ウォーキングの「グループわらじ」活動紹介

主に宮城県内で、楽しく歩いて自然に親しむをテーマに、毎月一回徒歩定例会を実施中。2023年1月で583回を数えました。

グループわらじ 第598回徒歩定例会もう一つの報告「杜の都の彫刻巡りPartⅠ」

2024-05-08 00:00:00 | グループわらじ徒歩定例会

先月4月の定例会を報告します。これまで2回にわたって報告しましたが、追加です。

グループわらじ 第598回徒歩定例会「杜の都の彫刻巡りPartⅠ」

2024年4月14日(日) 晴れ/曇り 参加者33名

 『花と彫刻』

名も知らない
小さな花が咲いている
名など知らなくて良い
足を止めて語りかける
「やあ君 ごきげんいかが」
何も答えてくれない
風がそよそよと語りかける
身を揺らして答えている
日が射して来た
顔を輝かせて答えている

公園に彫刻
行き交う人は気付きさえしない
「やあ君 これ君の名前」
答えてくれない
名前など無くて良い
鳥が来て止まった
くちばしでツンツンと語りかける
若葉からのこもれ日が
サラサラと語りかける
透明な壁の向こうから
私に呼びかける
「君もこっちにおいでよ」

(YD)


予告編:グループわらじ 第599回徒歩定例会「田代島・網地島ハイキング」

2024-05-01 00:05:00 | グループわらじ徒歩定例会

予告編:グループわらじ 第599回徒歩定例会「田代島・網地島ハイキング」

2024年5月19日(日)7:45集合

当日は仙台駅東口より貸し切りバスで移動しますが、バスの定員33名に対してまだ3名の余裕がありますので、参加者募集継続です。締切り日の5月10日前でも定員になり次第締め切ります。下記に行程の概要をお知らせします。

歩行距離は両島合わせて9.3キロ、標高差は網地島で約100m、田代島で70m弱です。では以下概要です。

問合せは、次のリンク一番下の「お問合せはこちら まで」、からお願いいたします。

2024年4月から2025年4月の50周年記念徒歩定例会までの行事計画 (biglobe.ne.jp)

貸し切りバスで三陸道経由、石巻から牡鹿半島の鮎川浜まで一気に進みます。鮎川港の待合室には派手なストピが

まずは対岸の網地島の長渡(ふたわたし)港に渡ります。

網地島では島を縦断します。みちのく潮風トレイルは一部林道を歩きますが、今回は時間の都合で行けません。網地港に着いて昼食です。近くにベーリングの像があります。

また熊野神社からは、対岸の田代島がきれいに見えます。

さて再び船に乗って田代島の仁戸田港から上陸します。

急激に猫の島を実感できます。海岸沿いに歩いて「漫画アイランドキャンプ場」へ、猫型のバンガローがあります。

ここから島の中心部へ上って行きます。途中には猫が我が物顔に。

島のえきです。

島のえきの先には、猫神社があります。

猫神社から大泊港へ下ります。(潮の干満の状況によっては仁斗田港へ戻る)

三度めの船に乗って、バスが待つ石巻の門脇港へ向かいます。

近くてもなかなか行けない所です。バス代と船代はかかりますが、是非ご参加ください。なお、朝は仙台駅東口を出て正面左側のエレベーター前で集合です。その後、下の「観光・送迎バスのりば」におります。(TK)


グループわらじプロモーションビデオ

2024-05-01 00:00:00 | グループわらじ徒歩定例会

1年以上前になりますが、2023年2月の常磐線旧線の廃線歩きの様子を元にして、プロモーションビデオを作成いたしました。是非ご覧下さい。そしてお試し参加してみませんか!本ビデオの作成には仙台市民活動サポートセンターのご支援をいただきました。ありがとうございました。

グループわらじプロモーションビデオ

行事計画へのリンクです。まず、2024年6月(第600回行事)まで

2023年4月から2024年6月の第600回徒歩定例会までの行事計画 (biglobe.ne.jp)

次に2025年4月(50周年)まで

2024年4月から2025年4月の50周年記念徒歩定例会までの行事計画 (biglobe.ne.jp)


