おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

やどかりのように・・・

2017-01-31 12:08:53 | Weblog
水仙が 庭の片隅で 静かに 咲いて

胸の中に 小さな灯が ともったような
何かしら 希望が芽生えたような

いつもと ちがう 朝。

ふるい友人に 電話をかけ
なんとなく 声が聞きたくなって・・・
その後が 言葉にならない。

水仙が・・ね
いい香り・・・

黙って 聞いてくれる そのひと

その人の ぬくもりの中に
ヤドカリのように 身を寄せる ひととき

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜか 忘れない

2017-01-27 17:23:15 | Weblog
だれもが あのときを 忘れはしない。
心ときめいた 日のことを
その日の あのときを

面影は なぜか 消えて・・・
ときめいた 思いだけが 消えてはいない

肩においた あなたの手の温もりが
ときめいた心の ままに よみがえる
でも あなたは 顔のない かげろう

幸せに なりたかった
しあわせを 待っていた

幸せを 分かち合うはずだった

月日と共に 薄れていく 思いの数々

あなたに 心躍らせた 日々は
遠くなった いま、

なぜか 
ときめいたことだけは・・・

わすれては いない。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪に追われて

2017-01-23 21:05:35 | Weblog


小雨が みぞれにかわり
みぞれが 粉雪にかわり
粉雪が 綿のようにふわふわな雪にかわった。

車のわだちが レールのように 後からついてくる。

あの時の 景色は すでに 雪の灰色の絵の具で 姿を変えた。

雪は白いはずなのに・・・
あの景色は 灰色にみえる。

逃げるように 楽しい時間から 遠ざかる。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちいさな ごめんなさい

2017-01-22 17:04:38 | Weblog
何気なく 手渡された 小さな鍵
それは、あなたの 心の鍵

その重みを もてあましている わたし。


お返しに わたしの心の鍵を・・・!?
いいえ、 

それは ・・・ 

シクラメンの鉢のまえで
黙って 立ちつくす

数分・・・が 数時間に思える

そして
ちいさな ごめんなさいを 背中に。 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

それだけで いい。

2017-01-21 19:10:20 | Weblog
愛は そんなに たくさんいらない。

言葉は 少しでいい。

ふとした 目線の先に ロッキングチェアー と
首に巻いた チェックのマフラーと
子犬を抱いた あの日の私が いる

その風景の中で 暖炉色の 幸せが
ふんわり 漂っている。

それだけで いい。

私は 一度に たくさん 持てないのです・・・

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一点を見つめて・・・

2017-01-18 18:00:19 | Weblog
頭の中が 空っぽで 
何も浮かんでこない よどんだ時間を

ただ 一点を見つめて 思考の停止を 
楽しむかのように すごして いた時

風の音の向こうから ひたすら呼びかける
人の声に似た ざわめきが 近づいてきて
すぐ近くで 止まったようで

確かめようと 周りを見回しても なにもなくて

それが 私の心の 空白を 奪い取った ように

行き交う車の音が 急に 現実の世界に
私を 呼び戻して

そして・・・
私は 大きく ため息をついてしまった。

こんな午後は 暖かいスープをのんで
好きな音楽でも 聴きましょう。

見つめていた 1点の先には
時々 飛んでくる 山鳥が 少しの間
羽を休める 木の枝が 木枯らしに揺られて・・・

寒そうな 風景が あるのです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする