カレー屋(EXA)

エキプロ5で遊ぶブログでした。もはやその名残りはほぼない。

ゴールデンウイークの作文

2022-04-29 11:30:00 | スポーツその他
カレーです。

昨年、一昨年と、この季節の世界は、止まっていました。

止まっている世界の中で、それでも、
あの手この手とできる限りの方法で、
プロレスの世界は回り続け、回し続け、
今年2022年。

まだまだ感染症禍の続く世界の中、
ではありますが、
プロレス界で一番の“盛り上がり時”である、
ゴールデンウイークが、3年ぶりに帰ってきます。


何者かになる者達 - カレー屋(EXA)

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[2020.5.4:2年前はチョコプロだけを楽しみに生きてた]



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[2021.5.13:去年は再開する興行を楽しみに凌いでた]



私個人の話で言えば連休はいわゆるカレンダー通り。
しかしまあ、どちらかといえば、
“プロレス観るついでに仕事する”みたいな感じなので、
(去年一昨年はプロレスない上に仕事もしてたし)あんまり心理的負担はない。
イエー

しかしまあ久しぶりのゴールデンウイークに
プロレス界も張り切ってくださっていらっしゃり、
各興行にたくさんの言葉を費やして語りたいようなカードが、
しかも一つや二つじゃなく詰め込まれている興行が並びます。

困った。

どれについてもなんとか観たい、
という思いもありつつも、
私の身体も思考回路も限りがあり、

…ついでに、経済的にも限りがあり…

そんなに大はしゃぎした日程は組んでいない今日この頃の私です。

しかしまあ、言葉にするのは無料なので。

時間があって、比較的筆がのっている限りは、
作文しておこうと思います。



というわけで久々に社会に帰ってきたGW。
その作文テーマそのイチは…

“駿河メイの推しどころ”。

4月29日(今日)、スターダム大田区体育館大会で
AZM選手の持つハイスピード王座に挑戦が決まったことを受け、
自身をまだ知らない層に“見つけられる”ようにするため、
駿河メイ選手自身が提示したお題に、
乗って少し作文してみた。



駿河メイ選手は、
プロレスリング我闘雲舞所属のプロレスラー。

京都から上京後、さくらえみ選手が主催する
“誰でも女子プロレス(通称ダレジョ)”での練習生期間を経ることわずか3ヶ月弱、
さくら選手曰く「歴代最速」という準備期間で、
2018年5月に北沢タウンホールでデビューを果たしました。

…みたいなことは過去に書いてますねたぶん。


我闘雲舞が感染症禍で活動を休止し、
代わりに新たに始めた、
YouTubeプロレス団体「チョコレートプロレス(チョコプロ)」の、
その画面から飛び出し始めた時期。

2020年下半期を境に、我闘雲舞の選手たちは
“画面の外”でもチラホラ活動を再開。

2021年3月のスターダム武道館大会では
さくらえみ選手の入場に合わせて
まさかの所属勢揃いという離れ業を見せたり、
駿河メイ選手、水森由菜選手両名を筆頭に、
東京女子プロレス、YMZ、SEAdLINNNG、
HEAT-UP、みちのくプロレス、ガンバレ☆プロレス、
OZアカデミーetcetc

様々な団体にその活動の幅を広げていくと、
7月には団体代表さくらえみ選手が渡米、
AEWにその拠点を置くこととなりました。

駿河メイ選手も2021年11月に1ヶ月程度AEWに留学。
DARKで1試合戦っているなど、
選手たちの戦うフィールドはもはや、世界の様々なところに広がっています。

個人的に、駿河メイという選手について抱いている印象は、
過去に以下の形でまとめてます。

Apple Monster - カレー屋(EXA)

カレーです。もはやこのブログにたどり着くような稀有で奇特な方々には説明するまでもないと思うのですが、よくよく考えたらこの選手の凄さってまとめて書いたことがあった...

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…で。

“駿河メイの推しどころ”。

これは他ならぬ、
駿河メイ選手自身がTwitterで発した“お題”です。

というわけでお題に即して、
私が個人的に思う駿河メイ選手のストロングポイントを
下記いくつか上げておきたいと思います。



① はやい

駿河メイ選手の選手としての特徴を、
一番わかり易く伝える点は、おそらく“スピード”になるでしょうか。

ハイスピード王座に挑戦するのですから、
そのスピードはもちろん、注目されて然るべきなんだと思います。

しかし以前もなんとなく言葉にしたことがある気はしますが、
身体能力高いんですけれど、かと言って誰もが眼を見張るバネがある、
という類のものではなくてですね。

どちらかといえば速さの性質としては、
“スピード”ではなく、
瞬発力…“クイックネス”の方がより目につくような気がします。

とにかく、思いついてから身体が反応するまでのスピードが、
圧倒的に速い。
そしてその瞬発力を個人的に最も感じるのは…
どちらかといえば試合ではなくてですね。

アントーニオ本多選手とのタッグである、
“りんごとはちみつ”だったりします。





[このクイックネス]

