with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第37話《小旅行のスタートは相変わらずハプニングから!》

2023年04月29日 | 2012年パリ・モンサンミッシェル

 

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「キャー 起きなきゃ

小旅行に出発の朝です。

小さな手荷物に洗面用具を入れて1泊2日の旅。

スーツケースもパソコンもアパルトマンに置いて行きますよ。

「目覚ましで起きるのって緊張するなあ

早起きが苦手だから旅の計画は時間で縛られないようにしているんです。

窓からまだ暗いパリの街に目を移してお天気を確認。

「小雨が降っているの」パリを離れる日はなんとパリが雨。

「昨日まで雨の心配がなかったのに不思議~

 

「手荷物にはツアーの予約確認書を入れたし

「忘れ物ないよね

「アパルトマンにはしっかり鍵を掛けて鍵を無くさないようにしなきゃ。」

まだ暗いけれど地下鉄の駅は近いから安心です。

ホームに降りるとこんなに早い時間なのに、日本人の女性達の姿がありました。

「彼女たちもツアーかなあ

ちょっと衣類が入る位の手荷物にカメラを持っています。

パリからは多くのツアーが出ているからきっとどこかに小旅行なのかもしれないですね

「どこに観光に行くんだろう・・・」

「ボーッ

「あっ 私ったらカメラを持ってない

 

まだマドレーヌの駅のホームです。

「たいへんなことに気が付いた

日本人の女性達の姿を見ていて自分がカメラのないことに気が付いたんです。

「モンサンミッシェルに行くのにカメラがないなんて

「あり得ない~

ツアーだから集合時間に間に合わなかったらモンサンミッシェルに行けません。

でもこれからモンサンミッシェルやロワール地方の美しいお城を訪ねるんです。

「カメラが無いのもあり得ない

「迷う どうしよう

「アパルトマンは駅からすぐ近くだし間に合うかも。」

「少し早目に出たから大丈夫だよ

ここはカメラを取りに戻ることに決めました。

駅からすぐと言ってもこうなると遠いのが地下鉄の駅。

「地上に上がるまで時間がかかる

カルネを一枚無駄にしたなんて気が付かないくらい慌てて改札から出ました。

「道路までまた階段だあ

アパルトマンまでは緩やかな坂道って気が付きました。

「ハァッ  ハァッ

日頃の運動不足を反省しながらアパルトマンに到着。

ドアを開けるとすぐ脇の台にカメラが置いてあります。

「忘れないように出入り口のドアの脇に置いていたのに~

同じ道をまた駅に戻って急いで地下鉄に乗車。

「何とか間に合いそうだよね

「駅に近いって本当に大切だよね

 

日曜日に下見したパレロワイヤル前の広場に向かえばいいから簡単ですね。

ツアーの集合は6時半。この時期のパリはまだ真っ暗です。

ピラミッド駅で下見の時のように地上に上がります。

「オペラ座を背中に歩いたらパレロワイヤルに向かっていることだったよね

「暗くてオペラ座が見えない 」「下見しておいて良かった~

一度歩いているお陰でオペラ座が見えなくても何となくどちらに歩いたら良いのか分かります。

「想定外ってあるんだよね

「私の場合はあり過ぎかあ

「朝から緊張したなあ

 

 

 

 

続く

 


第36話《パリのアパルトマンのご近所さん》

2023年04月29日 | 2012年パリ・モンサンミッシェル

 

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アパルトマンに一旦お土産や商品を置いてサンジェルマン・デ・プレに移動。

「だって前回行けなかった雑貨屋さんがあるもの

月曜日にはオデオン方向だったので反対方向の雑貨屋さんを訪ねます。

「サンジェルマン・デ・プレからひと駅サン・シュルピス辺りまで歩きましょ

サン・シュルピス辺りは広場に噴水や大きなサン・シュルピス教会があります。

「広場に面してオープンカフェも気持ち良さそう

ガイドブックでは特別お薦めになっていないから観光客が見当たらない分素敵です。

「お目当ての雑貨屋さんがありましたよ

こちらにはやっぱり雑誌などで紹介しているから外国のお客様がお買い物をしていました。

「このお店って洗練された感じの雑貨が並んでいるよ」偶然おしゃれな雑貨屋さんに出会うのも楽しいですね。

「そうだ 今日はパリ買付の最終日

「郵便局が閉まらないうちにアパルトマンに戻らなきゃ

買い付けたものやお土産を日本に送ってしまわないと明日から小旅行です。

 

