故ロビン・ウィリアムスさんの遺族が、故人を汚すような加工画像を苦にTwitterの利用をやめたことを受け、Twitterがポリシーに遺族からの画像/動画削除を受け付けるという項目を追加した。
米Twitterは8月20日(現地時間)、遺族が故人に関連する画像や動画のツイートをリクエストできるよう「Twitterのルールとポリシー」を改定した。同日、Twitterの公共コミュニケーション担当者がツイートで発表した。
ポリシーの「亡くなられたユーザーに関するご連絡」というページに、新たに「画像の削除」という項目が追加された(本稿執筆現在、日本語化されていないので訳は本稿筆者によるもの)。
「故人への想いを尊重するため、Twitterは亡くなった方の画像を特定の状況において削除します。遺族あるいは権限を持つ個人は、対象となる方の死亡前後に致命的な被害を受けた際、「privacy@twitter.com」にメールすることで画像あるいは動画の削除をリクエストできます。Twitterは削除リクエストを検討する際、コンテンツの報道価値などの公共の利益について考慮するため、すべてのリクエストに応えられるわけではありません」
これは、8月11日に亡くなった俳優のロビン・ウィリアムスさんの娘で女優のゼルダ・ウィリアムスさんが、Twitter上に投稿された父親の死を汚すような加工画像や攻撃的なツイートを苦にしてTwitterの利用をやめたことを受けたもの。ゼルダさんの最後のツイート後、Twitterはこうした状況に対処するためにポリシーの改善を検討していると表明していた。
ゼルダ・ウィリアムスさんのツイート
また、このポリシー変更の数時間前には、「ISIS(イスラム国)」がYouTubeに投稿(現在は削除されている)した米国人ジャーナリストの「処刑」動画やその一部の画像がTwitter上に蔓延し、それらも削除された。
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