with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第44話《アムステルダムの夜の香り》

2023年02月28日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

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今日はダム広場で「戦没者追悼式」があるそうです。

オランダでは5月4日は戦没者追悼式、

5月5日は解放記念日(ナチス・ドイツの占領から解放された日)だそうです。

式典には女王を含めた王家のメンバーも出席すると伺って、広場に行ってみることにしました。


ダム広場へ向かう途中のことです 

ちょっと薄暗い路地裏のような道をガイドさんの案内で歩きます。

人通りはあります。でもちょっと異様な雰囲気。

そして右手には照明の暗いカフェ。

カフェの前を通り過ぎる時、何やら鼻をつく臭い

鼻にツンと来るような、でもハーブっぽい臭いです


「初めて経験する臭いだ

そう内心思いながら通り過ぎた頃、ガイドさんが突然話しかけてきました。

「あのカフェの前を通った時、臭いに気が付きました

「何か鼻にツンとくる臭いがしましたよ

「その鼻にちょっときつい臭いが大麻の臭いだよ




「わっ わっ わっ 大麻~

「私ったらついに大麻の臭いを体験しちゃった

もちろん合法。でもやっぱり異様な雰囲気の漂うコーヒーショップ。

「コーヒーが買いたい」って間違って店内に入ってしまったら、「ヤバッ」って感じるな。

普通のカフェじゃないことにすぐに気が付くと思います。


その後暫く歩くとダム広場の入口辺りに到着 物凄い人だかり。

その人だかりをかき分けかき分け広場の中へ移動。

ずっと後方で背伸びをしながら戦没者慰霊塔の方を見ていると、いよいよ式典が始まりました。

王家の方々も参列。

遠くてよく見えません。それでも静かに式典を見つめていると、

ガイドの方がそっと教えてくださいました。

「これから2分間の黙とうが始まりますよ

 

 

 

 

続く

 



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