こえ 2016-03-05 21:36:18 | 言葉 説明が下手くそだから 君に説明してほしい いろんなこと、体育座りして じっと聞いてた、あの日のように 上手な君の言い草に、 何も考えず笑っていたい わかりにくいよって また君は笑うかな? 相変わらずだねって 言ってくれたら、 明日のわたしは少しだけ 透きとおるかもしれない 空気に溶けて響く声と 一緒になりたい P.S. 3年前くらいかな? ノートになぐり書きされていたものを発掘。
水槽 2016-01-09 11:02:11 | 言葉 溺れている人を見かけると わたしはいつも、手を差し伸べて 引き上げようとした 呼吸がラクにできるように でも、 足のつく浅瀬でずっと 溺れていたい人だっているのだ そんな単純な真理にも気付かずに 「安全な場所で好きなだけ溺れていればいい」 今ならもう、そう言えるけど あの頃のわたしは 底抜けに明るくて どこまでも、愚鈍な少女だった
公園 2016-01-09 00:33:31 | 言葉 優しい手に導かれている気がした それは、風の中で感じる光だった 冬の木洩れ日のようなあたたかさ 「自由になること」 本当の意味と価値を きっとあなたは、 あの日のわたしに教えてくれた 呼吸が解けていく 静かに、音も立てずに 高台にひとり佇んで、 見慣れた街の景色を見下ろしながら 誰にも気づかれないままで、 この気持ちを抱きしめる 強く、そっと、柔らかく、強かに
早足の街 2015-11-24 16:15:07 | 言葉 早足の人は嫌い いつも急いでいる人が嫌い そんな人を見ていると 心がざわつき始める わざとゆっくり歩きたくなる ねえ どうしてそんなに急いているの? なにがそんなに慌ただしいの? 急いでいる人が大嫌い なんでも雑にぱっぱと済ませようとする人が、 その手と足が、頭が、 わたしは大嫌い。 たまには空でも見上げてみたら?