「ここまで来たからサンジェルマン・デ・プレのモノプリでワインとお惣菜を買って行こう

サンジェルマン・デ・プレのモノプリは規模がかなり大きいんです

フランスらしい綺麗なお惣菜がたくさん並んでいたけど前回は雑貨だけのお買い物でした。

「その時本当はお惣菜とワインを買いたかった

チーズやゼリー寄せやシーフードの売られている地下一階を訪ねます。

「サーモンとクリームチーズのゼリー寄せってお洒落で美味しそ う

「もちろんワインも選ばなきゃ

そして列の短そうな男性のレジに並びました。

「もうすぐ私の番ね

 

その時です

レジの男性が私を見てなぜかニコニコ

「なぜ私を見て笑ってるの

「私って何かおかしい

「それとも知り合い」男性の親しげな笑顔がどうしても理解出来ません。

「いや 知り合いである訳ないよね

「フランス人の知り合いはいないし

「フランス語出来ないのに知り合いがいる訳ない

会話が出来ない私は彼にどんなリアクションしていいか分かりません

「ついに私の番が来ちゃった

「ボンジュール・・・」

彼は笑顔で『ボンソワール』と返してくれます。

「あっ もうボンソワールだった

私ったらかなり焦っちゃっているなあ

「マドレーヌ寺院で知らない男性に声を掛けられたときは日本語だったもん。」

日曜日に声を掛けられた時は流暢な日本語を話す男性でしたよね。

「フランス語で話しかけられても

「誰 誰よ~

「ダメ~ ダメだ対応は無理

こんな時ってどんな対応していいのか分からないんです。

彼が私の品物に何だかいちいち楽しそうにリアクションしているのをやり過ごす長く感じる時間。

やっと私のレジでの計算も終わりカードを渡して精算すれば終わりな所まで来ま した。

 

その時です 突然私に朝の光景が浮かびました。

「思い出しました

「今朝会った方だ

今朝はちょっと遅くアパルトマンを出てシテ島に向かいました。

6階エレベーター前で同じ階の男性とお会いしたんです。

「ボンジュール

アパルトマンの共有部分でお会いしたら当然お互いに笑顔で挨拶。

彼はエレベーターの扉を開けて私を先に乗せてくれたんです。

「やっぱりフランス人の男性ねえ

あとから彼も乗り込んで一緒に1階へ。

エレベーターを降りてお別れしました。

 

「今朝お会いした男性じゃない

「つまり同じアパルトマンの住人さんってことよね

「しかも同じ階の住人さんね

「サンジェルマン・デ・プレのモノプリがお勤め先だったんだあ

彼はお仕事中だから上着を脱いでワイシャツ姿。

私は観光をしていたから朝と同じコート姿です。

「それにアジア人の私は目立つよね。」

「キャ 手提げのエコバックだって朝から一緒。」

「これじゃあ彼からはひと目で分かりますよね

アパルトマンだからパリの方が日常を過ごしている空間です。

「こんなことがあっても当たり前だよね。」

「えっ もしかしたら彼は同じフロアーに日本人が引っ越してきたと思ったかも

アパルトマンで過ごしていたらこんな偶然にも遭遇しました。

「フランス語が喋れないからお友達になりようもないよね

「それってちょっとガッカリ

 

 

 

 

続く

 


第35話《シテ島のノートルダム大聖堂》

2023年04月27日 | 2012年パリ・モンサンミッシェル

 

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明日からはロワール地方とノルマンディ地方へ小旅行に出ます。

「モンサンミッシェルを訪ねるのが楽しみだよね

小旅行から戻ったら翌日はもう帰国日。

「パリでの買付は今日が最終日になっちゃった

「大型ホームセンターのあるマレ地区と観光したかったシテ島のノートルダム大聖堂に行きましょ

早速路線図で行き方を検討「マドレーヌからまずシテ島手前のシャトレに向かうのがいいかも。」

そこから4号線に乗り換えてシテ駅に向かうことに決めました。

 

