
AMUSE×PEOPLE PURPLE ORANGE
2月22日 パルコ劇場
作・演出:宇田学
出演:音尾琢真、植木豪、東根作寿英、田島ゆみか、林剛史、柳澤貴彦、植村好宏、森下仁佐恵、袋小路林檎、鎌田亜由美、永田耕一、折笠富美子、山本崇史、山田幸伸
阪神大震災で実際に救助にあたった、神戸市の消防士達100人以上から話しを聞いて、この脚本ができあがったそうです。
あまりの被害の大きさに立ちつくす消防士達。
瓦礫の山に埋まっている人がいることを知っていても、本部の指示「呼びかけて返事がある場合のみ救出せよ。返事がない場合は、他の現場に向かうように。」を守らなければならなかった消防士達に対し、目の前の家族を救ってもらえない家族が浴びせる、容赦ない言葉。
自分の家族が亡くなったことを知っても、家族の許には行かずに救助を続けた消防士。
ひとりでも多くの人を救いたいと思いながらも、助けることのできなかった多くの命。
そのことを胸に、いまでも救助にあたる消防士の方々の、心情を思うと胸が痛くなります。
時々、笑いも含めながらも、消防士の日々の訓練の厳しさや、時には、自分の命を顧みず救助にあたる消防士の姿勢を知ることのできた芝居でした。
ただ、袋小路林檎のキャラクターは、ちょっと極端すぎて、私は素直に笑えませんでした。
もちろん芝居ですから、事実に即する必要はないのかもしれませんが、それ以外の部分が割と消防士の真摯が姿が描かれていただけに、訓練に対するふざけすぎた態度等が、消防士の仕事を冒涜しているようにも感じてしまいました。
おりしも、ニュージーランドで地震発生の日に観劇。
まだ、被害状況も知らずに観ていました。
遠い国で起きた地震に、たくさんの日本人が巻き込まれたことに驚いています。
阪神大震災、ニュージーランド地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りします。
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