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【新潟県知事選】与党痛恨、野党共闘に“成功体験”与えてしまい…解散戦略に影響、TPP審議にも暗雲
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http://img.news.goo.ne.jp/img/ip_logo/sankei.gif安倍晋三首相のテコ入れ通じず 与野党の全面対決となった新潟県知事選は、安倍晋三首相(自民党総裁)と二階俊博幹事長が直々のテコ入れを図ったにもかかわらず、与党が手痛い敗北を喫した。共産党も推薦した野党共闘の候補勝利で“成功体験”も与えた形で、首相の衆院解散戦略にも影響しかねない。 自民党の古屋圭司選対委員長は16日夜、「誠に残念だ。県民の審判を厳粛に受け止める」との談話を発表したが、与党にとっては「残念」では済まされない痛恨の敗北だ。7月の参院選新潟選挙区でも自民党候補が野党統一候補に敗北。“連敗”を回避しようとしたが、県連や党幹部はことごとく状況を読み誤った。 自民党では、3期12年務めた現職の泉田裕彦知事が出馬を撤回した8月末の時点で、全国市長会会長も務めた与党候補、森民夫氏の楽勝ムードが漂っていた。その慢心が悪夢を招いた。 告示直前に出馬表明した米山隆一氏に想定外の接戦に持ち込まれると、二階氏ら党幹部が入れ替わりで新潟入り。首相自らも泉田氏と官邸で面会して“懐柔”に乗り出したが、流れは変わらなかった。党幹部は「準備が全然できておらず、現場がフル回転しなかった」と振り返った。「負ける理由ないのに負けた」 公明党の斉藤鉄夫選対委員長は16日夜、「国政への影響はない」とコメントしたが、額面通り受け止める向きは少ない。 与党幹部は、高い内閣支持率を背景に首相が来年1月にも衆院解散を断行するとの「解散風」を盛んに吹かす。だが、自民党幹部は「与党系候補が連合新潟の支援も得て、相手は共産党が主体。あらゆる手を打ち、負ける理由がないのに負けた」と分析。23日投開票の衆院東京10区、福岡6区のダブル補選で勝利したとしても、「選挙基盤が弱い若手を中心に態勢を立て直す必要がある。解散風は弱まるのでは」と語る。 新潟県は全国1位のコメ産地で、知事選では環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)も争点となった。それだけに17日から首相が出席して衆院特別委員会で行われる審議にも暗雲が立ちこめてきた。(沢田大典)****************************** 国民の信頼を裏切る所業の安倍政府。世論の支持率が高いだけで行けるという判断は?? だいたい世論調査の正確さは調査する側の意図で左右されることぐらいわかってるのではなかった。大手マスコミの提灯調査を鵜呑みにしてること自体、国民をなめている。連合新潟も、最終処分もできない原発から脱原発のエネルギー政策に変えようとする気はないのであれば、国民県民は表面のお付き合いでしかないのではないか。 国会答弁がまともであれば違ったろうが、一連の答弁を聞いてる国民は、大きな不安を抱えたということか。それがこの選挙に現れたのではないかと思う。安倍総理自らが爆弾を仕掛けたとは言い過ぎだろうか。
蓮舫氏は戸籍を公開すべきではない 安倍氏の戸籍を示せは、「15円50銭と言ってみろ」と同じ 日本の民主主義の劣化の象徴だ 弁護士 猪野 亨のブログ 2016/10/14
蓮舫氏の二重国籍問題は、当人に初動の対応には不手際があったものの、本来的にどうでもよい問題を極右勢力が執拗に攻撃材料にしてきたものです。
維新の会が悪乗りして禁止法案なるものを出すとか言い出す始末でしたが、自民党の二階幹事長が問題にすることではないと「静観」したときは、低レベルな言い掛かりはこれで終わったと思っていました。
「蓮舫代表に期待54% 二重国籍は問題にならない62.1% 二重国籍問題に終止符」
しかし、自民党内の極右勢力が蒸し返してきました。八紘一宇でお馴染みの三原じゅん子議員です。
安倍総理に対して、蓮舫氏が戸籍謄本を示すべきだと安倍総理に迫ったのです。その迫られた安倍総理は、何と戸籍を開示すべきと答えたというのですから最低と言えます。
「二重国籍問題が再燃、首相「蓮舫氏は戸籍謄本を示すべき」」(TBS2016年10月13日)
ところで三原じゅん子議員の質問は国民の信頼というのですが、一体、どのような「信頼」だったのでしょう。「国民の信頼を取り戻す方法はただ一つだと思います。政治家として、戸籍謄本を示し説明責任を果たすこと、これしかないと思っております。」
自民党所属の三原氏が何故、民進党の代表の国民の「信頼」を気にしているのか、よくわかりません。そもそも蓮舫氏に日本国籍があることは間違いないことであり、要は二重国籍状態が取りただされただけなのです。そうであれば蓮舫氏が戸籍を示す必要性など全くないどころか、これで戸籍を示すことは、この理不尽な要求に屈することにほかならず、すべきことではありません。
二重国籍状態の国民も増える中で、この国籍がアイデンティティだなんどという人たちは異常なのです。国籍かどうかではなく、その示す政策の問題です。
国籍が日本国籍であろうと、安倍氏のように国益を蔑ろにして米国に忠誠を尽くしたり、経済界の人たちのように海外で「節税」に励んでいますが、これらはみな日本国籍の人たちです。
「パナマ文書にみる富裕層の身勝手 これを擁護するのが自民党、右翼勢力だ」
結局、極右の人たちのいう国籍とは、「民族」と同義であり、要は日本という国のために死ねるかというのがその判断基準なのです。このような人たちの議論に振り回されること自体があってはならないことなのです。
この戸籍を示してみろ、ということで思い起こされるのがこれです。「15円50銭と言ってみろ」関東大震災が発生した際、朝鮮人が井戸に毒を投げ入れたという流言飛語のもと、自警団などが朝鮮人を見つけ出すため「15円50銭と言ってみろ」と言わせ、発音が悪いと朝鮮人だということで虐殺した事件が起きました。戸籍を示せとは、これと発想は同じなのです。
国籍問題に名を借りて、求めているものは実は「純血」なのだ
国会議員である以上、日本国籍を持つものに限定されるのは必然なのですが、それをもって足りるというべきです。二重国籍状態だから信頼を失うという関係にもありません。ここに蓮舫氏が戸籍謄本を公開するなどということはあってはならないことなのです。
蓮舫氏が戸籍を示すことは極右勢力に屈するということでしかなく、日本の民主主義の劣化を示すことになります。
今回の安倍氏の答弁は、日本の民主主義の劣化の象徴が安倍氏自身であることを示してしまいました。蓮舫氏の二重国籍状態の件について執拗に攻撃する人たちに振り回されてはなりません。