「シャトレ駅って聞いていた通り」たくさんの路線が絡み合って乗り継ぎが遠い。

「迷わないで移動するのがかなり大変な駅だよ

借りるアパルトマンの場所を検討していた時にシャトレ駅近くで借りることも案として浮上。

『シャトレ駅は大きくて駅構内での移動距離が長いのであまりお薦めの最寄駅じゃないですよ

そんなアドバイスを頂いたことを思い出しました。

「この駅付近のアパルトマンにしなくて良かった

何とか4号線に乗り継いで一駅で到着です。「シテ島ですよ

地上に上がると全くノートルダム大聖堂が見えません。

「大きな大聖堂だから地上に出たら見えると思った

「甘かった~

 

そうは言っても目の前に立派な建物があります。

観光客の方も写真撮影をしています。

地図でチェックをしてみるとコンシェルジュリと裁判所のようですね。

「さて ノートルダム大聖堂ってどこ

呑気に撮影をしてから再びノートルダム大聖堂を探します。

「この目の前の建物が裁判所なら、反対側にあるはず

交差点を川沿いに駅を挟んで反対側に歩いてみます。

「もしかしてあれ」しばらく歩くとノートルダム大聖堂が見えて来ました。

「近くまで来るとすごい観光客

秋は観光のシーズンだからどこを訪ねても世界中から観光客の方で一杯です。

 

楽しみだった大聖堂内に入ってみることにします。

「素晴らしいステンドグラスが一杯

ノートルダム大聖堂と言ったら何と言っても有名なのが「バラ窓」。

青い色彩のバラ窓は北側。暖色の色彩のバラ窓は南側。

「さすがパリの大聖堂 」広い堂内は美しいステンドグラスや彫刻で一杯。

ヨーロッパの大聖堂はステンドグラスが美しいですけど、傑作と言われているだ けあって華麗な輝きを放っています。

「ノートルダム」って「聖母マリア」の意味なんですよね。

聖母マリアへの信仰が盛んな頃にはノートルダム大聖堂が各地に建てられたそうです。

「明日からの旅でも世界遺産のシャルトルのノートルダム大聖堂を訪ねるのが楽しみになった

 

「ノートルダム大聖堂って頂上からの眺めも見逃せないポイントだよね。」

頂上に上がるための入り口はすごい行列です。

ガイドブックには北塔から南塔に渡ったらパリ全貌が眺められるって書いてあります。

「これは行きたくなるわあ

頂上の代わりにゴシック建築の最高技術を結集したと言われる聖堂の扉などに装飾されている彫刻を楽しむことにしました。

「今回は内部のステンドグラスをゆっくり見学出来たのは良かった

「次回は時間をたっぷり取って塔に上ってみたい。」

パリは世界一観光客が多い街と言われるだけあって、すべてを楽しむのにはゆったりした時間が必要です。

この大聖堂の広場には「パリのゼロ地点」があります。「パリからの距離ってここからなんだあ

堂内のバラ窓も入口に装飾されたファサードの彫刻も素晴らしいノートルダム大聖堂。

 

その大聖堂からアルコール橋を渡るとパリ市庁舎があります。

「歩いて橋を渡ってパリ市庁舎に行ってみよう

パリ市庁舎を目指すのは近くにペットショップがあるからです。「パリのペットショップは見てみたい。」

「ペットと暮らしていたら興味ありますよね

「市庁舎と言ってもなんて美しい建物。」

セーヌ川を渡って市庁舎の向こう側は大きなホームセンターです。「パリのホームセンターも興味あるなあ。」

キッチン雑貨やDIY用品や日用雑貨が揃うお店だと書かれていたもんね。

入口でエレベーターに乗って各階を散策。

ステーショナリーやキッチン雑貨。手芸用品やおもちゃや楽しいものが一杯です。

「家具や寝具も素敵~

ホームセンターでも色々可愛い雑貨を見つけていよいよペットショップに向かいます。

ホームセンターの裏通りに大きな猫や犬が見えたのですぐに分かりました。

 

