カレー屋(EXA)

エキプロ5で遊ぶブログでした。もはやその名残りはほぼない。

nice boat

2024-05-29 15:00:00 | スポーツその他

カレーです。

ガンプロ観に戸田競艇場行く皆さん。
応援してる。
ガンバレ。
※まるっきり仕事なので行けない

さてワタクシ唐突ですが、
この1〜2年くらい、競艇をちょっと見ます。

職場のギャンブラー(私=競馬、同僚=パチンコ、同僚=競輪)たちにとっての
“中間地点”がお舟でしたので、
半期に一回くらい“忘年会”と称して、
これまたそれぞれの居住地の中間地点くらいにある、
多摩川競艇場に赴いてギャンブルに興じます。

ということで、
競馬は近年回収率は100を下回りっぱなし、
競艇はほぼ初心者の私が、
プロレスファンの皆様を軽率にギャンブルに誘います。



【① お金、大事】
ギャンブルに興じる上でまず前提としてお伝えしておくことがあります。

それは、
“お 金 が 大 事 だ”
ということです。

貴方が券に変えるそのお金でいったい何ができるのか。
まず考えましょう。
舟券を買うなというのでは、ありません。

“お金が大事だ”という前提にしっかり立って、
その上で、

本 気 で
予想し、買うのだ。

遊ぶな。
戦え。

お金が大事ではない人は、
ギャンブルはやめておこう。
本当に。



【② 1号艇が勝つのか、勝たないのか】
競艇という競技は6艇のボートが順位を競う競技です。
一周450mくらいのコースをだいたい4周くらい、1800m走って順位を競います。

1シリーズあたり5〜6日くらいで、一人1日1〜2レースを走ります。
今回ガンプロがコラボする戸田プリムローズは6日間。
初日〜四日目に好順位をとることで得られる
勝点(≒順位点…1着10点、2着8点等となってます)の
得点率(1レースあたりの平均勝点)を競い、
四日目終了時点で得点率上位にいる18名が「準優勝戦(=準優)」へ進出。
五日目の10R、11R、12Rで準優戦が行われます。
基本的には各レースの上位2名ずつ、計6名が、
最終日最終レースで行われる「優勝戦」へ出場(優出)となり
優勝を争うことになります。

この際、準優戦までの得点率の高さ順に1号艇、2号艇…
と割り当てられていきことになります。
というわけで、初日から5日目まではどのレーサーも
“優勝戦の1号艇”を目指して戦う、
ということになるわけですね。

では何故1号艇を目指すのか。
それは、競艇という競技が、内側の艇がより有利なスポーツだからです。

競艇において1号艇(1コース)の勝率(1着率)は、
全ての競艇場、全てのクラスの平均で、50%強。
2レースに1レースは1号艇が勝ちます。
何故1号艇が強いのかと問われれば理由は様々ですが、
わかりやすいのは、「邪魔がいない」ことでしょうか。
レース周回時にターンする目安となる目印(ターンマーク)を
最短距離で回ることができ、かつ、回った後の進路にも遮る相手がいない。
競艇は競馬とは異なり、相手の進路を塞ぐ(横切って走る)ことや
艇を(展開の中で)ぶつけることもアリ、
そういう意味でも最初のコーナーで邪魔がいないことは
レースの中で大きなアドバンテージになります。

ちなみに1号艇だからと言って必ずしも誰もが
1コース(最内)を走るわけでもなく、
どの艇でも必ず外からぶん回す「アウト屋」や、
外の艇からでもスキをついてより内のコースをとる「イン屋」
なんていうのもあるんですが、
その辺ちょっともう説明できないので割愛。

とりあえず「より内が有利だ」くらいに思っておいてくれください。

おおよそ 1/2 くらいの確率で勝ち、
80%くらいの確率で舟券に絡んでくる1号艇。
この扱いをどのようにするのか、
1号艇が勝つレースを見抜いて1日の予想を組み立てられるかどうか、
というところが、ギャンブル的な勝敗を分けるまず大きなポイントになります。



【③ 開催場の特徴を知れ】
今回開催の戸田プリムローズはGIレースとなります。
レースの格付け的には最高峰のSG(年9レースくらいある)に
次ぐ格付けとなり、集うレーサーたちもいずれも一流。

レーサーの格付けはA1・A2・B1・B2の格付けとなっており、
一定以上の出走回数の条件の他は、半年ごとの「勝点(率)」によって
上位から振り分けられていきます。
現役ボートレーサーは約1600名、そのうちの上位20%が「A1」レーサーとなり、
GIレースにはその一流レーサーばかりが集います。
「一流レーサーが乗れば1号艇の勝率は上がるのでは」
と、聡い方は思われるでしょう。
その通りで、レース格付けが高くなるほど1号艇で確実に勝点を積む必要があり、
1号艇の1着率は、平均よりもさらに10%ほど高まります。

が。

今回開催は戸田ボートレース場。

このレース場最大の特徴。
それは、
“全国イチの1号艇1着率の低さ”
という、
大変恐ろしい特徴であったりします。

戸田競艇場の1号艇1着率は、
直近でなんと43%。
全国平均を10%強下回ります。
それでも「一流レーサーがのれば」と思われる方もいるでしょう。
G2以上における1号艇1着率は、
それでもなお、53%。
全国平均程度にすぎません。

