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見慣れているスキポール空港に到着しました。
「何となくホッとしちゃいます」
もう慣れた空港で寄りたい場所も楽しみな空港です
なのに・・・
今回は大規模な改修工事のためにショッピングなどを楽しむことが出来なくて残念
「仕方ないよね」
「早目にゲートに移動してゆっくりしましょ」
成田行きの出発ゲートは大体いつも『F』になります。
「わあ 人が一杯」とても混んでいて座ることも出来ない程です。
「ちょうど春休みが終わる時期だから帰国ラッシュかな」
混んでいる中でスペースを見つけて搭乗時間を待ちました。
その後もいつもと同じようにスムーズに搭乗も出来て自分のシートに座ります。
「この便は満席みたいね」空席が見当たりません。
こうして出発まで身の回りを長時間のフライトに備えていると、突然隣の女性から声を掛けられました。
「〇×△□」
たぶん頼まれているらしいことを想定して首を横に振りながら「No」
「ちょっと気が引けるんだけど」
「10時間以上のフライトのために早々に予約した通路側のシートなんだよね。」
彼女はもちろん英語で話しかけてきました。
「前のシートの真ん中の席の男性が一緒に旅をしている人みたいね」
混んでいて席が3人掛けの中央の席を前後でしか取れなかったようです。
一人旅の私に席を代わって欲しいとの申し出のように感じました。
「一人旅だからお願いをしてきたみたい」
「でも、中央の席は長時間のフライトでは避けたいんだよね」
拙い英語で、通路側の席を選んで予約したので代われないことを伝えました。
「伝わったかどうかは疑問だけど」こうして飛行機は離陸の時間を迎えてしまいました。
「カップルが前後の席になっちゃったなんて気になるわあ」
「周りを見ても空席は見当たらないし」
「そうだ 日本人のキャビンアテンダントが来たら聞いてみよう」
私は前方でも後方でも、通路を挟んで中央でも、通路側だったらどこに代わっても問題ありません。
「離陸直後だからアテンダントの方々は忙しそう」
「日本人じゃないと上手く伝えられないし」
こうして日本人のアテンダントの方を目で追ってやっと話しかけることが出来ました。
アテンダントの方には「隣の方が前後で座っていること」「代わってほしいと頼まれたこと」
「夜中のトイレを考えて早々に通路側を予約したので、通路側の条件は外せないこと」
これらを整理して、私自身は通路側が叶えばどの場所でも移動してもよいことを伝えました。
「無事に代われる席があればいいのにな」
「せっかく一緒に旅行していたら隣同士で座りたいよね」
しばらくすると日本人のアテンダントの方が私の所にやって来ました。
『窓側ですけれど、非常口の席が1つご用意出来ます。』
「おー 非常口の席なら足元は広いし、立つのは自由だよね」
私は『そこに移動します』と伝えて、貴重品を持って移動の準備をしました。
アテンダントの方がお隣の女性に事情を話してくれましたよ
お二人ともとても嬉しそうな表情でお礼を言ってくれました。
「私も、あのお二人も、満足な移動が出来て良かったなー」
「足元が広いのは楽チンよねー」
こうして成田空港に到着して、元の席の頭上に入れてあった手荷物を取りに戻ると、またまた嬉しそうにお礼を言われちゃいました。
「良かった お断りしたまま隣に10時間はやっぱり気になるよね」
続く
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