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窓の向こうの海

素直で純心なきみに、憧れ手を伸ばしていた。いつのまにか、掴まれていた。もう離さないよって、きみが太陽みたいに笑った。

太陽が見ている(かもしれないから)⑥ いくえみ綾

2017-07-27 20:38:52 | 読書




大好きないくえみ作品の新刊、
とは言っても4ヶ月前に出ていた、、最近やっと買った。

本屋さんにしょっちゅう行かなくなった(大抵まとめ買い)ので、新刊に気づくのが遅れるこの頃。


前巻はとても苦しくて、岬が自分と向き合うために爆発して、今回はそこから一歩ずつ進み始めた。
切ないけれど、すごく好きな展開にどんどんなってきた。
髪をばっさりと切った岬が可愛い。
ふわふわショートヘアの女の子好きだ、、
決別のために髪を切る岬の精神も好き。
ぶれない想いを抱えるハタチの岬。


どうしても岬寄りで見てしまう、ずっと読んでいる。



そして日帆は高校時代からもうずっと飯島兄に相談を続けていたのね、
いや、一度途絶えて再開、か

日帆はわたしの大学時代の親友に似てる。
時々こわいくらい、似てる。
だからかなあ、すこし苦手でもある。


楡は優しいなあ、優しいけど冷たい、でもそこがまた良いんだよなぁ、

冷たい愛情、、すきだ。




そして巻末には潔く柔くの番外編!!!


もうもう素晴らしすぎて泣いた、、、


ハルタの弟くんが出てきて、、生きてる。
『ふつうに』生きてる。

ロクとカンナも結婚して、子どもも生まれて、
月日はきちんと流れていくものなのね、
そしてむっちゃんはずっとずっとロクのことが好きで、、

魂は循環していて、憶えていて、いま、生きてる。


感動が止まらなかった。


いくえみさんはほんとうに天才漫画家さんだ、、



こんなにも心揺さぶられて、くるしくて切なくて愛おしくて、めげずに生きていこうって思える。


高3の頃、潔く柔くに出会ってから、ずっとわたしのバイブルだった。


学校の帰り道に駅の本屋さんに寄って一巻ずつ買っていた。

ひとりで部屋で静かに読んで、心掴まれて、受験期に、友達に貸しまくった。語りまくっていた。あの頃。


大学でも友達に回していて、サークルの子に貸したまま実家に戻ってきてしまったから、いまはもう手元にはない。


もう一度買い直そうかなあ、一巻から読み直したい。


ほんとうに素晴らしい作品。


確かに、生きる力を貰っていた。


新刊を読むのが遅れた代わりに、
次の新刊をあまり間を空けずに読める喜び。


2ヶ月後がたのしみ。






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