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坂井 貴司 ·
もう少し辺野古にいたかったのですが、福岡に帰りました。
私の投稿に「いいね」をしてくださった全国の皆様、ありがとうございます。そしてシェアしてくださった方、心よりお礼申し上げます。
沖縄の人々の圧倒的多数の意志を無視して強行された辺野古新基地建設。これに対する座り込み闘争の応援に行きたいと思っていましたけれど、長期の休みが取れず、行くことができませんでした。
今回、ようやく行くことができました。映画『標的の村』の舞台になった高江にも行くことができました。
私は辺野古で何が起こっているのかを見ました。想像以上にひどい弾圧でした。昨年、韓国で私が見た朴槿恵政権による弾圧と同じくらいの暴力でした。ムルデッポ(高圧放水銃)がないだけでした。
海から見た埋め立ては無茶苦茶の一言でした。広大な美しい海をコンクリートで固めようとしていました。これが「安全保障」なのか、と呆れました。
座り込みに参加したことで、国家権力の暴力を身体で知りました。
機動隊員は「ご協力お願いします」と言いながら、私の手足をつかんで柵で囲った隔離場所に連行しました。野犬狩りの犬のように柵の中に入れられました。私は人間から犬になりました。日本国憲法、国連人権規約で保障された基本的人権を私は剥奪されました。権力は、私と座り込み参加者を動物に落とし込みました。
私は安倍首相の本性を辺野古で見ました。あの一見優しそうな、ニヤけた笑顔の下には、血も涙もない冷酷非情な冷血な本性が隠れている事です。顔は笑っても目は笑っていないワタミスマイルの経営者で自民党参議院議員と同質の冷血な男です。
これに対して、沖縄の人々と応援に駆けつけた人々は不撓不屈の闘いを行っています。
隔離場所に連行され、地面に倒れた座り込み参加の老人は言いました。
「私は守るよ。沖縄を絶対守るよ!」
人間としての尊厳がそこにありました。安全保障だの、日米同盟だのという戯言を吹き飛ばす叫びでした。
山城博治さんという傑出した指導者を知りました。
火のような怒りを爆発させると思えば、ユーモアとウィットに富んだトークで座り込み参加者を爆笑の渦に巻き込みます。権力に対する強い怒りと、闘う人々に対する優しさ、思いやり、責任感に満ちた指導者です。座り込み参加者に的確な指示を出して闘いを進めています。
初めて座り込みに参加した私が逮捕されなかったのは、山城さんの指示のおかげです。
私は座り込みをサポートする地元のボランティアのおかげで、座り込みをする事ができました。駐車場の確保、整理、辺野古ゲート前と駐車場、トイレの送迎をしてくださった方々です。この人たちの働きがなかったら、私は座り込みをすることはできませんでした。
そして、私を船に乗せて、埋め立て工事現場に案内してくれた辺野古カヌー隊の方々のご好意も忘れません。陸からはわからない埋め立ての現場を確認する事ができました。
福岡への帰り、私を駐車場へ送迎してくださったボランティアの方が言いました。
「私たちは平和な生活を求めているだけです。ジェット戦闘機や、オスプレイの騒音に悩まされることなく、事故や米兵の犯罪に怯えることがない普通の生活をしたいだけなのです。どうしてそれを本土の人たちはわかってくれないのでしょうか」沖縄の人々のこの切実な願いに答えるのが、「安全保障」に浸る本土の人間の責務だと思います。
![坂井 貴司さんの写真](https://scontent.xx.fbcdn.net/hphotos-xfp1/v/t1.0-0/p296x100/12540827_1262894577059670_1451702029590299760_n.jpg?oh=5e2e69f69ed890b0cfb5c56b539615e5&oe=5708E6DD)
御意
選挙で投票に行かないと・・・結果的に
自民党を容認したことと同じですよね.
安倍は早く退陣してほしいです
過去記事
私は軍国主義者です,米国で宣言:安倍総理
http://blogs.yahoo.co.jp/permer4_4/35143050.html