきついのか降りようとするとそこに倒れこむように横になりました。

突然・・・・
私たちは人間のエゴで、リッキーを苦しめている。。。。と。
私は留守の家の中で、仕事から帰ってきて、息絶えているリッキーを見たくないからと。。。。
娘らは・・・・せめてもうちょっと生きてて欲しいと。。。。。

そのために・・・彼は痛いばかりの点滴を毎日6時間も受け、大嫌いな車に毎日毎日乗せられて、知らない場所で、知らない人に囲まれている。。。。

なんと愚かなことを私たちはさせているのだろう。。。。。

私たちが後悔しないために・・・出来ることはやったんだと・・・・・精一杯見たんだと・・・・

あのまま点滴をさせなければ自然に息が細くなってもしかしたら今頃は昏睡から旅立っていたかもしれません。
それがどんなに彼にとっては自然な死で、安らかな死であることか・・・
自然の摂理どおりに旅立っていたかもしれないのに。。。。

私たちはそれを無理に引き伸ばし、彼に荒い息と、ヨロヨロする足での歩行をいつまでもさせている。

帰りの車の中で思いました。
たとえいい先生が見守ってくれてるとしても・・・・
たとえ、すぐに対応できる病院の中にいるとしても・・・・

彼に必要なのは、住み慣れた我が家のテーブルの下か、たとえそのときが一人であっても、大好きな家族の匂いがこもるこの部屋の方がどんなに幸せなのか分からないのだと・・・・・

昨日はこのブログを書けなかった。
自分たちのしてることがあまりにも身勝手で・・・

それでも、今朝、病院に点滴に連れて行った時に『もう、点滴はやめます』と言えなかった。。。。
先生は『今日も点滴をされますか?』と、わざわざ聞いてくれたのに。
やってることの無意味さを先生は家族に分かってもらいたいのだということも理解してるけど・・・・
それでも、今この点滴だけが・・・彼の命をつないでるたった一つの手段。
それを断ち切ることが出来ない私。

朝、娘をバイトに送って行く時に車の中でこの話を娘にしたら・・・・
『どうしたらいいのか私には分からない・・・』と。
いろんな経験のある親の私でさえどうしたらいいか分からないのに・・・・18才になったばかりの娘にどんな答えが出るというのだろう。
昼前に娘からメールが入ってきた。
『リッキーは連れて行ったん?お母さんは元気?』

夕方迎えに行ったら先生に明日からの点滴は断ろう。
仮にそれで死期が早まったとしても彼は今の状況を望んでないだろう。
主人が『この家でそのままに死なせるのが一番リッキーのためにはいいと思う。』
最初からこう言ってた。

月曜日は部屋中にバスタオルを敷いて仕事に出よう。
どこで吐いても、どこで失禁してもいいように。。。

リッキー
やっとお母さんも腹が据わったよ。
苦しめて・・・長引かせてごめんね。

今から病院に迎えに行ってきます。