駿河メイは、はやい。

そしてそれは身体よりも、“脳”の、
あるいは、シナプスの速さ。

そこが個人的な見解です。



② つよい

先日、チョコプロのGWカード発表ストリーミングの際に、
駿河メイ選手のタッグパートナーであるバリヤン・アッキ選手がいってました。

「メイちゃんの“速さ”は、強さに対抗するため」

男子レスラーとの対戦が当たり前のチョコプロ、我闘雲舞では、
駿河メイ選手の身体的強度はどうしても出場選手の中では劣ることになります。

その身体強度を補うのが、前述の“はやさ”…
スピードであり、クイックネス。

試合でもその加速や、重力加速度を活かした攻撃が中心で、
投げ技や持ち上げる技はほとんど使いません。

が。


[2020.12.11:みちのくプロレス]

バリヤン・アッキ選手や高梨将弘選手、佐藤光留選手など、
ジュニア階級の男子選手をボディスラムでしっかり投げきる体幹というか、
広背筋の強さを持ち合わせています。
(なので必然、ブリッジつよい)

…またなんといいますか…

“身体的サイズで勝る相手を持ち上げたら盛り上がる”ことまでも
頭の中に織り込んでいるかのように、
ここぞの場面で、これをやるあたりのある種の計算も
どこかに働いているような気がしていてですね。

その辺がとりわけ恐ろしい。



③ 変換力・吸収力

このあたりが一番、駿河メイ選手を凄いというか、
通り越して“恐い”と思うポイントですが…

試合で得た経験や動きをその場で身につけ、
自らのものにし、戦力としてしまうところ。

2018〜9年にかけて遭遇したくいしんぼう仮面選手との対戦で
当時インディープロレス界を席巻していた“バービック”をラーニング、
なんとその動きを攻撃の合間に挟み、フェイントとして転用するという
トレバー・バービックもびっくりの離れ業を披露しました。


[2018.11:天才だと思いました]


バービックを攻撃転用する事例をさして、
“変換力”と評しました。

その“変換力”の中で言えば、駿河メイ選手が最も多くもちいるのが、
“かわいい”の戦力転用です。


[2022.3.13新宿]

使えるものはなんでも使う…というのとは少し違うか。

何が自分に適していて、それをどう使えば、
自分の試合になるのかを、本当によく知っている選手。

他に類を見ないその卓越したセンスには、
もはや形容する手段がないので、
私は1年半前くらいに書いた感想文で“怪物”という言葉に逃げました。

いまも的確な形容が見当たらない。

Apple Monsterは未だ、怪物として膨れ上がり続けてる。



④ 存在力

“存在感”っていう言葉は、
あるがまま示され与えられる印象を指す言葉だと思うんですが、
そうではなくて、能動的に存在・印象を刻もうとする力みたいなものが
人間にはあると思っておりまして、
便宜上、そのようなものを指して“存在力”と呼ぶことにしています。

存在力の怪物としての例は、他でもない、
駿河メイ選手の師匠であるさくらえみ選手が群を抜いてます。

スターダム武道館大会での入場がわかり易い例ですが、
“この限られた時間の中で印象を残すにはどうすればよいか”を、
丁寧に慎重に考えた上で…最適解を導き出せる。


[2021.3.3武道館]

“知られてないのは、ないのと同じ”

というのは、さくらえみ選手が常々おっしゃっていることで。

個人的には仕事をしている場面とかでも
ふとよぎることのある、
とても味わい深い言葉だと思ってます。

その薫陶を受けて、
なのかどうかはわかりませんが、
駿河メイ選手も、そして同門水森由菜選手もそうなのですが、
この自身の存在をどんな手段ででも刻もうとする圧力が、すごい。


[2022.3.27両国:“さくらえみの弟子”を存分に感じた瞬間]

駿河メイ選手の試合を観ると、
入場の華やかな選手として、
動きが特徴的な選手として、
面白い選手として、
可愛らしい選手として、
あるいは、凄い試合のできる選手として。

ありとあらゆる手段で、
その存在を観客に印象づけることができる。

それでも、その試合を見るという角度だけでは補えない、
“情報”という面をさらに補うために、
SNSまで活用して、
“駿河メイ”という存在の情報を可能な限り示し続ける。
見事なまでな徹底ぶり。



というわけで、
作文のテーマに沿って示した、
私個人的に思う駿河メイ選手のストロングポイント4点。

はやさ、つよさ、吸収力と変換力、存在力

まあでもやっぱり結論は1年半前の作文のときとあまり変わりません。



見れば、わかる。



幸いチョコレートプロレスはNoPayWall。
無料で過去の大会がいくらでも見れます。

我闘雲舞/チョコプロ

プロレス団体「我闘雲舞(ガトームーブ)」です。配信に特化した「チョコレートプロレス」としてYouTubeでプロレスを無料配信中。▼チャンネル登録https://www.youtube.c...

YouTube


[GWは本日4/29の他、4/30,5/1,5/3 10:00〜大会開催]


本日午後のスターダム大田区体育館大会にも参戦予定で、
さらに5/4、ついに有観客興行再開となる、
我闘雲舞板橋大会の開催もあります。

(本日12:00〜増席分チケット販売予定とか。
たぶんすぐ売り切れる。
興行の模様は翌日配信予定。)

百聞は一見に如かず。

デビュー4周年を間近に控えて、
さらに大きく実る“Big Apple”。

駿河メイ選手の試合をどこかでご覧下さい。


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