学生の頃の話だ
先生が僕を褒めてくれた
「おまえの友だちは出来が悪いが
おまえはすごいがんばってるな!」
僕はこの時
何か良く解らないが複雑な思いになった
認められて嬉しいような
しかしただそれだけでないような
今日も又同じような事が起きた
自分のちっぽけな自尊心は喜々とし
同時に
言いようのない悲しみが心の中を流れた
十年という年月は人を変える力を持たないようだ
いや
悠久の時でさえ
人を変えることなど出来ないのかもしれない
先生が僕を褒めてくれた
「おまえの友だちは出来が悪いが
おまえはすごいがんばってるな!」
僕はこの時
何か良く解らないが複雑な思いになった
認められて嬉しいような
しかしただそれだけでないような
今日も又同じような事が起きた
自分のちっぽけな自尊心は喜々とし
同時に
言いようのない悲しみが心の中を流れた
十年という年月は人を変える力を持たないようだ
いや
悠久の時でさえ
人を変えることなど出来ないのかもしれない