ブルームーン、皆さんは見れましたか?
19時頃に見たときは薄雲がかかっていたものの、
そばの火星と一緒に輝いていました。
その後、21時過ぎくらいには火星は雲に隠され、
日が変わる頃には満月すらも雲の向こうに隠されてしまいました。
少しですが見れたので満足ですね。
このところの記事で星の色の話が出ましたので、
今日はこの星の色についてまとめたいと思います。
まず、星にはいくつかの種類があります。
大雑把に分けて恒星、惑星、衛星、小惑星、彗星などに分かれます。
このうち、自ら発光しているのは恒星のみで、
その他の星はその恒星の光を反射しているだけとなります。
例外として彗星はある部分(イオンテイルと呼ばれる部分)が
発光することもあります。
そして光の色はどのようにして決まるかというと、
反射してる惑星や衛星は表面の成分によって変わります。
例えば火星は表面の成分には酸化鉄が多いので赤い光を反射します。
木星は表面が黄色い光を反射するメタンですので黄色く見えます。
金星のように表面が全ての光を反射する場合は恒星そのものの色となります。
また、地球を外から見ると青く見えるのは大気と水が青い光を反射するためです。
自ら発光する恒星の色はどうやって決まるかというと、
その星の表面温度によって変わります。
代表的なものを挙げてみます。
赤(3600℃以下)オリオン座α星ベテルギウス
だいだい色(3600~5000℃) おうし座α星アルデバラン
黄色(5000~6000℃) ぎょしゃ座α星カペラ
うす黄色(6000~7500) こいぬ座α星プロキオン
白色(7500~11000℃) おおいぬ座α星シリウス
青白(11000℃以上) おとめ座α星スピカ
並べてみるとその色の違いがよくわかりますね。
ちなみに太陽はカペラと同じ黄色に分類されます。
ちなみに、この星の色は天文用語でスペクトル型といいます。
(星の色の違い=スペクトル型の違いというような使い方をします)
そして、「おおいぬ座α星シリウス」などのα星とは何かというと、
その星座の中で一番明るい星のことです。
また、星の光は赤に近づくにつれ、大きくなり、
恒星としての寿命が尽きようとしています。
オリオン座α星ベテルギウスは約600光年離れていますので、
もしかしたらもう寿命が尽きている可能性もありますね。
(太陽の現在の年齢が約46億歳に対し、
ベテルギウスは600万~2000万歳でありながら
寿命が尽きようといている短命の星だそうです。)
仮に寿命が尽きたとしたら、超新星爆発が起こります。
600光年離れた場所で起こった超新星爆発は
マイナス12等星くらいに輝くといわれています。
このマイナス12等星がどれくらいの明るさかというと
満月と同じくらいの明るさになります!
とはいえ、地球上では600年後に見る事になりますが、
600年前に爆発していれば明日見る事になりますね。
最後は余談で少し難しい話になりましたが、
一言でまとめると、星の色の違い=温度の違いという事なのです。
この記事を作成していると理科の授業を思い出しますね。
非常に長くなり申し訳ありません。
19時頃に見たときは薄雲がかかっていたものの、
そばの火星と一緒に輝いていました。
その後、21時過ぎくらいには火星は雲に隠され、
日が変わる頃には満月すらも雲の向こうに隠されてしまいました。
少しですが見れたので満足ですね。
このところの記事で星の色の話が出ましたので、
今日はこの星の色についてまとめたいと思います。
まず、星にはいくつかの種類があります。
大雑把に分けて恒星、惑星、衛星、小惑星、彗星などに分かれます。
このうち、自ら発光しているのは恒星のみで、
その他の星はその恒星の光を反射しているだけとなります。
例外として彗星はある部分(イオンテイルと呼ばれる部分)が
発光することもあります。
そして光の色はどのようにして決まるかというと、
反射してる惑星や衛星は表面の成分によって変わります。
例えば火星は表面の成分には酸化鉄が多いので赤い光を反射します。
木星は表面が黄色い光を反射するメタンですので黄色く見えます。
金星のように表面が全ての光を反射する場合は恒星そのものの色となります。
また、地球を外から見ると青く見えるのは大気と水が青い光を反射するためです。
自ら発光する恒星の色はどうやって決まるかというと、
その星の表面温度によって変わります。
代表的なものを挙げてみます。
赤(3600℃以下)オリオン座α星ベテルギウス
だいだい色(3600~5000℃) おうし座α星アルデバラン
黄色(5000~6000℃) ぎょしゃ座α星カペラ
うす黄色(6000~7500) こいぬ座α星プロキオン
白色(7500~11000℃) おおいぬ座α星シリウス
青白(11000℃以上) おとめ座α星スピカ
並べてみるとその色の違いがよくわかりますね。
ちなみに太陽はカペラと同じ黄色に分類されます。
ちなみに、この星の色は天文用語でスペクトル型といいます。
(星の色の違い=スペクトル型の違いというような使い方をします)
そして、「おおいぬ座α星シリウス」などのα星とは何かというと、
その星座の中で一番明るい星のことです。
また、星の光は赤に近づくにつれ、大きくなり、
恒星としての寿命が尽きようとしています。
オリオン座α星ベテルギウスは約600光年離れていますので、
もしかしたらもう寿命が尽きている可能性もありますね。
(太陽の現在の年齢が約46億歳に対し、
ベテルギウスは600万~2000万歳でありながら
寿命が尽きようといている短命の星だそうです。)
仮に寿命が尽きたとしたら、超新星爆発が起こります。
600光年離れた場所で起こった超新星爆発は
マイナス12等星くらいに輝くといわれています。
このマイナス12等星がどれくらいの明るさかというと
満月と同じくらいの明るさになります!
とはいえ、地球上では600年後に見る事になりますが、
600年前に爆発していれば明日見る事になりますね。
最後は余談で少し難しい話になりましたが、
一言でまとめると、星の色の違い=温度の違いという事なのです。
この記事を作成していると理科の授業を思い出しますね。
非常に長くなり申し訳ありません。