『説得しに、ウチまで来てくれない?』
夢覚めやらぬ間に、プレイ時間が終了。
その昂りに乗じて、店外デートを誘うお客様は珍しくありません。
『今度、ご飯でも食べに行かない?』『好きなバッグ、買ってあげるよ!』、etc…。
でもこれらは、極めてオーソドックス。
今日は、一風変わった口説き文句をご紹介しましょう。
『俺さぁ、全然まだイケるし。凄くない?』
昨夜3本目。推定年齢52歳。
白髪70%、下ネタ90%、無理な若者言葉120%の、ある意味で爆笑物のオジサマ。
『(いやいやいや…、もう勃たんし。見るからにフニャチン(死語)やし)
凄いね~♪さっき、いっぱい出たのにね~』
『でも、これは次に愛ちゃんとする為に溜めとく!』
『(初老のオッサンが"溜める"とか言うなよ…)ふふっ!もう、エッチさん♪』
『じゃ、メルアド教えてもらえる?』
『("メルアド"って…ぷっ)うん!●●●-▲▲▲-■■■だよ~。』
『これで、愛ちゃんと連絡取り合えるんだね!』
『そうだね、どうぞ(指名を)宜しくね♪』
『じゃあさ、今度、どっか行かない?』
来た来た!!
揃いも揃って皆、何故挨拶のように店外デートを誘うかなぁ?特に初老層の連中は。
『有難う。でも、それは禁止されてるの。ごめんね』
『え、あ…そうなの?』
『うん、そうなの。どうか許してね♪』
『え、でもさ。プライベートな理由でだったら、いいんでしょ?』
『…うん??』
『実はね、俺、嫁がいるんだけどさ』
『("実は"って…別に要らんがな)うんうん』
『どうもね、俺が浮気してるって勘違いしててさぁ』
『はぁ。大変だね』
『浮気って言うか、風俗にはよく行くんだけどさ、
それを嫁、浮気と履き違えちゃっててさ。いや、風俗に行ってるとは、ちゃんと話したんだ。
嫁も俺と年は変わらないんだけど、風俗に対する理解はあるからね。
でも、どうにも浮気の言い訳に聞こえちゃうらしくてさ~…』
『(よー喋るなぁ…。ってか初老の女が風俗を理解出来るんか?)うんうん』
『だからさ、説得しに、ウチまで来てくれない?』
は?
とち狂ったか?オッサン。
このリアリティの欠片も無い物語は、何なのさ。
"とにかく外で会いたいんだぁ!"オーラが丸見えでっせ?口下手過ぎ。
『そしたら、夫婦円満になるんだけど…』
『(知らんがな…)え?でもそれ、下手に私が介入しちゃったら、
余計に奥様のお気を悪くさせると思うんだけど?』
『いや、でも、嫁は風俗に理解があるから…』
『じゃ、お電話貸して下さる?』
『え?あ、でも』
『そういう事なら、店長も、誠意を持って説明差し上げると思うよ?
私、頼んでみるから、安心して♪』
『あ、あ、でも、愛ちゃんが来てくれないと、い、意味が無いし…』
『(シツコイな…)だから、それは奥様がお気を悪くされるから、駄目ですって』
『いや、だから、風俗には理解があるから大丈夫だって!』
『じゃ、私にお電話貸して下さい』
『え?』
『風俗への理解をお持ちでいらっしゃるなら私自身から、お話させて頂きます。
最初からこうすれば良かったんですよね。大丈夫です、任せて下さい』
『あ、え、え?あ…それは、いいや。電話は、要らないや』
『え、要らないんですか?』
『うん、電話はいいや。丁度、嫁もパート行ってるし…』
『え、でも。説得しなくて大丈夫なんですか?』
『…ん?あ、うん。大丈夫だよ』
『(…良し!)じゃあ、お家までお邪魔する理由も無いですよね♪』
『………………あ、うん。そうだね…』
勝った。嗚呼、ウザかったぁ。
そもそも、奥様に風俗通いが明るみになっては困るのに、
何故、敢えてリスキーな物語を組み立てるかね?
その頭脳に鈍さに、脱帽。
お疲れ様でした。(私が)
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