雨の灯台

ポケモン擬人化を取り扱っています。
参加企画関連の記事メインです。

クロクラほのぼの+私信

2009-06-26 00:42:36 | R.N!/SS
「クロチェ?」
呼ばれた事に驚いて目を開けると、すぐ近くでオレを覗き込む顔があった。
「……クラウ」
全然気付かなかった。
かなり頭の中に意識が集中してたらしい。
「寝てたノ?」
「ううん、ちょっと考え事してた。座る?」
隣を指すと、クラウはウンと頷いて腰掛けた。
街の隅の方にあるベンチだからあんまり人通りもないし、静かだ。
「何考えてたノ?」
首を傾げて聞いてくるクラウに笑いかけてみせる。
「さっき、思い出した事があったんだ」
ふと目に留まった知らない二人が、何となく父さんと母さんに似た雰囲気を持っていたから。
「ちょっと昔話になるよ」
いつだったか、和やかに話していた両親に向かってぽつりと零した事がある。
『……父さんはいいね』
『ん?』
『どうして?』
『母さんみたいな人に会えたから』
純粋な羨望だった。
オレには無理だろうなっていう諦めからではあったけど。
『いつかきっとクロチェも会えるよ』
そう言われてから年月が過ぎても、会えるとは思ってなかった。
でもそれは、クラウと会うまでの話。
「オレ、自分が誰かを好きになる事はないって思ってた。きっと命だけで精一杯だから、恋愛する余裕はないだろうって。……でも違った。余裕とか、そんなの関係なかった」
きっかけは瓶を拾った事。
それだけならただの偶然で終わったかもしれないけど、そうはならなかった。
「クラウの明るさとか、一生懸命生きてる事を知る度に、どんどん惹かれていったんだ。――ありがとう、オレと出会ってくれて」
心からの言葉を伝えると、クラウが抱きついてきた。
「クロチェ!」
嬉しそうに笑いながら、名前を呼んで。
「ボクこそありがとう! 大好きダヨ!!」
大切な人。
抱きしめ返して、その温かさを感じる。
オレは今、とても幸せだよ。
クラウも同じくらい幸せだったら嬉しいな。


クラウちゃんお借りしました!
ほのぼのやっと上げられました……。
時間かかった割に短いorz
年中プチスランプらしいです←
完全なスランプになると何も書けなくなる(爆)
さて、クロチェにとってクラウちゃんが初めて好きになった人です。
初恋が叶うなんて幸せな事。
そんな風に好きになれる相手に出会えるのも幸せな事。
その幸せを噛みしめるという話でした。

最近パソコンあんまり開けない、メールもなかなか打てないのコンボにやられています。
メールがかなり溜まっている……いつか友達なくしても文句言えないぞ私……。
心情的に疲れが溜まりやすくなっているのかもしれない。
何かちょっと頭も痛いし。
近々叱られる事も確定したし、今日のところは大人しく寝ます。
いい加減メール完成させて送らないとなぁ。
いつまで書きかけにしておくつもりだ。

以下、きりん。さんへ私信です。
紙粘土の人形すごいですね!
クラウちゃん可愛かったです^^
立体を作れるなんてほんとにすごいです。
反応遅くて申し訳ないんですが、クロチェとトリルもお願いしていいでしょうか……!