LGBTの権利擁護を応援しているお前がそんな弱気でどうする!?と言われそうですが、札幌地裁の違憲判断には良い意味で驚きました。日本の裁判所もやるじゃん! https://blog.goo.ne.jp/wewish_2012/e/ef36f496aa47c9af271638b3438b08b0
家族生活における個人の尊厳と両性の平等を謳う24条違反は退けましたが、性的指向によって婚姻できないのは法の下の平等(14条)に違反するという判示です。
この記事をお読みの方の多くは異性愛者と推測します。かりに私たちが同性同士の結婚しか認められていない世の中に生まれてきたら、自分の異性愛が貫けないわけでとても悲しく辛いと思います。今の日本は、同性愛者に同じことを強いていると思いませんか?
違憲判断なのに国家賠償請求は棄却の結論に違和感がある方もいらっしゃると思います。現在の判例では、法令が違憲であることを理由に慰謝料請求が認められるには、「違憲性が明白」と「国会や内閣が長期にわたって放置」という2つの壁があるんですね。数年前の女性のみの再婚禁止期間が違憲という最高裁判決でも、国家賠償は退けられました。
だからこの判決に控訴できるのは、形式的には敗訴した原告らだけ。控訴せずに終わらせるという手もあったと思いますが(私ならそうします)、札幌高裁に舞台を移して闘い続けるようですね。朗報を願っています。
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