久遠劫より今まで流転せる苦悩の旧里

過去か未来か 永遠とも思える明鏡止水の独り言

惑星・恒星の大きさとベテルギウス

2010-05-22 03:03:04 | 流星群・天文・宇宙のこと
最近旬な惑星は、先日の月との接近や、あかつきの目的地金星。

そして特有の縞模様が1本消失した木星。

そこで、惑星の大きさを比較。

まずは固体惑星の4つから。



金星と地球の大きさは宇宙規模で見ればほぼ同じ。
比べてみるとよくわかりますね。

一方火星は意外に小さかったりします。
小さいがゆえに重力も小さく、大気の層も薄くなっています(地球の約75%程度)。
その大気の95%が二酸化炭素。
割合は金星とほぼ同じですが、金星ほどの温暖化(灼熱化?)は起こっていません。
最高気温は20℃程度です。
でも、小さくても衛星は2個(フォボスとダイモス)ありますね。


次はガス惑星、氷惑星と、そのまま恒星の大きさ比較へと行きます。
これはYOU TUBEの動画でどうぞ。



これを見ると地球などはホントにちっぽけですね。
「狭い日本」、といわれますが、あの規模から見ると
地球も日本も大して変わらない大きさです。

kmで比べてもピンと来ない方のために、
こちらの動画では東京ドームに換算して比べています。
(画像は同じです)



溝とか穣とかそんな単位を見る日がくるなんて・・・


これだけの大きさの星同士はさらに果てしない距離を隔てているのですから
宇宙というのはどれだけ広いんだと感じますね。


また、最後のほうに出てくる赤っぽい大きな恒星、
赤色超巨星のベテルギウス(オリオン座α星)ですが、
近い将来、寿命を終える星とされています。
寿命を終えるときは超新星爆発を起こし、
地球からは満月と同じ程度の明るさになるといわれています。
またその影響で、γ線が640光年離れた地球にまで届き、
何らかの影響をもたらすと言われています。

実際、最近の、といっても実際は640年前のことになりますが、
ベテルギウスの様子が変わってきているそうです。
どう変わっているかといえば、15%ほど縮小している、
表面に通常とは異なる赤い点が出現している、
表面に凹凸が見られる、などが観測されています。

ベテルギウスは変光星なので、膨張と収縮は起こるのですが、
その際、明るさも変化するはずですが、
この縮小に伴った明るさ変化はほとんど無いそうです。
また、凹凸も大量のガスの放出によるものではないかといわれています。

変光星とは・・・膨張・収縮する事によって明るさが変化する恒星のこと
         最大で25%の大きさ変化する恒星もあります。

明日にも超新星爆発を起こすかもしれないベテルギウス。
もしその日が来たら、オリオン座からα星が消失し、
史上最大級の天文ショーとなるでしょうが、
放射線が地球に届いてしまうので、そんな悠長な事は言ってられない可能性もあります。
γ線というのは指向性があり、もし地球のほうを向いて爆発し、
放射線が放出されたら、生命や環境への影響は未知数らしいです。


ちなみに、ベテルギウスを太陽の位置に置くと、
木星軌道まで届く大きさになるそうです。

こういう比較のほうがわかりやすいですね。

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1 コメント

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 (松下 萌香)
2011-07-01 19:43:58
じgふぃsjごしょg

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