戦後初めてシビリアンコントロールが崩れた瞬間
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昨晩から続く「野田フランケン継接ぎ内閣」の速報。もぅカボチャ頭ばかりで呆れかえっていたところへ、バールで頭を殴られる様な衝撃が飛び込んで来た。
田中直毅防衛相の交代人事で、国士舘と並び「右翼教習所」と言われる拓殖大学大学院教授で元自衛隊将校の森本敏氏を指名し。全く何考えてる「野田」??。
防衛大学校9期卒で、元航空自衛隊の将校。
その後、時の防衛庁から外務省へ天下ったとは言え、バリバリの「元自衛隊制服組」。言い換えれば「民間人のシビリアンコントロールが気に食わないんだったら元自衛官をトップにつけちゃえ。」とノー味噌空洞総理?の短絡的思考。
日本には長く「シビリアンコントロール」と言う暗黙のルールがあった。
先の大戦での軍制服組の暴走を止められなかった反省から、戦後政権では如何に保守だろうと、軍事行政のトップを現役&元に限らず「制服組」を付ける事は無かった。若干の解釈の違いはあるが、さりとて軍事行政の頂点に自衛隊幹部が座るなど考えられもしなかった訳。
「シビリアンコントロール」の後ろ支えとなって来たのが「憲法第九条」。
しかし戦後60年を経て平和ボケしてしまったB層国民にとって「憲法」と言えば「少林寺」としか答えなくなる大バカモノが大半を占める中、元軍人が国家の軍事中枢を握る事が如何に恐ろしい事か?。ブログや通信を全て検閲する「統合情報法」の先鞭となってしまうかもしれない。
挙句の果ては、
「ねェ大臣、尖閣の中国船ウザいから、一発ぶっ放してもいい?。」
と現場からの声に、昔なら、
「何をバカな事を言ってる(怒)!」
と政治家大臣から一蹴される所だが、もしかすると森本氏なら、
「騒ぎにならん位でやっちゃえ!」
と言いだすに違いない。元自衛隊制服組の結束は、それ位恐ろしいのだ。
消費税増税とイイ、今回の防衛相人事とイイ…この国は狂っている。