長子は受験のための服を親子三人おそろいで作った。受験に縁起がいいと
言われている服屋で作ったらしい。
日向子は5校(?)もの小学校を受けるらしい。
壮太も幼稚園の頃は名門小学校に入るために勉強していたことが発覚。
だが壮太はそういう幼稚園に行くのが嫌で駄々をこねていたらしい。
英作は、受験用の親子三人おそろいの服なんて悪趣味じゃないのかと
あまり乗り気ではない。そんな英作に長子は面接の問題集を渡す。
自分は茶髪だから黒く染めないといけないと言ったり、受験にかなり
のめり込んでいる。
英作は、常子の東京でのマンションも探せないと愚痴をこぼす。
常子は大阪で引越しの準備をしていた。
常子は本間病院の後継者争いが起きるかもしれないから、日向子は落ちたほうが
良い、それに簡単に合格するものではないと勝手なことを言っている。
常子は自分の部屋を空けて伸彦の姉を入れるのだから、今の伸彦の姉のマンション
代が浮く分、お金をもらうとがめついことまで言っている。
長子が日向子を連れて幸楽を訪れた。近くに受験する学校があるので見に行き、
そうしたら、日向子が幸楽のギョーザを食べたいと言い出したらしい。
長子は髪の毛を黒く染めていた。
常子の愚痴をこぼす長子に、キミが一言物申す。そして、例のごとく、
聖子が調子に乗って嫌味を言い、いつも通り五月の悪口になる。
ほんとやなヤツ。そして、遺言の書き換えを勧めることも忘れない。
長子と日向子が岡倉に帰ってくると常子が訪れていた。
常子はもう自分で自分の住むマンションを探してきたと言う。
そして、長子に誠意がないと、自分勝手な言分を展開する。
常子の住むマンションは岡倉から10分ぐらいの所にあるらしい。
そして、日向子にも医者になってどうするみたいなことを言って去る。
散々日向子に医者になれと言っておいて、ほんとに自分勝手だな。
葉子が岡倉を訪れた。日向子には大好きなチョコレートケーキのお土産。
四人分の料理と部屋を予約していたらしい。政子と太郎と美智と葉子。
常子が近くに越してくるということで、長子と英作が夫婦喧嘩になる。
長子は常子と会わないように英作が防波堤になれと言うし、英作は
長子がそんなに冷たい女だったんだなと言う。
葉子、政子、太郎、美智の四人の会食が始まった。
美智が太郎に離婚の話をしたのだが、太郎は離婚する気は無いと答えた。
どうやら、それのお祝い(?)らしい。太郎は美智の両親と同居したとき、
最初は面白くなかったが、美智が献身的に両親を看護してる姿をみて、
惚れ直したらしい。
太郎たちは政子に家に帰ってきてもらうつもりだったが、政子は帰る気はない。
政子は葉子のそばにいてあげないとと使命感を感じているのだ。
葉子も葉子で、政子がいると迷惑だとは言えず、結局今までどおりか。
解放されるという葉子のあては外れた。
政子は政子で太郎は別れるもんだと思っていたのにあてが外れた。
宗方が、政子と葉子を迎えに訪れた。
三人でいると本当の家族に思えると政子。
個人的に政子が強調するこの三人の擬似家族、だいっ嫌いです。
日向子の受験の日になった。節子にお祈りする親子三人。
大吉は、お弁当と一族みんなが合格したというお守りを渡す。
大阪では、すぐに出たい常子と日向子の受験が済むまでは邪魔になるから
出させないと言う由紀とで言い争っていた。
長子達親子が帰ってきた。長子はダメだったと落ち込んでいた。日向子は
集団で遊ぶテスト(?)で途中でトイレに行きたいと言ったそうだ。
さらに、もう一校では、面接で日向子は両親のことを日向子にやさしいから
好きだが、夫婦喧嘩をするところが嫌いですと答えたと言う。
今日受けたところが第一志望だけに長子はえらく落ち込んでいた。
が、まだ受験は続くのでなんとか気を取り直そうとしていた。