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押しつけ憲法3

2011-04-27 08:18:00 | 時評
2月13日の会合でアメリカ側が切ったもう1枚のカードが「天皇」です。有り体に言えば、GHQ案を呑まないと天皇制と昭和天皇はどうなるか分からないと脅したのです。憲法改正にあたっての日本側の最大の関心事は、人権でも平和でもなく天皇制の維持でした。一方アメリカ側は‥‥
連合国側には様々な意見(廃止論、戦犯論、退位論など)がありましたが、アメリカの首脳部は、天皇制の維持と昭和天皇は退位もさせない方針でした。日本に、民主主義や人権を根付かせるには天皇の権威を利用したほうが良いと考えたんですね。逆に天皇に手を付けたら日本国民は大混乱になるかもと懸念したようです。だから、この会合で日本側が、「天皇制はどうなってもよい。GHQ案はいやだ」と突っ張っていたら、アメリカ側は相当困ったでしょうね。
そんなに日本と日本国民を研究して、見事に民主主義と人権を根付かせたアメリカが、なぜアフガニスタンやイラクではうまくいかなかったのか、不思議な気がしますが。
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