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窓の向こうの海

素直で純心なきみに、憧れ手を伸ばしていた。いつのまにか、掴まれていた。もう離さないよって、きみが太陽みたいに笑った。

革命

2015-11-17 23:32:05 | 音楽


andymoriのアルバムを久しぶりに聴いている。

高校生の頃よく聴いていて、好きだったけれど、
歌詞の深い意味までわかっていたのかしら、と思う。
ブログを読んだり、なんとなく理解はしようとしていた気がするけれど、
たぶんわかっていなかった。でも、好きだった。

よく友達と学校の帰り道なんかに、一緒に歌いながら歩いてた。



軽やかでポップなメロディにのせられた、
世界情勢や人種問題、友達の自殺。
日々の出来事と同じ重さの戦争。殺し合い。
友情と愛情。家族。恋人。
人生の哀しみが散りばめられた、愛のある歌詞。



小山田壮平さんの声は、不思議だ、と思う。聴くたびに。
まっすぐで透明なのに、哀愁が漂っている。
唯一無二の、素敵な声。



いろんなことがあったけれど、
彼の命はまだ、つよく続いている。

歌い続けてほしい、これからもずっと。




そして、しあわせであってほしいと、願ってしまう。



彼を愛しているひとの分だけ、生き抜いてほしい。


いつかは生の歌声を聴けますように。




そのタイミングと巡り会わせを、静かに待つことにした。










地動説を唱える

2015-11-13 12:37:02 | 音楽




ちょうど一週間滞在した友達の家を出て、
今、電車に揺られている。


2時間ほど揺られて、
会いたい人に会いに行く。
すごく歳上の、お姉さんみたいなひと。
少し久しぶりだから、とっても楽しみ。



暇だからブログを更新することした。



わたしの好きなバンドについて書こうと思う。


Galileo Galilei。


彼らに出会ったのは、わたしが高校一年生の時だ。
彼らはわたしと同世代で、
10代限定のロックフェス
'閃光ライオット'の
第一回グランプリに輝き、デビューした。


その頃の高校生たちの憧れといってもいいだろう。
わたしはラジオで彼らの存在を知り、
youtubeで彼らの音楽を聴き、すぐに虜になった。


爽やかで、軽やかで、でも鬱屈している、10代をそのまま表現したような音楽に、
思春期真っ只中のわたしは撃ち抜かれたのだ。


今回お世話になった友達とは
その頃同じクラスで、登下校も一緒にしていて、
ガリレオにも同時にハマり、毎日のように話していた。
人生で初めてライブに行ったのもこの頃で、
はるばる札幌まで、二人でガリレオを観に行った。

小さなライブハウスだったし、対バン形式だったし、後ろの方で埋もれて、
ほとんどみえなかったし、なにしろ初めての札幌やライブハウスや何やらで、その熱狂にやられて、ただただ圧倒されていた。
終わった後は、オープニングアクトをしていたマイナーなバンドのひとたちと話したり、訳も分からずCDやサインを貰ったり、特にファンでもない(というかその日初めて聴いた)バンドのグッズを買ったりした。(今でも使っている、意外に素材の良いタオルであった)


良い思い出だけど、若さ故のパワーってことなんだろうなあ、としみじみ思う。
今では逆立ちしてもやらないし、できない。
自分の全然知らない世界に飛び込んで、それなりに楽しむことができるというのは、無知な高校生の特権だった。



そんなこともあり、わたしの高校時代とガリレオガリレイは、割と密な関係性にある。のちにわたしに訪れる、邦楽ロックブームの先駆けだった。

中学時代からBUMP OF CHICKENが好きで、ずっと聴いていたけれど、わたしの高校時代、彼らはちょうど、活動休止みたいな感じだったから。(実際は活動休止ではなく、とてもゆったりとした活動、ということなのだけれど。ライブを三年くらいやっていなかった期間に偶然、どんぴしゃりだったのだ)


発売されるCDは全部買ったし、通販でタオルなども出るたびに律儀に買っていた。
なんだか、好きなバンドのグッズを集めるという行為は、とてもお洒落で良い感じに思えた。
彼らが本当に出始めであったから、
バンドの始まりからずっと追いかけているという感じもまた良かった。
ちゃんとした'ファン'という感じがして、くすぐったくもあった。

しかし彼らは、わたしたちの意図しないところで、非常にはやいスピードで変化を遂げた。
青臭いロックから、海外のインディーバンドを意識したような、エレクトロニカサウンドとか、ボーカルの歌声も、厚く太くなって、まるで違う音楽性になった。

