久遠劫より今まで流転せる苦悩の旧里

過去か未来か 永遠とも思える明鏡止水の独り言

おうし座流星群・北群

2010-11-07 00:14:02 | 流星群・天文・宇宙のこと
ごめんなさい・・・
おうし座流星群南群の極大に間に合いませんでした・・・

しかし、まだ北群があるのでまとめておきたいと思います。

おうし座流星群・北群

・活動期間      10月1日~11月25日
・極大日       11月13日 午前
・予想HR       5個
           (HR・・・好条件下で一時間に見られる流星数のことです)
・月齢        13日6、夜半以降は月明かり無し
・放射点の位置   下の画像を参照してください
・観測可能時間   一晩中見れます
・天気予報      晴時々曇
・母天体       エンケ周期彗星 2P/Encke




特徴としては、流星数はそんなに多くありません。
HR(Hourly Rate=好条件環境で1時間あたりに見られる流星数)
は5個がいいところです。
しかし、他の流星群と比べて、速度が比較的遅く、
また、火球の割合が多いといわれています。
極大期といっても非常に緩やかな推移ですので、
11月中旬までは流れやすいといわれます。

昨年はこの時期に木枯らし一号が吹いていたような気がします。
今年は既に冷え込んでいますので、充分に防寒対策は施してください。

転勤してから勤務時間が大幅に変わってしまったため、
流星群観測はできそうにないので寂しいです。

せめて年末のふたご座群だけは見たいですね。

月刊星空案内・11月号

2010-11-02 00:53:38 | 流星群・天文・宇宙のこと
もうそろそろ忘れ去られてしまいそうなのが心配なくおんです。

家出の滞在時間が睡眠時間を除くと僅か二時間弱・・・
日に日に環境が悪化してきております。

11月はせめて週1更新は出来るようにしたいと反省しております。


それでは11月になりましたので、月刊星空案内11月号です。


まずは今月の流星群から。

11月に活動する主要流星群は2群。
おうし座流星群(南群・北群)としし座流星群。

おうし座群のほうは既に活動中ですね。
極大日は南群で5日深夜(6日午前)、北群で12日深夜(13日午前)となります。

しし座群は10日から23日が活動期間で極大日は18日早朝となります。


次に、その他を日別にご紹介。
流星群情報も入れておきます。

1日    ハートレイ彗星が先月末に近日点(太陽に一番近い場所の事)を通過し見ごろ
      (4等級程度の明るさです)
5~6日  おうし座流星群・南群が極大
12~13日 おうし座流星群・北群が極大
16日    月・木星・天王星が接近(天王星は肉眼では見えません)
15日20:45 月が最遠の位置(地球から一番遠くなり、小さく見えます)
18日    しし座流星群が極大
20日夕方  水星と火星が接近(水星はおそらく見えないと思います)
       21日AM1時頃に最接近(残念ながら見えません)

このほかにも、全く見えませんが14日に“P/2000 G1 リニアー彗星”が
近日点を通過します。

こんな所でしょうか。

それと、10月の時に書き忘れていたのですが、
10/29に金星の日面通過(太陽の表面を金星が通過する事)がありました。
これは太陽・金星・地球がほぼ一直線(金星と地球には公転面のズレが
あるのでほぼ一直線です)に並ぶために起こる現象で、
極小規模な日食ともいえるものです。
地球から見る金星は太陽と比べるとはるかに小さいため、
太陽を隠せずに表面を通過するということになります。

この現象は非常に珍しい物で、前回あったのは2004年6月、
次は2012年6月となります。
しかし、その次が2117年12月、さらにその次が2125年12月となります。
だからこそ紹介したかったのですが、残念ながら力尽きていました。


それでは次はおうし座流星群の頃に更新したいと思います。