
おそるおそる
たどる道すがら
蝶に 呼び止められ
花に語りかけられ
トンボの姿を うらやましいと思い
あの薄羽で どこまでの自由が許されているのか
たずねてみたいと
後を追い
わたしの秋は 確実に
にじり寄ってきています。
恋しい人の名は
胸に隠して
人の世で 人らしく生きるために
恋よ 愛よ と 騒ぎ立てることなく
それなりの つつましさを保って
生きるために 装った仮面を
脱ぎ捨てることは おそらく
永遠にないと知りながら
ああ それでも
どこかで 素の自分に戻って
胸の中に渦巻くすべてを
惜しげなく 打ち明けて
受け止めてくれる 大きな心は
必ずや 存在すると信じている
もう一人の わたし
素直には 生きずらい世界にいて
季節の変わり目に
おどおどしい 不毛の恋を
だれに漏らすべしや
たどる道すがら
蝶に 呼び止められ
花に語りかけられ
トンボの姿を うらやましいと思い
あの薄羽で どこまでの自由が許されているのか
たずねてみたいと
後を追い
わたしの秋は 確実に
にじり寄ってきています。
恋しい人の名は
胸に隠して
人の世で 人らしく生きるために
恋よ 愛よ と 騒ぎ立てることなく
それなりの つつましさを保って
生きるために 装った仮面を
脱ぎ捨てることは おそらく
永遠にないと知りながら
ああ それでも
どこかで 素の自分に戻って
胸の中に渦巻くすべてを
惜しげなく 打ち明けて
受け止めてくれる 大きな心は
必ずや 存在すると信じている
もう一人の わたし
素直には 生きずらい世界にいて
季節の変わり目に
おどおどしい 不毛の恋を
だれに漏らすべしや

スカビオサ
花言葉 不幸な愛