三鉄浪板海岸駅(NOBO694.41キロ)~鯨山~三鉄岩手船越駅(NOBO704.98キロ、10.57キロ)
みちのく潮風トレイル(MCT)を北上すると、釜石と宮古の間は、箱崎半島に始まり、筋山、船越半島、重茂半島。そして今回の鯨山、「四つの象と一つの鯨」と言う方もいらっしゃるそうで、結構な難所です。本コースの鯨山は、相馬から北上(NOBO)で700キロ地点を越えるポイントになります。ここを5月末に歩いたので報告します。
注:最後の岩手船越駅の写真を差し替えました(2024/06/21)
仙台から車で三陸道を北上し、3時間半ほどで浪板海岸に着きます。そこに車を置いて鯨山へ登り、下って岩手船越駅に出て三鉄で戻ります。泊りは陸中山田のうみねこ温泉湯らっくす。今回は70歳になんなんとする男二人の有志の歩きをレポートします。
線路を渡って左手に曲がり、民家の間の坂道を道なりにしばらく上ります。標識に従い左折して更に右上の道に上ります。これで鯨山の登山道に乗りました。三陸道の下をくぐって少し上ると、以前映画化された風の電話が右手にあります。ここには肖像権が設定されている様ですので、写真は載せません。
その上の住宅が切れたあたりから登山道らしくなります。道はとても良く整備されています。しばらく行くと標高61mの1合目。その後も律儀に高度61m上るごとに2合目、3合目、、、と標識があって元気づけられます。
こんなみちのく潮風トレイル(MCT)の標識もあります。ここのは熊に引っかかれたのか、ボロボロになっていました。
林道を越えて更に頑張って上ると、駅から2時間位で山頂に到着しました。東北百名山です。小屋もありました。
まずは頂上から南方向には、吉里吉里海岸からつながる筋山半島、その向こうには御箱崎半島から千畳敷へ伸びる岬が見えます。
次いで、北側には明日から行く船越半島が見えます。手前には小屋鳥のあたりの海岸、一番奥には霞露ヶ岳が見えます。
山頂には鯨山神社があります。神社の前で昼食としました。
さて北東方向へ下り、陸中海岸青少年の家を目指します。こちらの道は急峻で、随所に鎖やロープが張られています。慎重に下ります。雪が有ったら少し厳しそうです。でも今はルンルンで1時間半ほどかけて青少年の家まで下ります。
青少年の家まで来てみると、あと5キロ程で船越駅で道も良好。当初5時の列車を予定していたが、頑張れば1時間後の3時の列車に乗れそうだと判断して、道を急ぎました。
何とか、三鉄の時間に間に合いました。浪板海岸へ一駅戻って車をピックして、陸中山田の宿へ向かいました。いよいよ明日からは難関の船越半島に挑戦です。
下記の写真は本州最東端の駅・岩手船越駅を4月に撮った写真です。椿の花がきれいでした。また駅前のお宅には鯉のぼりが泳いでいました。自由に動いて気持ちよさそうでした。竿の固定の仕方が独特です。昨年大船渡を歩いた時にも同様な吊り方がありました。三陸地方のやり方でしょうか?
上の2枚の写真は4月に通った際のものです。
これまで福島県相馬市から700キロを超えて歩いて来ました。本ブログでは、過去2回潮風トレイルを報告していますのでご参照ください。今後も可能なかぎり報告して参ります。また英語による報告もトライしたいと思います。 (TK)