グループわらじ 第598回徒歩定例会「杜の都の彫刻巡りPartⅠ」その2

2024-04-24 23:41:55 | グループわらじ徒歩定例会

定例会を報告します。今回14の彫刻を回りましたが、その後半の6作品です。

グループわらじ 第598回徒歩定例会「杜の都の彫刻巡りPartⅠ」その2

2024年4月14日(日) 晴れ/曇り 参加者33名

仙台市営地下鉄東西線薬師堂駅から若林区役所、榴岡公園、定禅寺通りまで前回報告しました。今回は、その次の西公園から太白区役所のゴール(地下鉄南北線長町南駅)までを報告します。

定禅寺通りから西公園に移ると、蒸気機関車C60の一号機と昨年再塗装されたこけし塔に出ます。広瀬川寄りを南下して、最初の彫刻が雨宮敬子「杜に聴く」、先ほどの勾当台公園の「時の広場」と同じ円形花壇の脇の「織姫」も雨宮さんの作品でした。

だんだんと参加者がのってきて、ポーズを取って写真を撮り合ったり盛り上がって来ました。この脇には常盤木学園発祥の地との石碑もあり、興味津々。

広瀬通を歩道橋で渡ると、屋台が出てお花見の最中。その脇に朝倉響子「ふたり」があります。これは同じ作品が札幌の芸術の森の野外美術館にあるそうです。

少し戻る様にして、中ノ瀬橋を渡り、地下鉄東西線国際センター駅への散歩道に入ります。駅前には荒川静香さんと羽生結弦さんのモニュメントがあります。これらを過ぎて、フランシスコ・スニガの「三世代」です。祖母と母子の3世代の感じ(量感や質感)が見事に表現されています。

横断歩道を渡って、新装なった市立博物館へ行きます。その前にあるのが、藤原吉志子「逓ー昨日・今日・明日ー」です。「明日に向かって人類の記録、地球の記録が配達される」博物館を表しているそうです。

博物館脇の茶室と伊達政宗胸像は、これも新装なった追廻公園の緑彩館に移されました。その緑彩館の前で昼食です。

さあ、昼食が済んだら今日の歩きの本番の登りです。標高差は100mちょっとですが、歩くイメージとしては大変。まず大橋を渡って、大手町を過ぎ花壇から評定河原橋を渡り、伊達家の霊廟のある経ヶ峰へ登ります。ここは観光客がいっぱいいる地域。でも経ヶ峰を下ると静かな住宅地です。その向山から八木山への裏道、ここが一番苦しい。雪が積もったらどうするんだと言いながら、住宅街の道を登ります。旧電子高で現城南高校のグランドまで来たら一段落。八木山神社前を過ぎると半分を過ぎたイメージ。八木山の尾根の中で一番長い「長嶺」の尾根筋を歩きます。近くに向山高校、向山小学、愛宕中学と向山こども園や東北大の寮のある文教地区を過ぎて行きます。大年寺山は仙台放送のTV塔を過ぎて野草園の入り口。なかは春の野草の宝庫。彫刻広場で山本正道「風の音」を見ながら鳥の声を聞いて大休憩。今日は風が弱く彫刻の穴を抜ける風の音は聞こえませんでした。抽象作品ですが木の中に溶け込む形だと思います。

さてまた入口に戻って、ここからは下るのみ。茂ケ崎の団地の中を下ります。三女高改め三桜高校の角で国道286号に出ます。あとは太白区役所へ一直線。建物の西側に建畠覚造「Waving Figure(波貌)」があるが工事の塀の中(一応見える様に配慮されていた)でした。4年前のコロナの時期に下見した時の写真を出します。

彫刻のあるまちづくり事業の24作品の中で、抽象作品は6作品。その中の一つになります。波打ったステンレスの作品は無機質である意味で発展を示している様でもあります。今回はここで解散となりました。

これで、3回かけて24の彫刻を巡る事ができました。葛岡から泉中央まで距離のある北部をどう回るか、1回で南の中田と東の園芸センターの2作品しか回れなかった行事の企画、そして今回の中心部の12作品と太白区の2作品をどう組合わせるか等々、悩みの多かった担当者のご苦労に感謝致します。