意外とベッドや爪とぎは見慣れたものが並んでいます。

日本でも輸入されている商品が多いんですね。

「ネットで商品を検索する機会が多いから見慣れているのね

お店の奥の方にはとてもたくさんのおもちゃが提げられています。「すごい数の可愛いおもちゃ

棚にはフードがずらりと並んでいますよ。「わあ みんなロイヤルカナン

「フランスだもの。 それが自然かあ

「そうだ ブログのニャンコ達へのお土産を探そう。」

こちらではブログ仲間のニャンコ達へフランスのペットおやつを購入。

「ニャンコのディナープレートも可愛い

ペットショップってこうして見ているだけでも時間の経つのを忘れてしまいます。

「やっぱりパリもペットショップで生体は売っていないのね

アムステルダムではペットショップの狭いケージの中で動物を売ることが動物虐待だと聞いていました。

こちらのショップにも生体は見かけません。

ヨーロッパの多くの国々では殺処分がないばかりか、乗り物にそのまま乗車出来たり、ショップでは生体の販売をしていなかったり

「日本との違いを実感

 

マレ地区でもお土産や商品を色々購入することが出来ました。

「乗り換えは大変だから直通で帰れるシャトレ駅まで歩いてみましょ。」

私は地図を頼りに知らない街を歩くのがとても好きなんです。

カメラと地図を持って写真撮影をしながら歩きます。「どう見ても観光客丸出しだよね

不安になったら時には通りがかりの方に地図を見て頂くのはお薦めです。

「お手間を取らせないように信号待ちなんかを利用すると良いかも

皆さん優しく教えてくださいます。

「本当に旅って感謝の連続だわあ

 

 

 

 

続く

 


第34話《慣れてきたみたい! パリでの生活ごっこ!》

2023年04月27日 | 2012年パリ・モンサンミッシェル

 

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その後は別の生地屋さんでも可愛い猫柄の生地を見つけましたよ。

「もう迷わず購入です

この界隈は生地屋さんだけじゃなくて雑貨屋さんも多い地区らしいです。

「もちろん雑貨屋さんも訪ねなくちゃ

地図を頼りに歩いて探します。「このお店

普段使いのキッチン小物や食器 バスルームで使用するものが一杯。

「どれもこれもなんて可愛いの

 

「こんなに可愛いものを買い付けちゃった

「別送で送るのに郵便局が開いている時間に戻らなきゃ。」

買い物をしているうちに来た時とは別の場所に来てしまいましたよ。

「生地の問屋街も雑貨屋さんもアベス駅とは反対側だものね

この辺りは地下鉄2号線のアンヴェール駅が近いはず。「でも2号線は直通で帰れないよ

路線図で確認すると一駅分歩いたらピガール駅が12号線だから直通で帰れます。

「よし 一駅歩くぞ

私もバスと地下鉄の利用の仕方がかなり上手くなって来た感じがします。

自分に感心しながらピガール駅からマドレーヌ駅に戻りました。

購入してあったオレンジの箱に商品を入れて郵便局から日本宛に別送便を送ることが出来ました。

 

そして夕方にはスーパーマーケットでお買い物。「そろそろお醤油味って恋しくなって来たなあ

サラダ用の海老やサーモンならお醤油があったらお刺身代わりになりますよね。

フランプリで見つけた牛肉のポトフが冷蔵庫にあります。

「海老やサーモンとお醤油を買ってみよう

調味料売場でソイソースを探してみることにしました。

「見当たらない~ 」探しても探しても全く見当たりません。

棚の整理をしている店員さんに聞いてみることにします。

英語だけどソイソースって言ってみます。

「伝わらない」醤油って日本語で言ってみたら伝わるのか聞いてみます。

「ダメだ 全く伝わらない

店員さんがとても親切に対応してくれているので「何とか伝えなきゃ」と自分に言い聞かせていたら思いつきました。

「Sushi Sushi

「ナント

これで店員さんはにっこり笑顔でまったく別の場所に私を案内してくれたんです。

そして店員さんが手渡してくれた瓶にはっきり「SUSHI」と書かれていました。

その瓶の脇には「WASABI」もあります。

店員さんは私に「SUSHIは美味しいの」って聞いているらしいです。

言葉では伝えられないけれど瓶のお寿司の写真を指して「good」と伝えてみました。

フランスでお醤油味が恋しくなったら調味料売場で「Sushi」と言ったら伝わるようですよ。

無事に夕食にはビールと一緒に海老やサーモンの「お刺身風」を楽しむことが出来ました

「今日も青空や美しい歌声や人々の優しさに出会えて感謝です

「ビールが美味しい

 

