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やっぱり「食」って大事だよね!

Over50、独身男の食卓に迫る。

冷蔵庫で熟成3か月、「ちろり納豆」。

2017年09月17日 | 食・レシピ

はい?勿論、商品名ではありませんよ。

今回の「ちろり納豆」は、普通のスーパーマーケットで購入した、カップタイプでは無く四角い発泡スチロールの容器に入り、蓋の内部にビニールフィルムが被さっているタイプです。45グラム1パックで、3パックで1パッケージの、極一般的な「納豆3パック」の商品ですね。

「ちろ」は「チロシン」と言うアミノ酸の一種。購入したまま冷蔵庫内で長期熟成。当然、賞味期限は無視。納豆菌が大豆の水分を消費しながら熟成し、大豆蛋白質も表面から納豆菌で分解され、チロシンが発生、凝固する為、大豆表面は焦げ茶色に乾燥し、チロシンの白い塊が表面に多く現れます。「チロった納豆」⇒「チロり納豆」です。

なお、この状態に成りますと、納豆菌が生成する粘り物質(ポリグルタミン酸ほかのアミノ酸類)が強くなってとても硬くなり、かき混ぜたくても硬くて良く混ざらない程に成ります。この場合、もうほとんどかき混ぜず、塊として食べる様になりますが、ポリグルタミン酸は、うま味成分のグルタミン酸(昆布のうま味成分。味の素などの化学調味料の原料の一部。)の仲間ですから、これはこれで、うま味が増した感じですかね。

チロシンでじゃりじゃりした食感と、乾燥して粘りも強く固まった「塊」で食べる食感も有って、通常の賞味期限内の納豆とは、かなり異質です。

納豆は、常温ですと1週間もするとカビが発生する事も有り、長期保存は難しいのですが、購入したまま冷蔵庫内で低温保存しますと、数か月の保存にも耐えられます。但し、食感や風味はまるで変ってしまいますから、人それぞれの好みで、とても食べる気にならないと言う人もいるとは思います。(その為、画像は掲載致しません。)

ですが、僕は、チロり納豆はチロり納豆で、結構好きなのです。

そもそも納豆は、古くから保存食とされて来た物でもある訳で、賞味期限にこだわる必要は無いと、僕は思っています。

チロり納豆の特徴の「チロシン」は、有名な「パルミジャーノ・レッジャーノ」と言うチーズのじゃりじゃり感そのものですし、「ポリグルタミン酸」も、うま味成分。

好きな人は、癖になるかも。

あ、でも今回は、わざわざ熟成させたのではなくて、膵臓炎で身体がダルく、三連休ですが買い物に出たくない為、冷蔵庫を漁っていたら出て来た物です。

本当にこの膵臓炎(自己免疫性膵炎)、厄介ですね。


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