言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

権力の内幕 第二部 Ⅱ

2018-07-30 19:54:25 | 言いたいことは何だ
東京新聞は理不尽と思う政治手法には徹底して言論で追及する。
当然です!

(権力の内幕 第二部) Ⅱ

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「平成30年4月開学を大前提に逆算して最短のスケジュールを作成し、共有いただきたい。これは官邸の最高レベルが言っている」

加計学園の獣医学部開設を巡り、昨年五月に明るみに出た文部科学省の文書。
日付は二〇一六年九月で、表題は「藤原内閣府審議官との打合せ概要」とある。


発言の主とみられるのは内閣府で特区事業を取り仕切っていた審議官の藤原豊(五五)

藤原は一五年四月、学園や愛媛県の幹部らに「国家戦略特区で突破口を開きたい」と関学に向けた支援を約束した人物だ。

文書からは、獣医学部を今年四月に開学させる前提で、最短のスケジュールを作成するように文科省に迫ったことがうかがえる。

その上で「これは官邸の最高レベルが言っている」と虎の威を借りて強く迫った様子が浮かび上がる。

この文書は省内の関係部署で共有されており、ある職員は「官邸の最高レベルは総理のことかと当時、話題になった」と振り返る。


大学や学部を新設する場合、国家戦略特区で規制を突破しても、開学には文科省の認可が必要となる。



内閣府職員の一人は「藤原さんは省庁を押し切って規制緩和をしたという実績作りに躍起だった」と語る。

問題発覚後、文書を作成した文科省の担当者は「こうした趣旨の発言があったのだと思う」と省内のヒアリングに答えた。



だが、内閣府は発言を否定。

藤原も国会で「獣医学部の新設で総理から指示を受けたことは一切ない」と答弁した。


内閣府は記録も残していないというが、ある職員は「藤原さんは『省庁とのやり取りは必ず記録に残せ』と口うるさく言っていた。
記録がないなんてありえない」と証言する。


官邸の関与をうかがわせる記録は一六年十月、官房副長官の萩生田光一(五四)が文科省の局長に伝えた内容を話したとみられる「萩生田副長官ご発言概要」にも残っていた。



「宮邸は絶対やると言っている」 
「総理は『平成三十年四月開学』とおしりを切っていた」

安倍晋三(六三)の側近で文教族の萩生田は加計学園の名誉客員教授も務める。


萩生田は今月、取材に局長との面会は認めたが首相や官邸に関連した発言は否定した。


「文科省が自分たちの都合で作ったメモ。局長からは『問題解決のために副長官の名前が省内で使われる傾向があり、私もその一員で申し訳なかった』とおわびがあったと」説明した。


取材班は改めて関係者に接触したが、文科省との協議に同席した内閣府幹部は記者と顔を合わすなり、逃げ出した。


萩生田と面会した文科省局長は「話すことはない」と口をつぐんだ。

る文科省職員は申し訳なさそうに、こう答えた。

「すみません。誰が漏らしたが、すぐ分かるので」
(敬称略、肩書は当時)


おわび―
加計学園理事長の加計孝太郎氏が大臣就任視いで訪問した文部科学相が林芳正氏(五七)とあるのは松野博一氏(五五)、農林水産相が斎藤健氏(五九)とあるのは山本有二氏(六六)の誤りでした。おわびして訂正します。


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