 

 

 

続く

 


第33話《ファッションの街パリ! 生地の問屋街は楽しみ!》

2023年04月27日 | 2012年パリ・モンサンミッシェル

 

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教会の前には「プチトラン」と呼ばれる可愛い列車も走っています。

「乗ってみたいなあ・・・」「でもそろそろ下らなきゃ

観光だけして帰る訳には行かないですよね。

生地を楽しみにしてくれている方もいらっしゃいます。

帰りはフニクレールには乗らずに横の階段を下りました。

「緑に囲まれた階段はとても気持ちいい 」下りながらパリの街も正面に見えています。

フニクレールの乗り場の横にはメリーゴーランドがあります。

フランスではよくメリーゴーランドに出会いますね。

このウィレット公園のメリーゴーランドは映画「アメリ」に出て来たらしいです。

「フランスのメリーゴーランドって素敵だわあ

この公園からのサクレ・クール寺院もまた素晴らしくて撮影スポットらしい

「みんなメリーゴーランドと寺院を撮影してる

 

この広場の前の通りの先に目をやると目的の生地屋さんが見えています。

「私は自分で手作りとかしないからなあ

どんな素材の生地が良いのか、どんな柄が仕上がった時に映えるのか選べるかが心配です。

「さすがに生地問屋街 」通りの両側に生地を並べたお店が並んでいます。

「最初はこの辺りで一番大きなお店に入ってみることにしよう

広い店内には兎に角生地が山積みされて並んでいます。

近くで見ると生地には値札が付いていますよ。

「ここに書かれている値段は1mごとの値段だよねえ」もちろんフランス語も出来ないから想像です。

「店員さんにも聞けない

購入するためには確かめなくちゃ 紙に「1m」って書いて聞いてみました

値札を指して紙を見せると頷いています。

「きっとそんな感じね

考えているより1枚買ってみたら本当かどうか分かりますよね。

「相変わらずいい加減だあ 反省

 

こんなにたくさんの生地屋さんがあっても、一番の希望は可愛い猫の生地を見つけることです。

「やっと見つけました 素敵

その生地は日本の可愛い感じと違って深めの緑の草木で過ごす猫たちの柄。

よくみると生地の端のほうに「These designs are intended for home craft use only」と言う文字

初めて意識しましたきっとこの生地で製作したものは販売用に出来ないということですね。

実際に経験してみると一つ一つ勉強になるなあ。

 

「やっと見つけたけどどうしよう」自宅で楽しむだけになってしまうので使用範囲が狭くなってしまう。

「しかも残りが少ない」もう少ししか残りがないようです。

「パリでも猫の柄は人気なの

「だったら買いだよね 残り全部頂けばいいし

すぐ近くの男性の店員の方にお願いしました。店員の方は生地を広げてメジャーで測ります。

私に1mないことを伝えているみたい。

もちろん私は承知しているからとりあえず「大丈夫よ」の意味で頷いてみます。

 

「甘かった~」それで購入出来るのかと思ったら何か話し始めました。

「だってOKって意思表示したのに・・・なによ~

言葉が分からないからこうなるともう訳が分からなくなります。

「その時です

困っていたら日本人の女性が声を掛けてくださいました。

『通訳しましょうか

「なんて優しい人

やり取りで大変な思いをさせてしまうのも心苦しいので、とにかく女性に私の希望を伝えました。

 

「1mなくても残りの生地を全部頂きたい

優しい女性の方は男性店員となにやら会話をしています。

間もなく店員さんが納得した様子で会話は終了したようです。

「どんな内容のお話だったのかなあ

本当はちょっと知りたかったけれど、彼女には通訳しているらしい連れの方がいらしたので引き止める行為はやめました。

「本当に助かったわあ

「全く知らない方なのに・・・」

声を掛けてくださった優しさに一所懸命お礼の気持ちを伝えました。

「いつも神様に見守られていることを感じて旅をしている気がするわあ

 

 

 

 

続く