当時の私たちは突然の変化にある種の戸惑いを覚え、友達はそれがきっかけで'ファン'という立場からは降りた。
わたしはそれでも彼らの音楽性は好きだったので、ひっそりとCDを買ったり、聴いたりしていた。


大学生になって、20代になって、
わたしも青臭い鬱屈した高校生からはある程度卒業して、今も彼らの音楽を前ほど熱心にではないが、好んで聴き続けている。


歳を重ねるということは、いろんな良さが解ること。
それが10代にはない特権だなと感じる、この頃です。



---


バンドのことというか、個人的な思い出話になってしまった。


今回の東京旅一発目に行って、わたしが情けなくも貧血で倒れたというのは、
ガリレオガリレイのライブだったのでした。



友達と、お互いに初めてライブに行ったバンドであるし、思い出巡りも込めて行こう、となって。


個人的には2年振りに生で観る、聴く彼らは、
やっぱりあの頃とは変わっていて。
たぶんそれは、進化と呼ぶのだけれど。
ざき兄(ボーカル&ギター)はいつの間にか、結婚までしてたみたいだし。
あの頃にはなかった、安定感を感じました。
幸せそうだった。なんだかわたしまで、しみじみとした気持ちになる。
あぁ、だから最近、ラブソングを書くようになったんだ、とか、昔は、空想のような'理想の女の子'を追い求めていた彼が、ようやく'実像'を掴んだのかしら、とか。
そうだとしたらそれは素晴らしいことだし、祝福したいと心から思った。



ただ、これだけは切実に思い知らされるような空間だった。




時の流れは、はやい。







余談だが彼はわたしの実兄と同い年である。







'制服にブーツで歩いてた、あの頃。
すべては淡い雪のよう。'

泡のような愛だった

2015-05-20 22:18:37 | 音楽



わたしは小6の頃からaikoがとても好きで、
高校生くらいまでは、
ほとんど全曲を完コピできるくらいに、ヘビロテで聴いていた。



CDも、シングル、アルバム、発売される度に買っていて。

aikoは、定期的にリリースをするので、
ライフワーク的な楽しみですらあった。



大学生になってから、徐々に
そんなに熱心に聴かなくなって、
時のシルエット 止まりになっていた。



たぶん、わたしが全くといっていい程
恋をしなくなってしまったから。


正直言って、「それどころではない」ような出来事があまりにも続いたのです




精神的に閉じてしまって、
プチ引きこもりになってからは、
毎日生きていくだけで辛くてしんどくて、
とてもじゃないけれど、
甘くて苦い恋の歌を聴くような
心のキャパシティーはなかった。



でも、やっと最近、
少しずつ心に余裕がでてきて
またaikoを聴きはじめるようになり


「泡のような愛だった」聴きました。


相変わらず、良かった。
これからは前ほどではなくても、
聴いていこうと思った。


そんな音楽ひとつとっても
自分の回復の兆しに思えて、嬉しかった
という話。





'儚い愛も、愛には変わりはなくて。'


魔法の料理 ~君から君へ~

2015-04-25 22:05:33 | 音楽


聴いている、久しぶりに。


わたしは、BUMP OF CHICKENというバンドが、大好きだ。

初めて好きになったのは小6の終わりで、家族で乗っていた車の中で流れていた音楽に、魅了された。



兄が買ったCDだった。
当時彼がハマっていたRPGゲームの主題歌。


中学生になったわたしは、CDを少しずつ集めはじめ、すぐさま、BUMPの虜になった。


生まれて初めて、心の底から好きになったバンドだった。



あれから、もうすぐ10年。

わたしは、あの頃から変わらず、彼らの音楽が大好きだ。


大学生になって、三回、ライブにも行くことが出来た。

フェスでも、聴いた。


初めて生の彼らを観た時は、生の音楽を浴びた時は、夢のようだと、思った。


嘘じゃなく、大袈裟じゃなく、生きる希望が、湧いた。



出会ったあの頃から、彼らはずっと、わたしの光だ。



これからもずっとずっと、彼らの音楽に支えられながら、生きていきたいと思う。


いきなり、愛が溢れた日記。







新譜も、素晴らしい。



今までお世話になってきた曲たちを振り返って書いたりしてみようかな?
なんて、考えてみた。


やるとしてもいつも通り、気まぐれ更新になりそうだけど。



そんな、週末の夜。




おやすみなさい。