アルゼンチン、雨中の激戦を制す

前回３位のアルゼンチンと古豪スコットランドが、決勝トーナメント生き残りをかけて対決。雨の中、双方に負傷者続出の激しい闘いになった。
地力で優るアルゼンチンだが、この日はラインアウトが不安定で、ほぼ拮抗した展開。ゴールキックの正確さで上回ったスコットランドリードの６－３でハーフタイム。後半も同じ様相、32分にスコットランドが２本目のDGで12－６として、流れからは勝負あったかにみえた。
しかし負ければ予選敗退が濃厚のアルゼンチンは直後のキックオフからノーホイッスルトライ(ゴール)で逆転。
最終盤、スコットランドはアルゼンチンゴール前に攻め込み、至近距離からDGを狙ったが外れ、万事休す。DGを察知したディフェンス陣が何人も飛び出してキッカーに圧力をかけたのはさすがだ。
アルゼンチンは、負ければ終わりで、ミスも多かった難しい状況をよくしのいだものだと思う。前回３位はまぐれではなかった。
過去６大会、予選敗退がなかったスコットランドは、最終戦のイングランドに勝つしかなくなった。勝てば３チーム１敗で並ぶが‥‥
アルゼンチンと同じく前回大会を沸かせたフィジーはサモアに完敗。最終戦のウェールズ戦次第だが、かなり険しそう。