仙台市内には113もの彫刻が設置されているそうです。お気に入りの作品を求めて歩いて見てはいかがでしょうか?皆様、お試しあれ!!  (TK)


グループわらじ 第598回徒歩定例会「杜の都の彫刻巡りPartⅠ」その1

2024-04-19 00:00:00 | グループわらじ徒歩定例会

この日曜日の定例会を報告します。今回14の彫刻を見ましたがその前半の8作品になります。

「彫刻のあるまちづくり事業」は昭和52年に市制88周年を記念して始められました。一期、二期全24作品で事業は終了しましたが、同時進行で設置された野外彫刻は100作品にも及び仙台の景観を引き立てています。当グループでは過去に24作品を一通り歩いていますが、2021年から3回に分けて再計画しました。2回目、3回目は2022年に実施しましたが、1回目が(前月の高子同様)延び延びになっており、やっと今回実施できました。

グループわらじ 第598回徒歩定例会「杜の都の彫刻巡りPartⅠ」

2024年4月14日(日) 晴れ/曇り 参加者33名

今回仙台市地下鉄南北線薬師堂駅集合、33人集まってコース説明・準備体操など

まずは新しい薬師高砂堀通りを通って、若林区役所前の手塚登久夫「梟の森<月に吠える>」です。耳が付いているのでミミズクですね。その大きな頭に近所の子供さんか、クローバーの頭飾りが載せられていました。彫刻が愛されています。

ここから薬師堂に戻ります。仁王門の茅葺のふき替えが終わってきれいになりました。この辺のコースは前回12月の古木名木の行事と重なっています。

真直ぐ北上し、楽天モバイルパークを回って榴岡公園へ向かいます。まずジョージ・ツタカワ「杜のうた」、噴水です。冬期間は水が出ませんが、その時でも彫刻作品として見られるように工夫されているようです。

次が池田宗弘「旅人(羊飼い)」、私が仙台の彫刻で一番好きな像です。私が過去に訪れた中国の西部や中央アジア、そしてモデルとなったスペインの牧畜地帯の雰囲気が良く表現されています。真鍮を溶接して作られています。

そしてお花見の人々を横目に、この後は新装なった二十人町の通りをひたすら西進します。昔のX橋の所の橋は「宮城野橋」と呼ぶそうです。

勾当台公園に着きました。一色邦彦「季の杜に」男女が現在、過去、未来をそれぞれ感じている所の者を表現したそうです。間もなく取り壊される市役所をバックに写してみました。

向かいの市役所前に渡って円形花壇にあるのが、吾妻兼治郎「時の広場-Piazza del Tempo-」三角形の作品が時を刻む針として表現された抽象作品です。誰しも下をくぐり抜けたくなります。すると時計が回転を始めるような錯覚に陥ります。輸送時には梱包含め約7トンの重量があったそうです。以上で5つ回りました。

次は仙台の芸術文化の中心でしょうか、定禅寺通りを歩きます。彫刻は中央分離帯にあるのですが、交差点で中央分離帯から中央分離帯に直接渡れるところは少なく、いちいち車道を3回、それも信号が青になるのを待って渡って向かい側に着く所も多く、人数が多いだけに時間もかかりました。

まずは、けやき並木に囲まれ、周辺環境に調和した、仙台を代表する景観としても有名になった、エミリオ・グレコ作の「夏の思い出」です。この彫刻の前で観光客が同じポーズを取る姿は仙台の定番の写真です。ここから3点イタリアの作家が続きます。

次はジャコモ・マンズーの「オデュッセウス」

一番西側がヴェナンツォ・クロチェッティの「水浴の女」、3つの作品の中で一番大きいです。今回は具象作品が多く見ていても分かりやすい感じがします。(後半へ続く)

彫刻の解説は、仙台市発行の「杜の都の彫刻めぐり」(平成18年改訂版)によりました。ありがとうございました。また写真は今回の2024年4月撮影の他に、2020年12月と2024年3月の下見時に撮影したものを加えています。   (TK)