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出国手続き後は私が寄りたかったお寿司屋さんに向かうよ。
「飛行機を眺めながらカウンターでお寿司を頂く」
往路で見つけた時から決めていたんだ。
日本人の方が握っている本格的なマグロとサーモンと海老のお寿司。
ビールはアサヒスーパードライ。お醤油だって見慣れているヤマサ。
日本茶やわさびやガリも日本のテイクアウトで見かける袋と一緒
「リヴァプールへの乗り継ぎで見つけた時は本当に驚いちゃった~」
早速カウンターに腰をかけて、マグロのにぎり寿司とスーパードライを注文
カウンター内では白衣の女性の方がお寿司を握ってるよ。
「勇気を出して話しかけてみましょ 日本語だしね」
「こちらで暮らしていたの」
「いいえ、 日本で暮らしていてこの仕事を探したんですよ」
驚き 日本で暮らしている彼女がネットでこの仕事を見つけたんだって
「日本のお寿司屋さんで仕事をしていたの」
「いいえ、 パティシエの仕事をしていたんですよ」
またまた驚き 包丁さばきはとても素晴らしいんだもの。
「語学が得意だったから」
「いいえ、 今でもお客様の言うことが中々理解出来ないことが多くて」
笑顔がキュートな板さんの彼女には本当に驚き
それに日本のマグロのにぎりと同じお寿司をこのスキポール空港で頂けることにも本当に驚き
だってスーパーで売っているお寿司のお米ったらボソボソ。
ロンドンよりはアムステルダムの方がマシだったけれど。
「いつもお寿司を買ってるの って突っ込みは無しで」
ロンドンで暮らす日本人の方が、ここのお寿司を頂きにわざわざ来ることもあるらしいですよ
「日本円で1000円ちょっとのお値段でこのお寿司が食べられる。」
その魅力に惹かれて飛行機に乗って来ちゃう人もいるんだね。
ヨーロッパ線の航空運賃って安いって聞いてるけど・・・
それにしてもそんなお話にも刺激を受けちゃいます
早めに空港に到着してよかった
ここで飛行機を眺めたり、カウンターの中でお寿司が握られているのを見たり。そして板さんと日本語で楽しい会話をしたり
今回の旅の最後の時間もとても楽しく過ごせたよ。
見ていると多くの外人さんもお寿司を食べに来てましたよ。
やっぱり「Sushi」って人気があるのかな
その後は買い残したオランダのお土産を購入。チーズやワッフルをチェックしながら空港内を見て回ります。
そうこうするうちにフライトの時間も迫って来たのでゲートに向かいましょ。
日本への直行便です。
ゲートのベンチに掛けて待っていると、次々と同じ便に搭乗する日本人の方々が集まって来ましたよ~。
「みんなどこに行ってきたんだろうなあ」
「あっ 手荷物検査」
スキポール空港はこうして搭乗する最後の時に手荷物検査でした。最初に手荷物検査をまったくしなくて心配だったんだ。
「搭乗ゲートでするんだったんだあ。」
それぞれ空港で違うから、成田と同じって考えない方がいいね。
でも、この空港は本当に分り易い! 私にとってはとても楽チンでしたよ。
そして一人旅の私にとってとても嬉しいこと トイレの個室がとても広い
これは一人旅の人にとっては嬉しいよね。
ショッピングカートと一緒に個室に入れちゃう。成田空港なんかはスーツケースと一緒に入るのさえギリギリ
「ちょっと辛いよね」
そんな細かなところも良く出来た空港だと感心しちゃいました。
一人旅って気が付くところも違ってくるんです。
続く
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