ボートレース場は全国に24場あり、
その場所は海や川や湖、いずれかの水面に面して設置されていることが多いです。

淡水よりは、潮の満ち引きや波、風の影響の強い海水の方がより難しい、とされています。

しかし戸田競艇場は淡水。
波もなく、風の影響も受けにくいコースとして知られています。

にも関わらず、
なぜ全国で最も1号艇を勝たせないのか。
それはどうやら、コースの形状にあるそうです。

戸田競艇場の水面特性については、
戸田競艇場ホームページをご参照下さい。


コース図を見ると、実質的なスタート位置となる2ターンマークから、
最初のコーナーとなる1ターンマークまで、
進路が斜めに取られていることがわかります。
故に1号艇も進路を斜めにとる必要があり、
かつ、自身の進路はどんどん狭まって窮屈な走りを強いられる。
そこに、外から勢いをつけてきた艇に一気にマクられる…
という展開の多さが、戸田競艇場というコースでの予想を難解にしているものと思われます。

故に、戸田競艇場では万舟(マンシュウ…100倍以上、払い戻し10000円以上の舟券)の
発生率が全国平均より高く、およそ20%程度、
平均して1日2R以上で万舟が発生することになります。

…要約すると、
“通常より1号艇が弱いから気をつけろ”
“あたりにくいぞ!”
ぐらいに思って置いてください。



【④ モーターっていう要素もある】
競馬なら馬、
競輪なら自転車に乗るように、
ボートレースでレーサーたちが駆るのは、ボートです。
そのボートはレーサーたちの持ち物ではなく、各競艇場で管理されています。

レースに際してはそのボートと、ボートを動かすためのモーターを、
それぞれ抽選で参戦する選手たちに割り振ります。
で、その割り振られたボートとモーターの動きを、
レーサーたちはレース前日の“前検”で確認し、自分好みの動きとなるように調整する…ようです。

余談なんですが、ミニ四駆が趣味の同僚がいるのですが、
彼いわく“モーターは、ガチャ”だそうです。
10個くらいのモーターをまとめて買って、それぞれの動作を確認した上で、
動きの良いものを選別していく、というものだそうです。

同じ話として扱っていいかは怪しいところではありますが、
ボートレースにおけるモーターもその能力にはバラつきがあるようで。
各競艇場では、そのモーターの識別番号ごとの成績が公開されています。

乗ってる人の腕にも差はあるので一概には言えないかもしれませんが、
それでも確率は収斂していくものなので、
モーターを使い始めて半年もすれば“いいモーター”と“悪いモーター”の差が
ジワジワと数字に現れてきたりするもののようです。

素人目では正直“エンジンのノビ”とか全く判別できないんですが、
まあ、“予想の一つの要素として、モーターがある”くらいに思っておいてください。



【⑤ 最後は、人】
さて、前述の通りではありますが、
全国には約1600人のボートレーサーがいらっしゃるそうです。
その中の上位20%がA1レーサーになるわけですが、しかし当たり前の話、
そのいわば“一流”の中にも、差があります。
まあ、320人くらいいらっしゃるわけですからね…

直近半年の成績がこの“格付け”に影響しているわけですが、
A1のボーダーは概ね勝点6.2くらいのようです。
レースの出走表をみると人物の属性が色々かかれているわけですが、
一番端的にそのレーサーの“能力”を示すものが、この直近の“勝点”になります。

この勝点が“2”くらい違うと…
今回はA1級ばかりなので、つまり、
勝点“8”くらいのレーサーが出ていたとすると…
そこにはかなりの実力差があるとみてよろしいかと思われます。
ちなみに直近2024年4月までの半期では勝点8以上は6人しかいない。

あとは予想時間に余裕があれば、
各選手を検索して、過去の実績をみるといいかもしれません。
SGやG1の勝利回数は、その選手の実力をわかりやすく証明してくれるものです。

“属性”についても予想に際して頭に入れておくべき要素でしょう。
競艇は上位戦になると年齢・キャリア、性別、関係なくレースが組まれます。
が、その「年齢・キャリア」や「性別」ごとに区分したレースもあったりします。
ルーキーシリーズやマスターズリーグ、ヴィーナスシリーズ(女子戦)、といったものです。
出場者の属性がある種限定されるので、その分、混合戦よりも成績を上げやすく、
勝点が混合戦における実力よりも高く出ている部分がある、ということにご留意ください。

…ざっくりいうと大変差別的に聞こえてしまうかもしれませんが、
若手、そして女子レーサーの場合は、現状の勝点から1〜1.5点ぐらい差し引くと、
概ね混合戦における勝点になったりします。
ただしその分、こうしたレーサーが混合戦で上位にくると、
配当的には高めになるので、逆にあえて狙った行く、というのも手です。

※なおプリムローズに参戦の女子レーサー3人は、
女子の中でもずば抜けてるので、
割り引いて考える必要はないと思われます。



…というわけで、
これぐらいの部分までを大まかな“前提”といたしまして。

レーサーたちは他部門のアスリートから転向された方やら、
狭き門をくぐり抜けてその地位にいるような猛者揃い。

あとはもう、個々のレーサーの走りや魅力に、
自身の魂の分身であるお金を委ねて、
存分に楽しむことをオススメいたします。



ギャンブルというものに向けられる眼差しがより厳しく感じる世の中ではございますが、
一時、自身の存在を舟に委ねて埋没し、自身が委ねたその結果によって、
改めて“自己”なるものを獲得する、という、得難い体験ができる手段でもあります。

こうした“没我”の快樂は、あらゆるものにおいて依存と表裏一体のものです。

ですので、決して自らを見失うことなく、
強い意志で、自らを勝ち取って来てください。

負けるな。
ガンバレ。








最新の画像もっと見る

コメントを投稿