TPP 柔軟な協定に JA代表団にマレーシア 「年内」は非現実的 (2013/10/26)
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TPP交渉をめぐり、マレーシアのジャヤシリ首席交渉官は、各国の事情に配慮した柔軟性のある協定にする必要があるとの考えを明らかにした。交渉にはまだ多くの課題が残っているとして、年内妥結は非現実的との見方も示した。同国を訪問していたJAグループ代表団(団長=村上光雄JA全中副会長)との24日の会談で伝えた。
マレーシアは知的財産や競争政策などの分野で米国と対立が続き、ナジブ首相は年内妥結にはこだわらないという趣旨の発言をしている。今回は、こうした同国の「時期より内容重視」の姿勢をあらためて強調した形になる。
一方、日本政府は米国と歩調を合わせ、年内妥結に強い意欲を見せている。JAグループは十分な国益が確保できる見通しがないままの拙速な妥結は避けるよう、働き掛けを強める方針だ。
JA全中によると、会談では、全中の村上光雄副会長が、重要品目の関税撤廃からの除外などJAグループの主張を伝えた。その上で山中勝義全中畜酪対策委員会畜産委員長らが、同国のTPPに対する懸念事項をただした。
ジャヤシリ氏は特に、知的財産分野での対立について「現時点でテーブルに出ている内容は受け入れることができない」と強調。「どの国も懸念していることがある。それにきちんと対処できる方法を交渉して見つけ出す。この交渉を成功で終わらせるためには柔軟性が重要だ」と述べた。
年内妥結の目標については、「まだ多くの課題があり、各国の国内手続きも残っている。年内に交渉を終了させるのは非現実的で、こだわるべきではない」と述べた。
ジャヤシリ氏は、情報不足から国内でTPPに対する反対論が強まっていることを説明。国民や業界団体に対し積極的に説明する機会を設けていることを明らかにした。
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「無理を通せば道理が引っ込む」そんなにまでしてTPPを進める必要性は本当に日本にあるのか。国よりも企業が優先される協定などがあっていいわけがない。
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TPP交渉をめぐり、マレーシアのジャヤシリ首席交渉官は、各国の事情に配慮した柔軟性のある協定にする必要があるとの考えを明らかにした。交渉にはまだ多くの課題が残っているとして、年内妥結は非現実的との見方も示した。同国を訪問していたJAグループ代表団(団長=村上光雄JA全中副会長)との24日の会談で伝えた。
マレーシアは知的財産や競争政策などの分野で米国と対立が続き、ナジブ首相は年内妥結にはこだわらないという趣旨の発言をしている。今回は、こうした同国の「時期より内容重視」の姿勢をあらためて強調した形になる。
一方、日本政府は米国と歩調を合わせ、年内妥結に強い意欲を見せている。JAグループは十分な国益が確保できる見通しがないままの拙速な妥結は避けるよう、働き掛けを強める方針だ。
JA全中によると、会談では、全中の村上光雄副会長が、重要品目の関税撤廃からの除外などJAグループの主張を伝えた。その上で山中勝義全中畜酪対策委員会畜産委員長らが、同国のTPPに対する懸念事項をただした。
ジャヤシリ氏は特に、知的財産分野での対立について「現時点でテーブルに出ている内容は受け入れることができない」と強調。「どの国も懸念していることがある。それにきちんと対処できる方法を交渉して見つけ出す。この交渉を成功で終わらせるためには柔軟性が重要だ」と述べた。
年内妥結の目標については、「まだ多くの課題があり、各国の国内手続きも残っている。年内に交渉を終了させるのは非現実的で、こだわるべきではない」と述べた。
ジャヤシリ氏は、情報不足から国内でTPPに対する反対論が強まっていることを説明。国民や業界団体に対し積極的に説明する機会を設けていることを明らかにした。
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「無理を通せば道理が引っ込む」そんなにまでしてTPPを進める必要性は本当に日本にあるのか。国よりも企業が優先される協定などがあっていいわけがない。