ウイング マレーシア・クアラルンプール校

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第一四半期 5.3%

2007年05月31日 | マレーシア
マレーシア中央銀行は、2007年第1四半期の実質国内総生産(GDP)成長率が前年同期比5.3%だったと発表した。
民間消費支出の伸びや、公共投資の拡大が背景にある。ただ前四半期の5.7%を下回り伸びが減速。05年第4四半期の5.2%に次ぐ水準にとどまった。

Bank Negara(中央銀行)のTan Sri Dr Zeti Akhtar Aziz (ゼティ総裁)は「第1四半期は全分野で成長が見られた。今年通年の成長率は、予測不可能な変動要因が発生しない限り、6%目標を達成できる」との見解を示した。

部門別では、積極的な消費が牽引しサービスの成長率が前四半期の8%を上回る9.6%と大きな伸びを示した。小売り、卸売り、金融、ビジネス・サービス、保険、不動産の分野で成長が目立った。

製造は1.7%で前四半期の4.3%から大きく減速した。
化学、ゴムなどの輸出が伸びたものの、木材、石油製品の出荷が低迷。電気・電子も不振だった。輸出主導型産業の伸びは0.1%にとどまった。

農業は、漁業や林業、ココア、果物などが好調で2%。
鉱業は原油の生産減で前四半期から半減の1.1%となった。

内需は前四半期の7.1%を上回る7.6%。公共・民間の両部門で拡大したほか、労働市場が安定し可処分所得が伸びた。民間消費は8.6%増加している。総固定資本形成の成長率は5.4%。公共部門では、運輸、農業、地方開発、公益分野への投資が多かった。

1~3月のインフレ率は前四半期の3%を下回る2.6%。

今後は欧州、日本、中国、インドの景気と内需次第で、目標を到達できるであろう。


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1 コメント

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こんにちは (memaido)
2007-05-31 16:30:31
はじめまして、楽しく拝見させていただきました。
またちょくちょく拝見させていただきます。

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