日本獣医師会が22日総会を開き、「広域的に獣医学部のない地域に限り新設を認める」という条件を獣医師会として国に要請した事は全く無いと否定した。
これは驚くべき出来事だ。
なぜなら「獣医師会の意見に配慮した」というこれまでの内閣府の説明が、根底から否定されることになるからだ。
さらに驚いたのは、総会後の記者会見で語ったとされる、北村直人獣医師会顧問の次の言葉だ。
すなわち、北村顧問は「『広域的に』との文言が入ったことは晴天のへきれき。『加計ありき』でこの文言ができたと感じた」と語ったと言うのだ。
これらの日本獣医師会の見解によって、今度こそ安倍首相の嘘はトドメを刺される事になる。
日本獣医師会もまた、文科省の若手官僚の謀反に勇気づけられて立ち上がったのだ。
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今後の安倍首相が悪あがきすれば、どんどんと同じ様な国民の反発が起きて来るだろう。
こころある国民は皆、今度の加計問題をめぐる安倍首相のやり方を許せないと思っているのだ。
もはや安倍首相は終わりだ。
野党の政局がらみの攻撃など、いまとなっては意味がない。
意味がないばかりか、安倍首相をつけあがらせるだけだ。
国民がこの日本獣医師会の見解を知れば、こんどこそ安倍政権の支持率は限りなくゼロに近づくだろう。
ところが、こんなに重要な獣医師会の22日の総会について、今日の大手新聞の中でまともに報じたのは東京新聞だけだ。
これでは国民は気づかない。
この期に及んでも安倍首相に忖度する大手メディアもまた、安倍首相と同罪だという事である(了)
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